「ぼろは着てても こころの錦 どんな花よりきれいだぜ~♪」出だしから水前寺清子さんの「いっぽんどっこの唄」を口ずさみながら、『夢屋国王』は、昨日、山形市内で開かれる会議に向かったのであります。
午前中は、既に結論の出ている形式的な会議であるし、職場の仕事もひと段落…午後から休みを取って、久し振りに『沼の辺のおんつぁま(おじさん)』に会いに行くと決めました。
「沼の辺のおんつぁまが、危篤らしいので会いに行ってきます…。」職場の釣り仲間に、隠語を残し、意気揚々と山形の会議に向かったのであります。会議もそこそこに、まずは腹ごしらえ。手打ち生そば「まるごまるご」の定番「大もり天(800円)」…通いなれた常連さんは、「もり天切って!」と注文いたします。「げそ天」が噛み切れずに苦労するので「切って!」を付け加えるわけですが、私はまだ歯が丈夫なので、そのままの形状でガブリと…(苦労しました^^;)
20年前に比べるとこれでも盛りが減りました。午後の会議や講演の前に「大もり天」を食べて出席すると『じごぼっちゃ(お腹が一杯で動けない)』状態になって仕事にならなかった記憶があります。
鱈腹食べたお腹をさすりながら、山形市内の「沼の辺」に向かい、餌を打つこと1時間。梅雨の晴れ間に現れた、虎の子の1枚『沼の辺のおんつぁま』であります^^;
魚は居るのですが、餌に興味を示さず『カラツン(浮きは動くがヒットしない)』状態。それでも、久し振りの釣行にゆったり気分を味わって参りました。
本来のお仕事、『国勢調査』は執務室のお掃除に使ったバケツを這い回る「ミノガ」…ミノムシであります。ミノムシは、木や壁にぶら下がった状態をイメージしますが、彼の場合、国王の自宅の南天の萼(ガク)を身にまとい、ちょっとばかりファッショナブル…さらに、安住の地を求めようと、画像のように身を乗り出してバケツの縁を一晩かけて一周しておりました。
彼の衣服を剥いで、ビーズの中に入れてやれば、これまた、きらびやかな衣装を身にまとうことになるのですが、今日は、充分オシャレなので許すことにします…^^;
「若いときゃ 二度ない どんとやれ 男なら 人のやれない ことをやれ~♪」と「いっぽんどっこの唄」が良く似合うナイスな奴であります。
No.021 チャミノガ Eumeta minuscula 昆虫綱 鱗翅目 ミノガ科
幼虫の大きさから、一般的な「チャミノガ」と思われます。成虫は決してきれいな蛾ではありませんが、こうして持ち家と共に快適な場所を探す姿は、優雅な生活者を思わせます。大型の「オオミノガ」は、外来種である「オオミノガヤドリバエ」の寄生により絶滅危惧種に指定されているようです。