その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

生きて帰ること

2015-01-24 21:27:32 | 暮らし

バロンドール4度受賞のメッシ…いえ、飯が先!

犬はコタツで丸くなる^^;
水曜日の晩、友人『ノロ社長』の新会社設立前夜祭に訪れて以来、『茶トラ隊員』は出社拒否の状態であります。ネズミ警備の報酬(エサ)として、キャットフードと若鶏の手羽元(骨)を置いてあるのですが一向に減った様子がありません。そして、花の金曜日、今夜は鍋焼きうどんと熱燗で…『第2サティアン・テラス』で薪ストーブを点け、ちびりちびりと盃を傾けておりますと「ガリッ!ガリッ!」と硬い骨を噛み砕く音…凍え死んだかと心配していた『茶トラ隊員』は、猫まっしぐらのキャットフードではなく、豪快に手羽元にしゃぶりついておりました。(まずは、消息が確認できて良かった、よかった。)
「消息」…人命優先か自己責任か…危険を承知で「イスラム国」の取材に出掛け拘束されてしまったカメラマンの湯川さんとジャーナリスト後藤さんの解放(身代金の支払い)を巡ってネット上で論争があるとか…事の大小はあるかも知れませんが、この正月にも山岳事故が続きました。中高年の雪山登山やボーダーによるコース外滑降…ルール無視による身勝手な行動に地元山岳救助隊員の憤りは計り知れないのであります。国民の知る権利であるとか報道の自由などという美名で覆い隠し、無謀な取材を正当化する前に、帰国後の高額報酬と売名を目的とするならば、出国前に「一切の事故に関しては、自己の責任であるから救助等の要請はいたしません。」くらいの誓約書を外務省に届けて欲しいものであります。(取材ソースは、秘密ですなどと言い訳するでしょうけれど^^;)


「鍋焼きうどん」のはずが「味噌煮込み」のようdesu^^;

中高年者による登山も実は同じようなものであります。自分の体力や体調、装備や携行食etc.ハイキング程度のコースだと思っても、最低限のマナーとルールは守るべきなのでありますが、もう来れないかも知れないからなどと、体調不良にも関わらず登山を強行することなど愚の骨頂と言わざるを得ないのであります。スノーボーダーによるコース外滑降なんて、もう語るに及ばない蛮行でありますよ。サポート隊が付いているテレビ映像に憧れて、ボードの構造も考えずに新雪の山に入って行くなんて、雪国の人間には考えられない。雪崩などの二次災害を考えれば、救助隊員が「何を考えているんだ!俺たちだって命懸けなんだぞ!」と怒る気持ちが手に取るように分かるのであります。
「必ず生きて帰ることが本当の冒険だ。」と語っていた冒険家「植村直己さん」でさえもマッキンリーで帰らぬ人となってしまいました。入念な準備期間と装備をしても事故は起こってしまうんです。ルールを無視して他人様に迷惑だけは掛けないでくださいな。それでも、救出に向かうのが日本人の気質ではありますけどね^^;

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする