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冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

あの 牟田 悌三 さんからエールをいただきました。

2006年03月11日 | 冒険遊び場たごっこパーク
牟田悌三さん--(日本子どもNPOセンター代表理事、世田谷ボランティア協会名誉理事長、チャイルドライン支援センター代表理事。TBSドラマ『ケンちゃんシリーズ』の父親役等テレビ、ラジオ、舞台、映画に出演。中学生と障害のある中学生の交流活動を10年間続ける中でボランティアのあり方を学ぶ。文部省(当時)中央教育審議会15,16期専門委員。96年せたがやチャイルドライン開設。著書に『大事なことはボランティアで教わった』(リヨン社)、『むた爺のつぶやき』(文藝春秋企画出版部)ほか。)
  
 今の子どもたちは何でも与えられすぎていて、「不足」ということを経験することが不足しているんですね。
 人生にはいろいろな局面があって、何か困った状況があったときや不足した状況が起きたときに、今の子どもたちは対応できないんじゃないかと。
 私は、子どもが自分で何かをみつけるチャンスをあげることが大切だと思います。
 結局、自分でみつけたものでないと、ほんとに自分のものにならないんですよね。

 私が関わりのある、世田谷の冒険遊び場(プレーパーク)でも、きれいに作られた遊び場ではないので、いろいろな不足があるんですね。
 でも、子どもたちは不足があるから、工夫をして遊ぼうとするわけなんです。

 子どもたちには、「感動」できるチャンスも少なくなっているんです。
 今は世の中に刺激や情報が多すぎて、少々のことでは感動しなくなっちゃってるんですね。
 だからほんとの感動を味わうには、プロセスをあげることが大事なんです。
 すぐに得られる感動なんてないわけです。
 プロセスに感動があるわけで、感動は次なる挑戦への意欲を生み出します。

 冒険遊び場「たごっこパーク」のような取り組みでは、プレーリーダーと呼ばれる大人がいるわけなんですが、遊びのプロセスを指導するわけではないんです。
 大人があぁやって、こうやれば、楽しく遊べるよってやってしまったら、子どもたちは、本当に楽しい遊びのプロセスを経験することができなくなっちやうんです。

 子どもの遊びは、危険すれすれのことをやったりするときが一番快感なんです。 遊びの要素の中からリスクまで取り上げてしまうと子どもは遊べません。
 手作り遊具や火遊びなど、そういう遊び体験の中でこそ学ぶものがいっぱいあります。
 また、人間は自分が悩んだ時、それを受け止めてくれる仲間がいることが大事なんです。
 今、子どもたちは親とも先生とも「マジ」に話すことができない状態にあると思うんです。
 プレーリーダーという大人は、子どもたちが「マジ」に話すことができる相手です。
 冒険遊び場活動はそんなことを目指している活動でもあります。
 世田谷のプレーパークは、毎日開設されているので、ここに挙げた効果がよりはっきりと出ています。
 冒険遊び場「たごっこパーク」も子どもたちの日常の居場所として運営されるようになることが期待されますね。

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