講演会でよく聞かれる質問の一つが「ボランティアとかいないんですか?」というもの。
今日のたごっこパーク。
ボランティアがいないので、僕が椅子にペンキを塗っていたら、男の子が一人
「たっちゃん、何、やってるの?」
「ペンキ塗りだよ。」
「僕もやる。」
男の子が塗ってると、女の子が
「助手やるよ。」
とペンキの入った容器を持つ助手を買って出てくれました。
また、別の女の子がやって来て
「現場監督やろっかな。」
焚き火まわりのベンチも僕が「腰痛ぇ〜」なんて言いながら塗ってたら、若者くんが
「大変そうだね。代わろうか?」
ボランティアがたくさんいると、僕のペンキ塗りの仕事を代わりにやってくれると思います。
それは、子どもたちが遊びの一環として取り組むペンキ塗りの機会や若者が遊び場づくりに参画する機会を奪うことになっちゃったりするので、積極的にボランティアを募集しないようにしています。
それに、ボランティアがたくさんいると、子どもたちがペンキ塗りをやり始めた途端に
「おばちゃんがやってあげるよ。向こうで遊んできな〜」
なんて場面や
若者がやり始めたら
「こっち側から塗ったほうがいいよ。刷毛はこういう使い方で。ちょっと貸してごらん」
なんて場面も生まれちゃうかもしれません。
子ども・若者の主体性を奪わないために、興味関心の幅を狭めないために、手持ちの力を使って何かに貢献したいという気持ちを大切にするために、積極的にボランティアを募集しないようにしています。
あ、でも、あ〜それわかる!という方のボランティア参画は大歓迎です。
幼児2人 小学生6人 青年10人 子ども18人 大人8人 計26人