一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

『 2011年度  私が選んだ今年の酒十傑 』   2011/12/31

2011年12月31日 23時55分15秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 中田英寿が選んだ晩餐会の十八酒 「あまから手帳」1月号)

十四代・磯自慢・義侠・東洋美人・伯楽星・美丈夫・明鏡止水と錚錚たる顔ぶれが並んでいる。

 

■2011/12/31 (土)

2011年も残すところ1時間を切ってしまった。 今年の持ち時間 8,760時間目にこれを書いている。

「人の記憶は風化する」 それは決して悪い事ばかりではないだろう。

人は、忘れることによって救われることも少なくないからだ。 でも忘れたくないことだって当然ある。

さて あれは、 いつだったか?  今年の初めだったか? 去年の後半のことだったか? なんて

迷うことも多い。

でも書き留めてさえいれば、記憶が鮮やかに蘇えることもあって、重宝したりする。 

そんなことで 来年も引き続きこのブログ続けていければ と思っている。  勝手なモノローグだけど・・・  (一文字)

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今年は12回 毎月末に 「私の酒五傑」を書いてきた。 振り返ると◎をつけた銘柄は、22銘柄。

本当は、まだ飲みたくても飲めなかった酒が沢山あるが、毎月の五傑は、機会を見つけ

縁があって飲んだ酒ばかりである。

いつも書いているが 純米大吟醸・ 大吟醸は外している。

それは、当然値段が高くなることと(一升瓶なら上限3300円までの酒を選択範疇にしている) 

米を削り過ぎたものを比較することが、あまり意味をなさないと思っているからである。

「あれだけ削って 美味しくてあたりまえだろう」と 私はついお米の味方をしてしまう。

たとえ精米率が低くてもこんなにクリアで旨味が出て、安くて美味い酒という方に魅力を感じてしまう。

 

■そんなコストパフォーマンスも大いに加味して、やはり印象度と好感度で、記憶が風化しない内に

『2011年度 私の酒十傑 』 書き留めておきたいと思う。   一蔵一銘柄

 

▼ 『 2011年度 私の酒十傑 』 

一. (愛知) 「義侠」 山田錦・特別栽培米 純米

二. (栃木) 「仙禽」 愛山

三.(愛知) 「醸し人九平次」山田錦 うすにごり

四.(広島) 「亀齢」 亀齢萬年

五.(三重) 「酒屋 八兵衛」 伊勢錦

六.(静岡) 「開運」 特別純米

七.(千葉) 「聖泉」 純米無濾過

八.(山口) 「貴」 長州産山田錦 

九.(宮城) 「あたごのまつ」 ひと夏の恋

十.(高知) 「安芸虎」 吟の夢

次点(山形) 「かっぱ」うすにごり

 

 

▼ 月次(五傑)に◎はなかったが、1年コンスタントに好印象だった酒(純米) 

 ・(奈良)「梅乃宿」 特別純米 ・・・呑処「まるしげ」不動の定番酒

▼ 印象的だった本醸造酒

・(岐阜) 「禮泉」

 

今年は、美味しい酒との出会いに恵まれました。 更に来年も!と

期待してやみません。 皆様も、どうか良い年をお迎えください。 

(寅)

 

 

 

 

 

 


大晦日 さすがにお酒は良く売れてるな   12/31

2011年12月31日 21時48分50秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 猩々「備前雄町」純米大吟醸・16BY熟成酒 Le Sake ) 2011/12/31  14:30

 

■2011/12/31(土) 晴

14時過ぎに「エポックかつらぎ店」に寄った。 昨日・今日とどこの酒屋さんも大忙しのようだ。 

昨日ほどではないものの酒類をまとめて買い込みに来られる人が、盆前とこの年末は特に多い。

▲2011/12/31  14:00  エポックかつらぎ店 看板

店に入ってしばらくして エポックの藤井部長が私に 「来年の篠峯オリジナル酒のラベルデザインがほぼできあがったので」と特別に見せてくれた。  

今年私がこのブログで、「春も 夏も 秋も 季づくりの酒なのに季節感のない色・黒色を使うのはいかがなものか?」と辛口のコメントを書いたのを目にされ、

検討されていたようで、今度は、季節感を出したラベルになることを伺った。

季節ごとに酒の発売が楽しみになるだけでも その効果ありだと思う。

実は、今日は久保本家の「初霞」を買うつもりで「エポックかつらぎ店」に寄ったのだが、久保本家の酒は「どぶ」を除いて全て売れてしまっていた。 

仕方ないので違う銘柄を探すことにした。

▼店の中では、デジタルサイネージ(電子看板)で、「篠峯」のPR画像が流れていた。

ただ家には 「風の森 初しぼり」「風の森 古酒」「篠峯 純米吟醸しぼりたて」「梅乃宿 純米吟醸・季づくり生」があるし、

先日しげちゃんからもらった「美丈夫 うすにごり」もまだ飲んでないので、そこそこ揃っているものの 折角の休みなので、

いつもとは違う銘柄を試してみたくなった。 「作」「玉川」「千代の光」も飲んだことあるし・・・な~

 

で迷った末に買ったのが、この 「猩々 雄町純米大吟醸「Le Sake」」 なんとなくワインっぽい見かけだけど 中身はSake 日本酒だ、

それも雄町 純米大吟醸。

奈良市の手打ち蕎麦屋『雄町』で見たのが最初で、この酒が、16BY(要するに平成16年に仕込んだ酒)というのと奈良市で私の知る主な酒屋では、

これが売り切れになっていることから購入を決めた。

純米大吟醸は、私のタイプではないが、最近日本酒の古酒にも関心が広がってきているので 熟成酒というのが購入の大きな理由になるだろうか。

猩々は、吉野川沿い近くに蔵があって、先日奈良の元興寺前で飲んだ本醸造が、ここの酒だった。 ふんわりと飲みやすい酒だという印象を持った。

さて これはどんな感じだろう。 飲んだことのない銘柄へのチャレンジは、そんな未知への期待とドキドキ感があっておもしろい。

2012年 期待感とドキドキ感を日本酒に求めてしまうのは、いけないことだろうか・・・?

(寅)

 


好天に恵まれ これぞ葛城日和(カツラギビヨリ)の大晦日  12/31

2011年12月31日 20時13分15秒 | 風の噂の「お天気たち」

( 奈良県葛城市寺口より 大和三山(東方)を望む )2011/12/31   13:00

 

■2011/12/31(土) 晴

大晦日をこんな穏やかな好天で、年を越せるなんて何年ぶりの事だろう・・・

さすがに 20年くらい前からブログを書いて入ばわかることだろうが、確か昔も何度かあったような・・・

みたいな感じである。

大晦日、妻は朝から おせちづくり、私は鏡餅とお屠蘇の準備

昨年は、オールナイトでカウントダウン年越しをして元旦から午前様で、かなり顰蹙(ひんしゅく)をかったので、今年の私はおとなしく、今日の天候のような穏やかな年の暮れである。

今年もようやく最終日を迎えられたと思うと 正直ホッとする。 この時代、もっと激動の渦に巻き込まれるのでは!? と思っていたのも事実で、何があるかわからない度合いが、年々高くなっているように感じる。

一番最初の写真は、その穏やかなりし今日・大晦日の昼すぎの葛城山を撮ったものだが、あと2か月もすれば雪一面  そして梅雨場にはその葛城山も雲に隠れて見えなくなる。(今は想像つかないだろうれど)

 

 ( 左は金剛山・右は葛城山  葛城市東室より) 13:30

10ケ月ほど前  http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/fb646bb31858b39e47b3db43ec3e5131

半年ほど前   http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/93c23d260ca151e580ec4552daa94e5f

 

こうやって季節を積み重ね、1年が巡り、同時に人は年を重ねていく

今日の天気のような穏やかさで、来年一年 世界が平穏に時間が流れていくことを望んでやまない。

(寅)