( 紫陽花と表紙を飾った掲載誌 「そふ珈琲」福岡 )
■2015/6/12(土) の手記 つづき
カウンターであじさい花を眺めながら 「それにしても 紫陽花という漢字は、良くできているな」と思った。
この漢字三文字を造ったのは、8世紀の中国の詩人として有名な白楽天
ところが近年、その当時の中国にはあじさいが無く、どうもライラックに名付けたのではないか
と言われている。
日本では、それより早くあぢさゐは、万葉集に読まれていたが、まだこの漢字は使われていなかった。
平安時代に中国から言葉を持ち帰った僧が、白楽天の紫陽花という漢字をあぢさゐに当てて今に至っている
と言われる。
当然のことながら ライラックに紫陽花を当てた中国ではその漢字はすたれ、
あぢさゐに紫陽花の漢字を当てた日本では現代に生きづいている。日本人ならではの、とりこんで
うまく自分のものにする姿勢が、そんなストーリーを作った。
薄紫色して 太陽のようにまあるい 花
大詩人白楽天には悪いが紫陽花の三文字は、あぢさゐにこそ相応しい漢字と言い得て妙だと感じる。
あいにく晴れ男の私のため 福岡前日までの雨予想が 曇りのち晴れとなったのは紫陽花には
気の毒な気がするが、、「六月には紫陽花がよく似合う」と今更ながら思うのだった。
「どうも 雨の天気予報が外れましたね」と私が言ったところから
話しは、かき氷へと発展。
マスターが取り出して見せてくれたのは、2年前の「シティ情報FUKUOKA」8月号
この店「そふ珈琲」のコーヒーかき氷が表紙を飾った為
反響が大きく、今年も かき氷はいつからですか? の問い合わせが増えているのだそうだ。
それにしても凄いな 「シティ情報FUKUOKA」は、老若男女県民なら必ず知っている雑誌だと
聞いているだけに 表紙を飾ったかき氷を私も次回是非食べてみたいと思った。
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( 2年前の8月号 表紙を飾った そふ珈琲のコーヒーかき氷 )
もうひとつ 人気が、あまおうを使ったかき氷
春先から「あまおう」を仕込んで、この夏の為に冷凍庫で保管しているのだそうだ。
こちらの方が、数に限りがあって更に人気なのだそうだ。
氷の看板・マスターとふたつのかき氷がしっかり中で紹介されていた。
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この日、私がお土産で渡したのが、瓢月堂の「大阪プチバナナ」
ムッシュマキノがプロデュースして10年目を迎えるお菓子で、
3年ほど前には最近評判の菓子の一つとして 瓢月堂の母と息子が良くTVに出ていた。
珈琲好きな人に手土産に良く使う菓子でもある。
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コーヒーゼリーだけでは、落ち着かず 〆はやはりホットコーヒー
シングルオリジンのコロンビアを頂いた。
カウンターの上のペンダントライトが、まるで満月のように映りこみ
私は勝手に ムーンフロート コロンビアの満月 と呼んでコーヒーを楽しんでいる。
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(「ムーンフロート」 別名 コロンビアの満月 と私は勝手に名付けている)
プチバナナの御礼というわけでもないだろうが、マスターの大好きな祖父が
現在、鳥取県倉吉に住まわれていて そこから届いた クレオパトラⅡというメロンを頂いた。
これがとっても甘くて 品のいい味だった。
「倉吉は、遠い昔、鳥取から車で大山に向かう途中 寄ったことがありますよ
とても道が走り易かった印象が今も残ってますね。」と想い出を口にしてた。
今度改めてゆっくりと訪れたい街のひとつ。
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(ロールケーキにも使ったという甘くて品のよい味わい クレオパトラⅡ)
マスターの奥さんが、おめでたで8月末ご出産の予定。
今後は、ケーキ作りの影響や店の変則営業時間もありうるとのことだったが、
家族が増えるめでたいことだけに過ぎてしまえば何てことはないだろうと思った。
関西に戻ってもここのコーヒーが飲みたい時のために自分用に
オリジナルパックを5袋(650円)を買って帰ることにした。
一杯500円のブレンドコーヒーが家で5回楽しめる。
コロンビアベースのブレンドで、オーダーした商社や製法について
細かい説明をして頂いた。
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21時30分 およそ1時間の滞在
「ごちそうさま。今度はかき氷を食べにきますから」と言って店を出た。
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さあ、これから新幹線で小倉に引き返すぞ~ まずは博多駅へ急ぎ足
「ネルドリップ珈琲」の看板が「また来てね」という感じで見送ってくれた。
おしまい
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(寅)