一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

「2011年11月度 (霜月)私の酒五傑」  11/30

2011年11月30日 23時30分50秒 | みんな~愛『酒』てるかい

■2011/11/30(水)   

早いもので、今年も1年の内11ケ月目が終わりに近づいた。

1ケ月を残すだけとなってしまった2011年・・・

と振り返ると 盃の底に僅かに残った

お酒のようにも思えてくる。

 

三月の東北大震災から八か月が過ぎた。

その傷跡は、いかばかりだろうか

寒くなる季節を迎え

みちのくへの

思いは

熱い

 

毎月末に発表している

 「私の酒 五傑」

一日も早い震災復興を願いながら、今月も続けたいと思う。

それにしても今月も、良く飲んだ。  10月と同様に、お酒を良く飲んだ月となった。

▼今年十一回目の酒五傑(2011年11月度)の発表である。

※ 前にも書いたが、大吟醸・純米大吟醸 又小盃1杯程度はここには入れない。

だから 今月も、美味しいきき酒をする機会に恵まれたが、対象外

そして一蔵一銘柄としている。

 日頃常飲する酒として長く付き合えるもの

春夏秋冬 日本の食事と共に楽しめる日本酒の良さを一人でも多くの人にわかって欲しいと思っている。

 

評価の基準は、印象度  ( いかにまた次に飲みたいと思ったかの思いが強い順。)

言葉を変えてみれば、別れてもまた会いたくなる人の順 のようなものだろうか

自分としては、いたってシンプルな尺度だと思っている。

※ ちなみに 先月は、  http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/m/201110

 

▼ 『2011-11月度』 酒五傑

◎(愛知) 「醸し人九平次」純米吟醸・山田錦  ◎(栃木) 「仙禽」愛山

◎(高知)「安芸虎」吟の夢

〇(愛知)「義侠」山田錦70  〇(福岡)「寒北斗」純米・山田錦   

(書評)

◎(愛知)「醸し人九平次」山田錦  是非もう一度飲みたい酒。 長々と書くには及ばない。

◎(栃木)「仙禽」愛山  言わずと知れた(・・・私にとって)仙禽 愛山 味わいの深さを見事に表現

◎(高知)「安芸虎」吟の夢  旨味ののった味わいは、美味しいのひとこと。 中央にさほど知られていない銘柄のはずだが、さすが高知。 こんな酒があるとは・・・と唸らせる味わいは、高知酒のレベルの高さをうかがわせる。

〇(愛知)「義侠」山田錦70  五傑に入るのは初めてではない。その日は、この酒だけを飲んだのだが、さすがに義侠は、味がのっている酒だと改めて感じた。 「関西だとどこで買えるんだろう?」 といつも気になる銘柄 

〇(福岡)「寒北斗」純米・山田錦  燗で戴いた。 地元の米・水・人。福岡・筑豊の風土と歴史を感じさせた冬の北斗星

次点 △(大分)「西の関」純米   高知の「酔鯨」吟の夢かこちらか迷った。 やはりコストパフォーマンスの高さと飲み飽きしない味わいで、こちらに軍配だ。 他の酒のレベルが高すぎて次点になってしまった。 いつもながら食事に合う、ほんのり甘めの味わいが嬉しい。

今月も、いろんな処でいろんな銘柄を沢山飲んだ月となったが、あくまで、印象深い酒というところを判断の基軸にしている点をご理解いただければと思っている。

(寅)


我が家のメニュー大根汁が、西田辺「まるしげ」でデビューした夜   11/30

2011年11月30日 23時16分10秒 | 向こう見ずな「食べ物」?

( 大根汁  大阪市西田辺「まるしげ」 ) 2011/11/30

 

■2011/11/30(水) 晴

今晩、大阪・西田辺の立呑処「まるしげ」に我が家のメニュー「大根汁」がデビューした。

お酒を飲んだ後で、熱くなった胃を鎮めるため、食べやすく且つ胃がもたれないものということで、

我が家のシンプルメニューを持ち込んだ。

味噌は、鹿児島のカネヨ薩摩味噌。 麦味噌で、甘い味が特徴だ。 大豆味噌でなく麦味噌を使うのがコツ。

だしは、基本いりこだし。 これに銀杏切りした大根と使うあげは乾燥あげ(南関あげor松山あげ)

そして しょうがのスライス  最後にネギをのせるだけだが、これが我が家の汁もののすべてのベースになる。

 (だから 今後何かと役に立つと思って すすめてみた。)

これに ごぼう・さといもを入れると 田舎汁。

さらに 寒い時には、ニンジン・こんにゃくに 鮭の切り身に 酒粕を使って粕汁。

鮭の代わりに豚を さといもの代わりにじゃがいもを入れ 豆腐も入れて豚汁。

といった具合だ。 全てこの大根汁がベース。

基本は、大根汁という妻のメニューを お酒を飲んだ後のメニューとして加えてはどうか と 先日

しげちゃんに 薩摩味噌を2Kg提供したのだった。

それで第一号が、写真のコレ。 初めてにしては、味もなかなかの出来だった。

酒を飲んだ後を想定しているので、もう少し薄めでいいかもしれない。

まあ何事も試してみて お客さんの反応を見るのが一番。

明日から師走の入り、本来の師走らしい寒さとなれば 案外活躍しそうなメニューだと内心期待している。

(寅)

 

 

 


西田辺「まるしげ」で長居「hana」のマスターと一緒に飲んだ夜   10/29

2011年11月30日 02時32分45秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 高知「安芸虎」純米吟醸・吟の夢  大阪市西田辺「まるしげ」) 2011/11/29

■2011/11/29(火)

今晩、西田辺「まるしげ」に長居のhanaのマスター田村さんが来店してくれて、スタンディングで一緒に飲むことができた。 これは嬉しい。

「一度一緒に飲みましょう」と言われ続けてからなかなか実現しそうでしなかったが、待つこと3時間、今夜が実現の夜となった。 

▲( おでん三品盛りと「安芸虎」純米吟醸)

 

地下鉄の駅ひとつ違うだけなので、これからは、私が共にひいきにしている両店がタッグを組んでお互いいい店になって欲しい。

洋酒なら長居の「hana」で、日本酒なら西田辺の「まるしげ」で、とまず言われるように。 そしてあと何店か参加してくれれば、バルサークルもできるように。 西田辺・長居でバルイベントも悪くない。 

▲( 鯵の南蛮漬けと「梅乃宿 季づくり生」)

 

年明け1月に 田村さんとしげちゃんと私 それに愛ちゃんとI君の5人で、「京橋パラダイスツアー」をやろうということで今晩話しがほぼまとまった。 酒飲み・酒好きの立ちの聖地巡礼も悪くない。

酒つながりは、仕事つながりとは違った楽しさがある。 酒のロマンに魅かれて、あと1月足らずとなった来年もさらに一歩奥深い境地に踏み込んでみたい。

(寅)

 


東京駅で存在感を示していた奈良の酒こそ「梅乃宿」  11/28

2011年11月29日 01時34分10秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 梅乃宿ミニ樽 東京駅チカ「はせがわ酒店」) 2011/11/28  18:40撮影

 

■2011/11/28(月) 曇

新宿で二社目のカタログ制作打ち合わせを終えたのが、午後6時すぎ、帰宅の途に着くべく東京駅に向かった。 終日曇り空だった新宿もその分 クリスマスのイルミネーションが、師走まもない気分を盛り上げていた。

前回千葉・幕張の出張時もそうだったが、時間の無い中でも、東京に出向いた際に必ず覗くようにしているのが、東京駅・駅チカ「はせがわ酒店」だ。 さすがに日本を代表する酒販店だけに置いてある酒は、どれも名だたる銘酒揃い。 並んでいる棚を見るだけで、うらやましさでため息が出る。

それにしても会社帰りの日本酒を求めるOLで溢れているというのが、この店舗のシーンで都会ならではと言えようか。 併設の日本酒バーもカウンターに座っているのは全員若い女性だ。

私が棚を眺めていると いきなり4,000円近い「黒龍」の大吟醸酒四合瓶に手を伸ばし買い求めた女性もいて、レジは常時7~8名のそれもほとんど女性の行列状態だし、これは喜ばしい限りだ。

お店には、日本各地を代表する銘柄が並んでいて、気になるのが 「清酒発祥の地・奈良の酒は・・・いったい?」である。

長野「御湖鶴」と三重「作」に挟まれて、唯一並んでいた奈良県の酒こそ 

梅乃宿の「季づくり生・純米吟醸」だった。

関西の日本酒自体がそう並んでない中で、これは地元の人間としても嬉しい。

 

そして店頭では、高知・酔鯨酒造が試飲実施中  

もしかして土居杜氏かと思い、話しかけたら、「わたしは、寝かし専門ですわ~」と言われて笑ってた。

私が先日「高育(こういく)54号」(吟の夢)を飲んだばかりだと話しを切り出すと目を輝かせとても喜んでくれた。

この一番右緑ラベルが、酔鯨「吟の夢」純米とのことで、試飲してみたが、旨味がのっていて左の山田錦よりこっちが好みだ。

わずか15分ほど 名残惜しいがしっかり雰囲気だけ摑んで、駅弁を買って新幹線に飛び乗ったその夜の東京駅だった。

出張時にも合間を見つけ 旅心と酒心を失わないのが、決して自慢できることではないけれど自分流なのだ。

(寅) 


京橋で手打ちや! 「七津屋」の後は伝説の「てうち屋」で麺食い  11/27

2011年11月28日 23時58分55秒 | 『麺』食い人間なんだよな

( 大阪京橋「てうち屋」のきつね ) 2011/11/27 夜撮影

■2011/11/28(月) 曇

先ほど東京19:00発のぞみで、家に帰りついた。 東京は、終日曇り。 平日昼の新宿より昨日の日曜夜の大阪・京橋の方が、人も熱気もあったと思えるほど 京橋は、ディープスポットだ。

「七津屋」でサク飲みした後、本命の「塩らーめん屋」が満席だった。 ここも次の候補となった。 歩くこと15分ほど その夜麺食いに選んだ店こそ 知る人ぞ知る「てうち屋」

昔を思い出すような手打ちのシーンが、通路からガラス張りで見えるようになっている。 私が子供の頃は、うどんを手打ちしているシーンが通りから見えるというのは、珍しくなかったが、今時ではレアだ。

夜8時半を過ぎていたが、カウンターだけの木の雰囲気漂う店内は、人で賑わっていた。当然テレビでも何度かとりあげられたことがある店で、手打ちの大阪うどんを食べさせてくれる。

今でこそ 讃岐うどんが全盛だが、本来関西にはどことなく柔らかさを残して且つコシのあるうどんがあった。 そんなノスタルジックな私の麺ごころを満たしてくれるのが、この店だ。

あげの甘さも適度で、だしの感じもとてもいい。 残念ながら写真には、麺が写ってはいないが、少し平たく柔らかくもコシのある感じがなんとも言えない。

うどん好きには、是非紹介したい店である。 ディープなゾーンを抜けるとそこはうどん職人の店「てうち屋」であった。

親子二代で打つ 麺に是非 「舌鼓」 打っていただきたい。

(寅)

 


伝説の立ち王国・大阪京橋の「七津屋」での角打ちは 格安や~! 11/27 

2011年11月27日 23時59分38秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( ハイボールとおでん(360円也)  京橋「七津屋」)

■2011/11/27(日) 晴

今日は好天の日曜日だったが、仕事で超久々、店頭販売応援をやった。 P社のおひざ元・本拠地でもある 門真市の家電量販店にて、である。

私は照明売り場の閑古鳥にしびれを切らし、店舗入口近くに打って出て大型の液晶TVと空気清浄機の大漁(大型TV5台 ブルーレイ3台 空気清浄器上位機種2台)に気を良くしたこともあって、帰りは大阪を代表する「立ちの天国」京橋で途中下車し、伝説の「七津屋」でサク飲みを敢行したのだった。

大阪のディープタウン・京橋といえばまず駅の改札を出て30秒 伝説の店「まつい」のド派手な看板が、出迎えてくれる。 お店は、昭和27年からと半世紀を超える歴史あり

「まつい」と言えば・・・  ゴジラ松井 そしてこの京橋のこの店まつい そしてこれからは、本日当選確実となった大阪府知事「松井知事」 となるだろう。 大阪に今夜、橋下市長と強力タッグが結成された。 

さて私の今夜の目的地は、実は京橋の立ちの代名詞「おかむろ酒店」だったのだが、中は満席。 外はトロ箱の上でやっている状態で、私一人でトロ箱という気にならす゛、今夜は見送ることにした。

「仕方ない、じゃあ隣にするか」 と これも京橋では有名な「七津屋」へ飛び込んだ。

店に入るなり 「兄さん、悪いけどあと30分で閉店やねん」と言われたが 「そんなのぜんぜん 大丈夫」 こんな状況は、お手の物で 「じゃあ ハイボールとおでん 大根・あつあげ入れて」と注文。

時間があれば、ハイボールではなくて「呉春」にしているはずだった。

うん 薄味で厚揚げも大根もいい感じだ。 なかなかイケるな~ (最初の写真)

「 いくら~? 」  「360円ですー」  「じゃあ 置いとくねー360円」と言って店を出た。

わずか15分のサク飲み敢行だった。

一応飲んだわけだから さらにこの後 京橋でも麺食いするのだが、

今夜は時間も遅く 明日は早くに東京に出張で早起きしないといけないので

続きは帰ってからと致したい。

(寅)

 

 

 

 

 

 


金箔入り純米吟醸酒「梅乃宿」飛鳥が並びだすと師走もすぐそこ  11/26

2011年11月26日 21時43分25秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「梅乃宿」梅乃屋本舗内  奈良県葛城市) 2011/11/26

■2011/11/26(土) 快晴

朝、気持ちの良い好天ということもあって まだ空気が冷たい中を久しぶりにエポックかつらぎ店に寄った。  梅乃宿季づくり生の純米吟醸バージョンが出たと噂を聞いたので寄ってみたが、冷蔵ストッカーにはまだ並んでなかった。

 「今日昼すぎに入ってきますから・・・」とのことで、エポックには夕方に出直すことにした。

もしかすると「梅乃屋」に行けば味見くらいできるかも・・・とその足で、梅乃宿酒造併設の梅乃屋本舗に寄ってみた。

空気は冷たいが、快晴の空はとても気持ちの良いもので、青い空に飛行機雲が次々と描かれ、葛城山の上部は、一部茶赤色に色づいて 色彩が刺激されているのがわかった。 

ここのところずっと土・日共に晴れることがなく残念なことも多かったが、今日・明日は貴重な行楽日和になりそうだ。

▲(「梅乃屋本舗」入口と看板)

好天のせいで、曇りの日とは違い見るものが新鮮にさえ見えてくる。梅乃屋入口の立て看板も輝いていた。 「粕汁か・・・酒粕が出てくるシーズンの到来だ。」 昨年の今頃は、NHKためしてガッテンで酒粕の効用が紹介され、品切れを起こすほどのフィーバーを起こしていたことを思い出した。

 

梅乃宿本舗に入って行くと大澤さんが対応してくれた。

「エボックさんでさっき購入の約束をしてきたので・・・」と断って「純米吟醸・季づくり生」の試飲をさせて頂いた。 「先日の吟醸よりこっちの方が、好きかも・・・」と私が言うと大澤さんも同感だと言っていた。

大阪・西田辺で焼き鳥をやっている「まるしげ」のしげちゃんの話しは、ブログで確認して大澤さんもご存じだった。

そのしげちゃんが、今回のこの「季づくり生の純米吟醸タイプ」を一升瓶で5ケース(30本) 大阪の酒店に注文したことを伝えると驚きと共に喜んでいただいた。 

 

店内には、しっかりと純米吟醸・金箔入り が飾られ、新年用のこれが飾られだすといよいよ師走入りだ。

しげちゃんは、この酒を新年の振舞い酒にしたいと言っていた。 大阪・西田辺の小さな立呑店から日本酒の風を起こす。という意欲がいい。

現在、お店(まるしげ)で一番出ている日本酒は、梅乃宿「特別純米」 不動の定番だ。

ここ(葛城)からもお店(「まるしげ」)の動向が注目されているわけで、30本も注文したと聞くと私も大きな責任を感じないわけにはいかない。

店舗に飾られた金箔入りの純米吟醸酒を見て、同時に緊迫感を憶えた朝でもあった。

(寅)

 

 

 


奈良市 奈良の地酒専門店「もも太朗」社長から聞いたGoodニュース

2011年11月25日 23時56分40秒 | Weblog

( 三条通り「もも太朗」入口 ) 2011/11/24

 

■2011/11/25(金)

昨日、猿沢の池に行くまでに 奈良市三条通り南都銀行手前の地酒専門店「もも太朗」さんにも寄った。

御所市G級グルメ選手権・スイーツ部門「酒粕プリン」で参加されたことは、以前書いたが、その際に私が撮った写真を渡すために。http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/d/20111016

社長は、丁度FM局に生番組にPRに出られていて、まもなくして戻って来られた。

私だと気付くと 「ここの店舗は1月で閉じますんや、今度は奈良駅2階改札正面に3月から新規オープンしますからまた宜しくお願いしますわ 」といきなりの移転話しに驚いてしまった。

でもそれを聞いた瞬間「奈良駅のそれも改札正面なら正解だと思います。」と率直な感想を伝えた。 「正直、ここは引っ込んでいてわかりづらくもったいないと思います。 奈良駅改札を出たところならここよりずっといいですよ」と失礼とは思いながら移転場所に賛同する旨を伝えた。

「奈良のお酒と県産品を中心に販売しますんで、また寄ってください」と私に店舗のイメージスケッチまで見せてくれた。

午後8時まで店舗を開けているとのことなので、私も会社帰りに 日本酒話しに寄ろうと思えば寄れなくない。

それともうひとつ 新店に合わせ 「吉野の美味しい葛餅を見つけてきましたから それは店内で食べられるようにします。」と酒好きで甘党の私を喜ばせる嬉しい情報まで頂いた。

次に来られたお客さんにも移転の話しをされて、移転の件は早くお伝えしたいとのことなので、このブログにも書いてお知らせに役立ちたいと思い 本日記載した。

来年3月、JR奈良駅に新たな地酒SPOT誕生。 (但し お酒に関しては販売が主で、呑みの提供はしないとのこと あくまで そうめんとくずもちの食の提供に留めるとの事である)

今の店内は、風の森・梅乃宿・千代酒造・それと右側に百楽門と飾られたタペストリー ここの社長は、葛城山麓の酒蔵を高く評価してくださっているのが嬉しい。 そのまま新店舗でも葛城山麓の酒蔵を御ひいきお願いします。

奈良を訪れる観光客に 奈良のお酒の素晴らしさをしっかりと発信頼みますね、期待してます、社長。

(寅)

 

 

 

 


今夜は王寺で電車の待ち時間に一杯だけ 「義侠」山田錦  11/24

2011年11月24日 22時57分50秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「義侠」東条A地区山田錦特別栽培米  王寺駅前「KIBUN」)

■2011/11/24(木)

前回も前々回も王寺駅前の焼き鳥屋「KIBUN」に行った際、ちょうど「義侠」を切らしていて折角奈良に出て来たので、もう一度チャレンジする手もあると 途中 近鉄筒井駅前からバスに乗り、王寺経由で帰ることにした。

午後6時半過ぎともなるとあたりは暗く、冷たい風が時折、首筋をかすめる。 筒井駅前にある商店の明かりは少し寂しげで、通り過ぎる車の明かりだけが、妙に眩しく感じられた。

バスに乗ると偶然にもYさんが、帰宅でそのバスに乗りあわせていた。 私が商品担当をはずれて数か月ぶりに会ったのと その頃と髪形が変わっていたのですぐにはわからなかった。

「遅いんだ~ 仕事忙しい?」と私が聞くと 商品デビューラッシュで年内、「まさに師走の忙しさが続く」と彼女は、バスの中で私にビッシリのスケジュールを見せてくれた。 間違いなく私の何倍も頑張っている。

「もし仕事でダウンしたらお見舞いにメロンを頼みます。」と私に言ったが、そういうことを言えるうちは、きっと大丈夫だ。

やがて王寺駅前にバスが着き、そこで別れて、電車の時刻を確認したら思った通り4~50分ほどの待ち時間。 「KIBUN」へ行って軽く一杯やって帰るのに好都合な間合いだと躊躇わず店に向かった。

扉を開けるとお兄さんから「あれ? 今日はおひとりですか?」と聞かれた。 そういえば、ここに来た時はいつも王寺のI君と一緒だった。

「今日は、思いつきで寄っただけで、義侠を一杯飲むだけなので・・・」と言うと

「「八海山の越後で候」「あたごのまつ・おりがらみ」といい酒が入ってきましたので、それはどうですか」とすすめられたが、一旦それをやりだすと3~5杯飲むのは目に見えているので、「本当、悪いけど今日は時間も40分ほどしかないから「義侠」を一杯と焼き鳥4本で頼みます」と誘惑を振り切った。

兄さんは、共に限定なので、是非私には呑んでもらって感想を聞きたそうだった。

 

▲「義侠」山田錦と焼き鳥(軟骨・ずり各2本) ここの軟骨は、私のお気に入り。

 

「やっぱりこの酒・義侠は、 味がのってるよな~」 と一人で感心していた。

「せっかくすすめられたのに申し訳ない。 年内もう一度 改めて呑みに来ますわ」と

お兄さんとお母さんに言って19:50に店を出た。  外は、お~ さぶ~  

19:59五條行きの電車で家路に着いた。

(寅)

 

 

 

 

 


私が奈良市に行くと期待していた通りの好天が出迎えてくれた。   11/24

2011年11月24日 21時58分20秒 | 風の噂の「お天気たち」

( 猿沢の池   奈良市 ) 2011/11/24

■2011/11/24(木) 晴

先週末の博多では、泣かれた天気だったけど (とはいえあの日は全国どこも雨だった)  こと奈良市になると晴天伝説は続いている。 

今日も昼すぎてから上空に雲は無くなり、わずかに遠く生駒や金剛・葛城山系の地平線上に見えるだけになった。

猿沢の池付近では、たぶん市の清掃係だろうか柳の枝の手入れをしている最中だった。

肌に当たる風は冷たくて、もしこの陽射しがなければ、たぶんコートを着ないといけなかっただろう。

鹿は、見かけなかったが・・・  ▼春鹿の看板は見かけた。

奈良は、大阪より 冬は3℃ほど気温が低い。

 

▲( Oh ここにも外国人 )

数名の外国人を見かけたが、一時に比べると少なく 正倉院展も終わりひとつの奈良観光のピークは山を越した感じがする。

考えてみれば来週・ちょうど一週間後は師走の入り12月1日、 数少ない年内の好天の日は大事にしたいと思った。

▲(代々実る 「橙」)

師走前のいつも今頃の好天時。今年も橙(ダイダイ=シトラス)狩りの季節を迎えた。

軟式ボールほどの緑の果実。 ひとつは、鏡餅用に あとは鍋の時 安物のポン酢には搾って加え

活躍する。  (但し 「旭ポン酢」だけはその必要がないけどね。)

絞った後は、その日の入浴剤になって役目を終える。 漢方では、皮を干して薬にするらしい。

ただただ 好天なり 

(寅)

 

 

 


雨の博多、長浜ラーメン「ナンバーワン」で〆た。 11/18

2011年11月24日 00時10分55秒 | 『麺』食い人間なんだよな

( ナンバーワン JR博多駅「麺街道」)

■2011/11/18(金)

ほんの30分ほど前、五島うどんを食べたばかりにもかかわらず、この10月くらいから食欲がすこぶる良い。 一日五食が復活しているこの数か月間だ。 ましてや麺とくればいくらでも入るほどの根っからの麺食い人間。

場所が変われば別腹だと以前も書いたが、店を変えるだけで更に平気に別腹になれる。 「ベルバラより別腹(べつばら)」と過去に書いたことがあるが、春先の「花よりだんご」とは私流同意語だ。

雨の博多の夜の〆として、JR博多駅二階の「麺街道」を選んだ。 ここで、「だるま」と人気を二分する「ナンバーワン」で、今夜は〆ることにした。

 

店に入ると ホークスの帽子と松田選手のサイン色紙。 大好きな選手の色紙、おまけに「ナンバーワン」と来てる。迷わずその色紙の下の席に座って、いただくことにした。

「だるま」もいいけど「ナンバーワン」の方が、あっさり感がある分好みかな~

結局、餃子とライスまで追加して、博多の〆は満腹の状態で終わった。

後は、ホークスが日本一(ナンバーワン)になって 今年のプロ野球をしっかり締めてくれることを望んだ雨降る博多の夜だった。

(寅)

 

 

 

 


泣かすなよ、バスの車窓には、誰が泣かしたのか雨の中洲  11/18

2011年11月23日 19時43分40秒 | 風の噂の「お天気たち」

( 雨の中洲 屋台とネオン ) ・・・まるでシャガールの絵のようだ。

 

■2011/11/18(金)

誰が泣かしたのか、今夜の雨よ。 K先輩と分かれバスは、雨の中洲

今夜の会話のひとつふたつを反芻するように思い返していた。

▲( 雨の春吉橋(福岡市) )

このブログのかなり以前からの読者でもあるK先輩から 「残念だったわね」と切り出されて言われたのは、やはり「カレーハウスCocotte」さんの無念の営業中止のことだった。

会社でも何人かから、未だに「本当にカレー屋さん 閉店になってしまって残念でしたね~」と惜しむ声をかけられる。

「この調子でいけば、来年あたりはTVで取り上げてもらえるのも時間の問題ですね」とマスターや奥さんに丁度言ったのと同時のタイミングだっただけに 「無情だよな~ 現実は」とバスの車窓から雨の中洲を見ながらそんなことを呟いてしまった。

 

それとは入れ替わるようなタイミングで、このブログで最近頻繁に取り上げて応援している 立呑処「まるしげ」の動向も話題にされた。 これは、最近、誰からもどうなるのか興味深いと言われている。

「お酒を提供する目線だけでなく、呑み手の立場で、店づくりや商品提供をしていけばきっと活路は開ける」と私は言い続け、 その為には、本当に日本酒が好きになることが、不可欠だと付け加えている。 

お酒を本当に愛するお客さんをこの店で一人でも増やすことが財産になる。という考えの元、 「ただの立ち飲み屋になったらダメ!」「おっさんだけのたまり場にしたらダメ! 若いんだから」といつもしげちゃんに激励のエールを送っている。

車窓から見える雨の中洲は、なぜか人を感傷的にするようだ。

 

(寅)

 

 


名目は「HAWKS優勝前夜祭」 K先輩にご馳走になった福岡の夜  和彩「きく乃」  11/18

2011年11月23日 12時35分00秒 | 『食』べる門には福来たる

(  「鯉川」純米とイカ刺し  和彩「きく乃」 福岡市六本松) 2011/11/18  18:30

 

■2011/11/18(金)

6時の予約までまだ時間があるということで、二軒目は、ビストロ喫茶「CABIRIA」という先輩おすすめのお店でビールとソーセージを頂いた。

「ここでビールを飲んでおくと後は、今夜の店でお目当ての日本酒が存分に飲める」という意味合いもあった。

5時50分、店を出て歩くこと5~6分  「ここ」とK先輩に言われ、先を歩いていた私は思わず引き返した。

▲( 和彩「きく乃」の入口)

あっさり通り過ごしてしまいそうな 何ともしとやかで「和風の侘び」を感じさせる入口だ。 『和彩 きく乃』と書かれていた。 店に入るとカウンター8席、二階にお座敷で8席。 和の空間が広がっていた。

 

▲( カウンターは7~8席 対面式調理場になっている。 手前はきびなごの糠味噌炊きだ。)

何だか美味しいお酒が頂けそう、やがて常連のお客さんでいっぱいになったのだった。対面カウンターで、調理をしてくれLIVE感覚で和食を味わうことができる。

▲(山形の「大山」ひやおろし なんてのも置いていた。)

お酒は、全て燗でいただくことにした。 奈良県は、春鹿しかなかったのが、残念。 ここに「篠峯」なんて書いてあるとグッとくるのに・・・  最初に好きな山形「鯉川」の純米 次に地元福岡県の「寒北斗」純米を燗で戴いた。アテは、茄子田楽。

▲(米茄子田楽と「寒北斗」純米)

 「寒北斗か・・・」 その名前だけは知っていたが、300年近い歴史を持つ嘉麻市の酒蔵の酒というのは、後でわかった。 冬の夜空に輝く北斗七星が寒北斗だ。 下の寒北斗酒造ホームページで動画まで見て頂きたい。 木の樽が映り、昔ながらの手作業中心の酒造りというのがわかる。搾りも袋からの雫酒だ。 

遠賀水系の水・ 筑豊育ちの山田錦・ 新酒鑑評会では、福岡県勢の金賞は三蔵。その中で気を吐き、二年連続の金賞に輝いた蔵だとわかった。福岡は実は佐賀県と並ぶ日本酒県で、つい三潴(筑後・久留米)の酒に目が行きがちだが、筑豊に300年近く頑張っている酒蔵があることにサプライズした夜でもあった。 夜空の北斗七星、ひしゃくに入っているのは、きっと美味しい日本酒に違いない。

寒北斗酒造 http://kanhokuto.com/

嘉麻市は、平成の大合併でできた市とのこと。 筑豊を代表する町・飯塚市の南隣りに位置し、酒蔵は道の駅でも賑わう碓井にあるのだそうだ。 やはり食事をしながらの日本酒、特に今の時季ならば、純米の「燗酒」に限る。 

夏は冷やして、冬は温めて飲む、こんなに最高の味わい方ができるのは、日本酒ならではだ。 和食と燗酒につくづく日本人で良かったと歓びを感じた。

▲( ホテル料理長時代からの自慢料理 『ユリ根饅頭』 フォアグラが隠し味とのこと)

▲( おでん五品鍋  日本どこに行ってもおでんはやっぱり私の定番食だ)

▲( こがし味噌 ) 「こういうのお酒がすすむんだ~」とは、私のせりふではない。

最後は、五島うどんと愛飲している酒でもある 大分「西の関」の純米をお替わりして〆た。

▲(最後は、日本三大うどんのひとつ五島うどんで〆)

HAWKS優勝前の前夜祭 という名目をつけたが、結果的には、HAWKS優勝の前々夜祭は、日本酒こそ最高の食中酒を改めて感じさせてくれるものだった。

「いいのいいの 今日は給料日だから」と 私に払わせようとしなかったK先輩、こんな素敵な店で、すっかりご馳走になって、ありがとうございました。

実は、ここのご主人こそ、ハイアットリージェンシーホテル福岡で、料理長をされていた中村氏で、ここは知る人ぞ知るご自身が出されたお店だってご存じでしたか?  いいお店で、美味しいお酒でした。

店を出ると 雨は止んでいた。 「結構気まぐれだな~ 」 だけど、だから好きなんだ、雨の福岡も。

(寅)

 


来年40年目を迎える喫茶「ひいらぎ」 25年ぶりの珈琲は至福の味だった。  11/18

2011年11月23日 09時22分20秒 | 「喫茶」大好きっさ!

( 「特製チーズケーキ&ブレンド珈琲」  福岡市喫茶「ひいらぎ」) 2011/11/18  

 

■2011/11/18(金) 雨

その日の福岡は雨だった。 さすがの晴れ男の私でも日本全国・雨となれば、せいぜい小雨にするのが、関の山。 でも雨の福岡も実のところ嫌いじゃない。 敵地名古屋で3連勝したHAWKSと同じ日に福岡入りしたことになる。これは縁起がいい。

食都「福岡」は、どんな店に入ってもまずハズレが無いのが、食いだおれの街大阪とは違うところだ。 ラーメンやうどんの大衆食から、甘み・お酒・魚に至るまでそれは、あてはまっていると思う。 今年新装なった博多駅からして廻り切れないほど、更に天神なんかだともっと充実しているから言わずもがな・・・である。

「今度来た時には、ブログに載せれそうな美味しい店を紹介するから」とK先輩のお言葉に甘えて本日は、雨の福岡を巡ることになった。

そこに行く前に私の方から是非 六本松の先にある 喫茶「ひいらぎ」に行ってみたいとお願いした。 福岡の喫茶店で一番好きなのが、「ひいらぎ」   「お店まだやってるんだろうか・・・」 半信半疑で訪ねること実に25年ぶり

店に入るなり 思わず「 昔のままだ~ 変わってないや」と嬉しくなって言葉が出た。 マスターに「25年ぶりなんです。 お店の雰囲気そのままで、変わってませんね」と言うと「昭和48年に開業して来年40年目を迎えます。開業以来何も変えてません」と期待通りの応えが返ってきた。

ここは、数百の高級珈琲カップがあってほとんどが、一脚数千円レベル 中には万円レベルの珈琲カップもあって好みの珈琲カップで珈琲を頂くことができる。

「私は正面左奥の有田の今右衛門でお願いします。」  有田も何度か訪れたが、今右衛門と源右衛門はとても好きだ。 自分の行き着く酒器もたぶん柿右衛門を含めて、三右衛門のどれかになるだろう。 K先輩は隣で「鍋島」をセレクトしていた。

 

ソフトバンクホークスの王会長も近くに住まわれて、たまにこの店に寄るのだそうだ。 それにしてもここのマスター京都出身でとても紳士だが、次に入って来られた女性客が、芝原選手の引退話しや明日から始まる日本シリーズ第6戦の話しをマスターとし始めて、ここのマスターはホークスの熱狂的なファンだとわかった。

「私も(タイガースとホークスは)ファンクラブに入っていて 大阪のドームでホークスの試合があるときには、応援に行ってるんですよ」と言うと「よろしくお願いします。奥にはおとうさんもいますから」と奥にソフトバンクの白犬の置物を指して見せてくれた。  野球好きは、いつまでも少年心を持ち合わせているものだとマスターを見て改めて思った。

約1時間ばかり K先輩からは、好物の日本酒「貴」と太閤羊羹まで頂いて、その上ごちそうにもなって、25年ぶりのこの店で味わった雰囲気は至福の時間だった。 だから雨の福岡もまた良しなのである。

(寅)

 

 

 

 

 


日本シリーズ・・・ 「優勝の分岐点は、第4戦 森福の熱投11球に他ならない」と私は思う。

2011年11月22日 00時52分40秒 | 「所感」もろっもろ~

■日本シリーズ所感

野球を小説に例えるなら今回の日本シリーズは、8年前のタイガース対ホークスが、共に地元で勝利、激戦を制した陽極での戦いに対し、今回は6戦までビジターチーム、それも1点差の試合がほとんどという陰極の戦いと言えるのではなかろうか。 まさに玄人好みの陰の小説。

落合監督だからホークス相手に第7戦まで持ち込んだともいえるだろう。 日本シリーズ史に残る最少得点・最少打率など取り上げられているが、竜の寝技に鷹も飛べずに地上戦を強いられたような感じだった。

7戦までいって最優秀選手は、小久保選手が選出されたが、このシリーズのストーリーの中で、最もポイントとなったのは、第4戦 ノーアウト満塁のマウンドにあがって11球で仕留めた森福の快投をおいてないだろう。

絶体絶命・窮地の鷹たちを救った森のふくろう 森福の快投こそこのシリーズの勝敗の分岐点だと思えてならない。

鷹を救った梟(ふくろう)に私は拍手を惜しまない。 私が選んだMVPは、11球で迫る竜を退治した森福だ。

(寅)