■2011/6/30(木)
早いもので、今年も12分の6、半分が終わろうとしている。 そうしてみると「人生とは、盃に注がれたお酒のごとし」である。
東日本大震災という未曽有の惨事から3月以上が経ったが、地元住民の頑張りに比べ 政治の決断や実行は遅い。
ありがたくも毎日一献できる私は、被災地の一日も早い復興を願いながら酒を飲んでいる。
先日発売された雑誌「男の隠れ家」最新号は、東北の酒蔵・日本酒特集だ。
日本酒に興味ある人は、是非一読してほしい。
毎月末に発表している「私の酒 五傑」今月も敢えて続けたいと思う。
※ちなみに先月5月度は
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/m/201105
▼今年六回目の酒五傑(2011年6月度)の発表である。
以前にも書いたが、大吟醸・純米大吟醸の酒・ 小盃1杯味見程度はここには入れない。一蔵一銘柄。
評価の基準は、印象度。(いかにまた飲みたいと思ったかの「思い」が強い順。)
言葉を変えてみれば、また会いたくなる人の順 のようなもの
自分としては、いたってシンプルな尺度だと思っている。
今月は、私にとって酒在月(さけありづき)となった。
◎ 仙禽「雄町」(栃木) ◎ 義侠「侶(ともがら)」(愛知)
〇 琵琶のささ浪・純米(埼玉) 〇 篠峯・雄山錦(奈良) 〇 会津ほまれ・吟醸(福島)
(書評)
山田錦の米作りからこだわる「義侠」と山田錦と決別し今年の鑑評会では「亀の尾」木樽で金賞をとった「仙禽」
この個性的な蔵の酒は、まるで往年のスタン・ハンセンとブルーザ・ブロディの顔合わせのようだ。
ちなみに「侶」は義侠の中でも異色の低アルコール、でも山田錦の美味さはしっかり、
「仙禽」雄町は憎らしいほど酸っぱい酒だ。他の人ならセレクトしてないかも
強烈な個性の酒蔵の存在は、日本酒ファンをわくわくさせてくれる。
今年後半も新たな日本酒との出会いに期待と夢が膨らむ
そうなってくれることを願いながら、まもなく七月だ。
(寅)