一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

2011年9月度 『私の酒 五傑』    9/30

2011年09月30日 23時58分50秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 愛知・山忠本家「義侠」  奈良・王寺「KIBUN」にて )

■2011/9/30(金)   

早いもので、今年も1年の4分の3が終わりに近づいた。

 残り1/4となってしまった2011年か・・・と振り返ると  

残り1/4となったピザのようにも思えてくる。

 

三月の東北大震災から半年が過ぎたが、

その復興の傷跡は、深く哀しい

金子みすずが生きていたら 

どんな詩を書いた

ことだろう・・・

 

毎月末に発表している

 「私の酒 五傑」

一日も早い震災復興を願いながら、今月も続けたいと思う。

それにしても今月は、良く飲んだ。 家にたまった空の四合瓶だけでも14本

外飲みもしたし、イベントでまた飲みたい酒も見つかった。収穫多い月になった。

▼今年九回目の酒五傑(2011年9月度)の発表である。

※ 前にも書いたが、大吟醸・純米大吟醸 又小盃1杯程度はここには入れない。

だから 先般 SAKESONICで、たくさんの美味しいきき酒をしたが、対象外

一蔵一銘柄

 日頃常飲する酒として長く付き合えるもの

春夏秋冬 日本の食事と共に楽しめる日本酒の良さを一人でも多くの人にわかって欲しいと思っている。

 

評価の基準は、印象度  ( いかにまた飲みたいと思ったかの思いが強い順。)

言葉を変えてみれば、また会いたい人の順 のようなもの

自分としては、シンプルな尺度だと思っている。

 

「写楽」特別純米・「浅間山」吟醸・「雨後の月」生など新しい酒も沢山飲んだのだが、

意外にも結果の中に目新しい銘柄は少なかった。 

新しいのは、旭菊「綾花」ぐらい・・・

ちなみに先月8月度は

http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/a8dc2438ef13031a405f135ab546de39 

▼ 『2011-9月度』

◎(宮城) 「伯楽星」特別純米  ◎(愛知)「義侠」特別栽培米70

 〇(奈良)「篠峯」雄山錦・秋純 〇(福岡)「綾花」純米 〇(奈良)「風の森」秋津穂・夏の夜空 

(書評)

◎「伯楽星」  究極の食中酒をうたう酒だが、食事の前半でも乗りがいい酒。 この酒を飲んで、蔵の復興を願う。 この秋から新天地で作り始める伯楽星の味は、果たしてどんなものか? 楽しみである。

◎「義侠」 特別栽培米の60だったら 「伯楽星」と逆転してこれが1番になっていたと思う。 山田錦のうまみを存分に日本酒を飲んだ気にさせる酒。

〇「篠峯」の雄山錦は、秀逸だ。 この蔵・篠峯の愛山を評価する人も多いが、私の好みは断然この「雄山錦」だ。 甘みの印象と発泡感が旨味をひきたてている。 

〇「綾花」 旭菊らしい ほのかな陽だまりの暖かさを感じさせるやさしい酒。 この優しい感じは、出せそうで出せない。本当に優しくなければ。 燗で味わうと最高にいい感じが出せそうな酒。

〇「風の森」秋津穂  言わずと知れたパフォーマンス優れた酒。 この飲みやすさは、幅広い層から支持を受けること間違いなし、秋津穂は食米だがこれだけの味が出せれば満足だ。

 (追記) 「OSAKA SAKESONIC2011」できき酒した 「八兵衛」伊勢錦、 「大信州」を もしワングラス飲んでいたら 間違いなくこの五傑に割り込んできたに違いない。 明日から10月、燗酒が美味しくなる季節。 金子みすずのような優しくも芯のあるお酒と出会えるかもしれない・・・


私が、麺と向かえば星光る!?  「塩ラーメン」   9/29

2011年09月29日 22時09分59秒 | 『麺』食い人間なんだよな

( 大阪市西田辺 中華食堂「マルモリ」 )

■2011/9/29(木)

先日、大阪西田辺交差点にできた中華食堂「マルモリ」で味噌ラーメンを食べたと書いた。 次は、塩ラーメンにチャレンジした。 

大阪の中で知る塩ラーメンの名店とこことを比べるのは酷で、あくまで普通な感じは否なめず、さすがにマカロン級の具はトッピングされていないが、値段が390円なんだからサンキュー(感謝)には違いないだろう。 

塩ラーメンらしい透明に近いスープ、面と向かえば いや麺と向かえば スープに星が輝いていた。 麺キラリ~☆

(寅)

 


妙高の酒は普通に? 妙に? 美味しい飲みやすさ  「千代の光」ひやおろし 

2011年09月29日 00時01分22秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「千代の光」ひやおろし   エポックかつらぎ店) 2011/9/24撮影

三連休ともなれば、まん中の休みの日は、完全にアルコール漬けになったりする。 何と言っても翌日が休みというのが、「後顧の憂いを無くす」わけだ。

天気もいいし、さ~て飲むか・・・ と冷蔵庫を開けるとお酒の在庫がどうも心もとない。

下のエポックかつらぎ店まで買いに行った。

以前も書いたが、実はここエポックでは、地元の酒以外にしっかりラインを整えている日本酒が、「越の鶴」「雪鶴」「千代の光」といった新潟の三銘柄。 新潟酒の陣で、販路を広げた銘柄になる。 

お酒の在庫が無くなったので、手ごろに飲めそうな酒を探している。 と言うと、久保さんがすすめてくれたのが、秋限定「千代の光」のひやおろし。 54%も磨いているのに手ごろで、「ひやおろし」らしいすっきりとした喉ごしを感じさせてくれた。

本当のもみじを押したラベルに そうそう去年も買ったことを思い出した。 冬は雪深い、妙高高原。 五百万石と山田錦を54%精米  あと味に甘みを残し、きわめてすっきりと飲みやすい

飲んだ後に 何か少し物足りなさは感じるが普通に美味しい 千代の光の「ひやおろし」に妙高の秋風を感じた。  ここの名物、笹寿司なんかと一緒に頂くと 妙(ミョ~)に行った気分になれそうだ。

(寅)

 

 

 

 

 


天気 いーね !  青空 いーね!  と秋の空  

2011年09月28日 22時15分10秒 | 風の噂の「お天気たち」

(  奈良・葛城市 寺口地区  ヒノヒカリ ) 

 

今朝の気温は、18℃。 天気快晴。 

悩みなき気持ちって言うのは・・・

きっとこんな感じだろう

と思わせるような

抜けるような

青い空。

 

稲刈りまで、あと約2週間

稲穂は、一層 黄金(こがね)色に

やがて 一帯は、ライオンのタテガミに変わる。

金剛・葛城山から吹く風にそのタテガミが、さざ波をたてる。

そんな秋がここ葛城の郷を通過するのもまもなくだ。 

(寅)

 


残業の夜メニューは、 お店に「おまかせ」している   9/27

2011年09月28日 01時12分12秒 | 『食』べる門には福来たる

( おまかせごはん  大阪市「カレーハウスCocotte」) 2011/9/27  22:15

■2011/9/27(火) 曇時々晴

来月のビッグショー(展示会)を控え、担当者の一人である私は、残業の日々。本当に残業が似合わない男だけに ここのところ少しばかり重たい。 今夜も会社を22時過ぎに出たものの、さて どこで晩御飯を食べようか。

もちろん家に帰れば、用意はしてあるものの、これからだと11時半過ぎ、とても遅すぎて、お腹が持たない。 家に帰ったら おかずをアテにお酒を飲むだけにしたい。

こんな時は、「Cocotte」のマスターと奥さんにすがるしかない。と思って伺った。「まだいいですか~」 私が、22時を過ぎてこの店に入るのはとても珍しい。「どうぞ 11時までやってますから~」と、朝7時半から夜遅くまで頑張ってられる。

「何か簡単にできるもの~」と注文すると 例のごとく奥さんが ちゃちゃ~と作ってくれたのがコレ。 うー 私のための居酒屋メニューだ。 串3本とくれば、いつものようにお酒「梅乃宿」!と行きたいところだが、最終電車の時間もあるので、長居するわけいかず、軽くビールだけ。

まるで、家庭の食卓じゃないか・・・ と錯覚しそうなくらいなアトホームさが、この店のファンを増やしている。

朝のお客さん、ランチタイムのお客さん、夜ごはんのお客さん。 全てに対応の全天候型のお店に変貌しつつある。

次は、昨日デビューしたばかりという特製「オムライス」を食べることにしよう。 オムカレーを見たお客さんが、カレーじゃない「オムライス」というわがままを聞いてあげてメニューに入れたとのことだ。

常に 家庭の食事みたいに まかない料理感覚で、対応するところが、この店の強みだと感じる。 多少の残業に強い味方、 だいじょうぶだ~

(寅)

 


最後の〆にぴったり 彼岸の夜空に輝く「伯楽星」    9/23

2011年09月27日 00時07分10秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 伯楽星  JR王寺駅前「KIBUN」) 2011/9/23

(「秋の彼岸の酒話し」もうちょっとだけ続くよ・・・) 

で、奈良から葛城に酒瓶を抱えてそのまま帰ったのか? と言えば さにあらず。 夕方通過した王寺駅で今度は下車、10/10で一周年を迎える 王寺駅前「KIBUN」で飲んで〆ることにした。

それにしてもこの店は、いろんなタイプの客が来る。 おとなしく一人飲んでいる人ありと思えば、サイケリックなおじちゃんが入ってきたり、カップル、仕事の同僚など 様々な層の客が、止まり木に留まるがごとく 深夜食堂ならぬちょっとした深夜前焼鳥屋である。

ひとしきり飲んだ一日のはずだが、どうも〆た気がしないまま家に帰る気がしなかった私。 飲んだお酒は、宮城「伯楽星」 またしてもサラ(新品)を開封一番目に当たった。 先日、台風15号で、北関東から東北地方は大雨で、宮城・大崎町という地名が出ていた。 この「伯楽星」の故郷だと思ったばかりだ。

今年3.11の被災で、土づくりの蔵が損壊したのを機にこの秋から70km以上山間に入ったところに新醸造所を稼働させると雑誌に載っていた。 今より3倍の生産能力と聞くと小さな蔵好きの私などは、がっかりするタイプだが、まずは「伯楽星」や「あたごのまつ」というブランドが無くならないことをここは喜ぶべきだろう。

この「伯楽星」で今日味わった日本酒の何銘柄目になるだろう?  たぶん70銘柄目ぐらいかな  それにしても昼から夜まで 日本酒三昧の一日だった。

今夜、むこうぎし・彼岸の空に輝いているのは「伯楽星」  神様もにっこりの澄んだ夜空だった。

(・・・・「秋の彼岸の酒話し」 おしまい)

(寅)

 

 


今夜一番の感動は、若竹屋「渓」(たに)を手にしたことだ。   9/23

2011年09月26日 01時10分10秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 若竹屋「渓」  JR奈良駅・「難波」行き電車内にて) 2011/9/23 

 ■2011/9/23(金)

(まだまだ「秋の彼岸の酒話し」は続きます・・・)

「嘘みたい! えっ、何でここに若竹屋の「渓」(たに)があるんだい。」 それは、JR王寺駅前の焼き鳥屋で「義侠」を発見した時と同じくらいの驚きだった。

その酒店は奈良市の「今西屋」、 「竹乃館」で腹ごしらえし、店を出てまもなくのところにある、売り場10坪ほどのさほど大きくない酒屋さんだ。 入口には、今年の富山や三重産新米がたくさん積まれ、どちらかといえば米穀店が拡張して「日本酒」も取り扱っているという感じだ。

店には、レジのところに娘さんがいて、冷蔵ストッカーの前で絶叫している私に近づいてきた。 「三井の寿と若竹屋の酒が、しっかりと存在感を示しているし、幻の酒米、穀良都(こくりょうもやこ)もあって、まるで夢みたいだ。」と私は横に来た娘さんに伝えた。

「えっ でも なんで?  大阪・奈良の主な酒店で、若竹屋の酒を探しまわって1年以上、結局見つからないと諦めていたのに どうしてここにしっかりあるんだい? もしかして酒蔵とお父さんが個人的に友達だとか・・・」と尋ねると

「実は、母の里が福岡でして そのつながりで、郷土のお酒を努めて置いてるんです。」

「な~るほど そういうことか・・・  それにしても いい酒を置いてますね」  このブログにも何度か登場の 元禄時代から続く「若竹屋酒造場」の酒は、福岡に行った際『ダイニング かきたRO』のおかみさん一押しの酒。

爽快でキレを感じる印象はその名の通り渓谷のすがすがしさ、まさに「渓」だった。 そしてこの「渓」は関西に戻っても是非飲みたいと思って ずーっと探していた酒だった。

通販を利用すれば手に入らなくもないが、通販で酒を買ったこともなければ、今後もそれはしないと決めている。 なぜならば、何となく空しいと感じるから。 必ず酒蔵か取扱い酒店に出向いて、意見や感想を聞いてこの手に抱えて買ってくることにしている。 だから今回 奈良市でこの銘柄を発見したことは、感激の一言だった。

関西では、「杜の蔵」や「三井の寿」がイメージも知名度も先行しているが、私は実力はこっち(若竹屋)の方が少なくても「杜の蔵」より上だと思っている。 たぶん大阪の酒販店は、若竹屋のことをほとんど知らないのだと思うが、それこそ、今日のSAKESONICなどに呼んでその実力のほどを披露してもらいたい酒蔵が、若竹屋の酒なのである。 私は、筑後の鬼才、横尾杜氏の来阪を願っている一人だ。

「ところで、この「渓」を買ったお客さんのその後の反応はどうですか?」と聞くと「一度買われたお客さんは、また同じ銘柄で とリピート率がとても高いお酒なんです。」と 思った通りの答えが返ってきた。 これは、福岡で耳にしていたのと同じだ。

「やっぱりな~ おまえは、凄い!」 と思わず帰りの電車の中で、「渓」の酒瓶に声をかける私だった。 関西ではそれこそ幻の酒「渓」と「穀良都」の供給基地を確認できて、最高に収穫ある一日。 本当に今日は、神様がくれた「私にとって最良の酒の日」となった。

(寅)

 

 


おでんの後は、「天ぷらうどん」でしっかり麺食い  『竹乃館』  9/23    

2011年09月25日 23時07分30秒 | 『麺』食い人間なんだよな

(  天ぷらうどん 奈良市「竹乃館」)  2011/9/23

 

地酒屋『もも太朗』さんを「また、いつでも試飲しにいらしてください。 次は、是非にゅうめんも・・・」という社長さんの言葉と共に店を出ると辺りはすっかり暗くなっていた。  入った時との明るさの差で、この店に思いのほか、長居してしまったことがわかった。

肌に当たる風が、とても冷たく、入る時には遠目に見えていた「中谷堂の高速餅つき」を取り巻く百人近い見物人の輪も終了したようで、既に無くなっていた。 

「もちいどの通り」を一回りして、目当ての店が満席だった為、引き返して 本日探している酒探索の前に 少し腹ごしらえすることにした。  やっぱり夜風が冷たいなら 好物のおでんしかないな~

おでんなら・・・  あそこかあそこ  今夜はあそこにしよう! とそこから歩くこと15分ばかり。

「竹乃館」の扉を開けかけると、鍋一杯におでんを買い込んで店を出る近所の人とすれ違った。「あいかわらす、売れてるな~」と感心しながら、丸いおでん鍋の前のカウンターに腰を下ろした。

何だか忙しそうな雰囲気がまだ残っていて、注文をするタイミングまでしばらく時間が空いた。 その間 おでん鍋や竹で組まれた天井を見ていると感心してしまって案外飽きないものだ。

しばらくして「お兄さんごめん、飲み物は?」とおばちゃんに聞かれ

「今日は飲み物なしで、おでんと天ぷらうどんいいですか~」と注文。 おでんを食べ終えた後、目の前の厚釜でゆがかれ出て来たのが、この天ぷらうどん。

おでんもうどんもだしベースは共通。 同じ出汁が目の前の釜に注ぎ込まれる これがまた臨場感があって楽しい。それにこの店らしい好みの味だ。 

「結局、今日も麺食いしてしまったな~ これで何日連続だい」と店を出るなりつぶやいた。 すっかり暗くなった夜、赤くて丸い提灯が、夜風に小さく揺れながら爛爛と輝いていた。

(寅)  


奈良の地酒「もも太朗」で買ったのは、「風の森」夏の夜空・さそり座ラベル 9/23

2011年09月25日 09時00分10秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「風の森」秋津穂 夏の夜空・さそり座ラベル   奈良市・地酒「もも太朗」) 2011/9/23

 

ぜいたく豆本舗を過ぎ猿沢の池方向へ歩いていると

道の横に立っていたおじさんが「にゅうめんいかがですか?」と私に声をかけた。

「 にゅうめん?  結構です。」と言葉を返して行きかけると

「奈良の酒の味見もできますよ」という言葉に

「えっ にゅうめん屋さんで日本酒飲めるんですか?」と立ち止まった。

良くみると 地酒店「もも太朗」の看板ではないか。

かなり 奥の引っ込んだところに店舗がある。

移転したのか?  最近移転したのだそうだ。

「ちょっと 存在が目立たないな~ もったいな~」と思いながら店に入って行った。

 

店に入ると社長がいらして 風の森のいかき取りを全種類試飲させてくれた。

「風の森を全種置いて 且つ試飲させる店は、うちだけです。」と社長

確かに そうだと思った。

商品前の貴醸酒や 梅乃宿のオリジナルラベルの試飲まで

さっき大阪でひととおり試飲したと思ったら 今度は

奈良の地酒の試飲ラッシュ

どうやら今日は、私にとって酒の日のようだ。

菊司の奈良漬けと奈良のほうじ茶まで出してくれて

結局 社長さんと日本酒古酒の話しをし、40分ほど経っていた。

 

ここで即買いを決めたのが、写真の「風の森」夏バージョンのボトル

風の森・夏の夜空 さそり座ラベル

こんな夏の酒造っていたとは知らなかった。

季節は、秋だけど それだけに買って近いうちに飲みたいと思った。

 

「福森酒店」 ~ お酒の「のより」 ~ 奈良の地酒「もも太朗」

この通りにある酒販店とはどこも 日本酒のことで私と話がはずむ。

どうやら 整備されたこの通りは、私にとって嬉しい酒街道になりそうな予感だ。

(寅)


もちろんその日は、奈良も好天だった。 9/23

2011年09月25日 07時13分15秒 | Weblog

(奈良市三条通り) 2011/9/23  16:30

 

大阪梅田でSAKESONIを終え、JR大阪駅から天王寺まで帰途に着いた。

乗ったJR電車は、加茂行き快速だった。

天気もいいことだし、このまま葛城に帰るには早すぎるな。

結局、天王寺・王寺を通り越し、郡山あたりの車窓を眺めながらJR奈良に着いた。

それにしても 私が奈良に行くといつも好天が出迎えてくれる。今日も例外ではなかった。

三条通りを東(東大寺の方向)に歩いて行くと西日に影が長く伸びた。

三連休初日ということもあって いつもより観光客が多く目についた。

古都奈良は、実のところ「春はまだ肌寒さ残り、夏は酷暑、冬は厳寒」だから

奈良市が一番いい季節、人にすすめる季節は、やはりこれからの秋だと思っている。

美味しいお酒と食事、もちろん芸術等 深まりゆく秋を味わえるのが奈良。

今日は歩いていても気持ちの良い 奈良市の彼岸の夕だった。 

(寅)

 


一酔の夢から覚めるとそこは「酒ソニック(SAKESONIC)2011」会場だった。-⑧  9/23

2011年09月25日 00時20分35秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( SAKESONIC2011終了 出口 )

克正~玉川~酒屋八兵衛~若戎~美和桜~賀茂金秀

 

■2011/9/23(金) 快晴

二時間があっという間に過ぎた。 全蔵飲んだわけでなく 飲んだのは22蔵中18蔵 103銘柄中50数銘柄。

最後にアンケート記入して帰るのだが、お気に入りの三銘柄を記入して投函。

 

全て盃一杯程度なので、今回のSAKESONIC出品銘柄を月末の「私の酒五傑」には入れない。

▼ 今回のSAKESONI アンケートに  私が記入投函した三品はこれだった。

尚 「大吟醸」クラスは除外 純米・純米吟醸から選んだ

1 .(三重)元坂酒造「酒屋八兵衛」    山廃純米・伊勢錦

2.(長野)大信州酒造「大信州」    純米吟醸・ひとごこち

3.(広島)賀茂金秀  特別純米・秋の便り「雄町・八反錦」

書かなかったが次点は、美和櫻 純米吟醸「八反」

あと 手取川の燗もなかなか良くて印象に残った。

さて どんな投票結果になったのだろう?   とても気になる。

 

かくして SAKESONIC 2011は終わった。

SONICとは、もしかすると 瞬く間に終わってしまうから?

気づけば、一酔の夢から覚めて また一酔した彼岸の午後。

来年 SAKESONI(サケソニ)でもまた 美味い酒との出会いを期待しよう。

・・・(おしまい)

(寅)


一酔の夢から覚めるとそこは「酒ソニック(SAKESONIC)2011」会場だった。-⑦  9/23

2011年09月24日 23時58分15秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 三重・元坂酒造『酒屋八兵衛』  女将「元坂桐子」さん)  SAKESONIC2011

 

■2011/9/23(金) 快晴

今回のSAKESONI、もうひとつ楽しみにしていたのが、三重・元坂酒造の参加だった。

今回は、「八兵衛」が会場に来るぞー!

更に 幻の酒米「伊勢錦」の酒がきき酒できること。

三重県多気の酒蔵というのも 私にはフレンドリーな縁を感じさせる要因だ。

私が住む葛城はじめ、うちの会社の事業所がある大和郡山・東広島・三原・多気・栃木には

それにあわせたように 近くに日本酒造りをする蔵がある。 水を必要とすることと無縁ではないだろう。

 

10数年前の多気は、まだ山をブルドーザーで整地中、うちの会社の新工場建設に合わせ

多気インターができたばかりだった。

当時、二週間に一度の割で、大阪から多気へ通って 工場の立ち上げ準備をした思い出の地でもある。

この元坂酒蔵には、行ったことはないのだが、五桂池の南部に位置しているとのことで

「多気」と聞いただけで宮川沿いの風景や山々

思い出と親しみが湧いてくる。

 

今回出品の中で興味のある酒は、幻の酒米「伊勢錦」の酒  その米は山田錦の母(山田穂)の原形でもある。

・酒屋八兵衛 山廃純米「伊勢錦」の燗酒 ・純米大吟醸「伊勢錦」

純米吟醸「五百万石・山田錦」を頂いたがどれも美味い。

燗酒は、やわらかな感じで、旨味の広がりを感じで印象に残るほど良かった。

 

三重県多気から全国に打って出る、 その酒名「酒屋八兵衛」

写真の元坂桐子さんは、目力を感じる美人で「先日、ブログに書き込ませていただきましたよ」と私が言うと

「あ~、一文字さんですね」と言葉が返ってきた。 ブログへの掲載も快諾頂き、蔵を紹介中のナイスな表情をセレクトした。

 

会場での元坂酒造のブースは、お酒の美味しさと桐子さんの熱心な説明に終始賑わっていた。

「酒屋八兵衛」 創業者の名をつけたこの日本酒が、大阪や首都圏で広く知られる日もそう遠くないと思う。

(寅)

 

 

 


一酔の夢から覚めるとそこは「酒ソニック(SAKESONIC)2011」会場だった。-⑥  9/23

2011年09月24日 23時38分25秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「玉川」の杜氏 フィリップ・ハーパーさん  SAKESONIC2011 )

■2011/9/23(金)

日本で唯一の外国人杜氏さんとして話題を集めてから久しい

京都久美浜 木下酒造「玉川」のフィリップ・ハーパーさんも頑張っていた。

地元 葛城の梅乃宿酒造で蔵人修業されたこともあり、 親しみを感じる存在だ。

 

何といっても マイクを握り自分の蔵の紹介をしたが、姿を見ずに

声だけ聴いていると とても外国人とはわからないだろう。

日本人以上というくらい日本語がじょうずだ。

日本語と同様 日本酒も・・・

(寅)

 


一酔の夢から覚めるとそこは「酒ソニック(SAKESONIC)2011」会場だった。-⑤  9/23

2011年09月24日 23時05分05秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(富久錦 SAKESONIC2011) 2011/9/23

■2011/9/23(金) 快晴

播州の酒 富久錦も参加。 かつて私の酒五傑の中にも入れた

「「下天の夢」は、今回は出してないんですか?」

と尋ねるとその酒は12月に一度出て一瞬で売り切れるのだと言う。

そんな人気酒というのも あの味を思い出すとうなづける。

今日は、特別純米とキヌヒカリ純米の燗酒をきき酒させて頂いた。

播州の酒という響きだけで、日本酒がおいしそうと感じてしまうから不思議だ。

(寅) 

 

 


一酔の夢から覚めるとそこは「酒ソニック(SAKESONIC)2011」会場だった。-④  9/23

2011年09月24日 22時20分20秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 御祖酒造「遊穂」  横道杜氏  SAKESONIC2011)

■2011/9/23(金) 快晴

写真は、石川県「御祖(みおや)酒造」の横道杜氏。 

この方が、能登の杜氏四天王に並ぶと聞こえた鬼才横道さんか・・・ とお初にお目にかかった。

お酒の方は、今では関西ではすっかり有名。 私も何度も飲んでるし、今もってファンを増殖中の「遊穂」である。

実は、今回 藤田美穂社長にお目にかかれるのを楽しみにしていたが、このイベントには来られないとのことで残念。

東京のOLから石川県羽咋市の酒蔵の女性社長に転身、この横道杜氏と二人三脚で、

「遊穂」ブランドをデビューさせ、新酒鑑評会連続金賞中で話題になった。

確か、5年連続 継続中だったか・・・

 

今年の目標として 広島「富久長」あの「BIHO」の今田美穂杜氏  そして 石川「遊穂」の藤田美穂社長 の二人の美穂さんに会って

お話しできることを楽しみにしていたが、片方は台風にはばまれ、もう片方はまだその機にあらずということなんだろう。 

漢字で一字違い。それにしても 美穂ってお酒を天職とすることをはなから定められたような名前だ。

藤田社長、「遊穂(UFO)=未確認飛行物体」の次回、関西への飛来出現を期待

(寅)