( 「春鹿」蔵 奈良市 ) 2011/12/11
■2011/12/11
アクセサリーショップや陶器の「ならまち工房」を見終え、その足で、今西家書院の隣に位置する「春鹿」蔵へ行った。
春日神鹿(かすがしんろく) ・・・鹿は奈良では神様の使いなのだ。
上の四文字から春と鹿の文字をとって「春鹿」
それにしても次から次にお客さんがひっきりなしに入って来る。
三人木の椅子に座り、まずは 仕込み水でもてなしてもらい、落ち着いたところで、きき酒コーナーで、5種のきき酒を行った。
私たちの相手をしてくれた女の子は、女子大生で(ということは・・・アルバイトか?)
アルバイトにしては、受け答えがかなりしっかりしている、聞けば群馬県出身だと言った。
私が「浅間山かい?」と聞くと「ええ、そうです。良くご存じで」と応えたが、私は群馬だからそこの酒の名を返しただけである。
利き酒をして、しげちゃんが「昔美味しいと思っていた春鹿の超辛口がそう感じないですね」と面白い感想を洩らした。
なんてことはない、「酒蔵ささや」で篠峯の愛山や山田錦の辛々を飲んだ後だし、最近旨味ののった日本酒を
店で飲んでいるので、当たり前といえば当たり前の感想だ。 酒は単に辛口だけじゃない酒が美味しい。
ここで思わず同じ職場(フロア)の人に出くわし、「えっ、ここで何やってるんですか?」と聞かれ、
「あぁ、ちょっと今日はガイドしてて・・・ そっちこそ何を買いに?」と聞けば
「ここのみりんを使っているので買いに来ました。」とのことだった。 八重桜か・・・ そういえば有名である。
それにしても多くの人で溢れ、「昨日はもっと多かったんですよ」と女の子は言ってたが、
こうも人気ならもっと日本酒が世間でもっと人気しててもおかしくないのに と思ってしまった。
春しか飲まないわけじゃないけど 冬の「春鹿」もそれなりにの印象で、 酒粕を買って蔵を後にした。
(寅)