一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

奈良三条通 私のより道処「酒商のより」新店舗 【奈良市】4/6

2013年04月10日 00時05分52秒 | 私が行く「奈良」こんな店

( 「酒商のより」新店舗  奈良市三条通り)

 

奈良市西寺林街「なら泉勇斎」を後にした私

三条通りを今度は西へ引き返し

帰途につくことに

 

そんな私のより道どころ「酒商のより」

 

奥にある日本酒Barで生駒の酒「山鶴」しぼりたて生原酒を一杯

(寅)


香ばしさが風に乗ってるところを 誰か「みたらし~」!?   老舗和菓子『おくた』  12/11

2011年12月17日 00時53分10秒 | 私が行く「奈良」こんな店

( みたらし団子  奈良市「おくた」) 2011/12/11  

■2011/12/11(日)

「春鹿」蔵を出て 再び西寺林の方に 勝南院町にむさしかかったところに団子の文字を発見。

「団子でも食べてみるかい」と私は冗談で言ったのだが、予想に反してI君がこの言葉に食いついてきた。

「いいっすね~ 行ってみましょう」ということで、三人入ってみることにした。

格子扉を開けてびっくり、店に入ると入口からは想像できないくらい奥行きのあるお店で、

入口近くには、美味しそうな和菓子がショーケースに並んでいた。

われわれ三人は、奥の席に腰を落ち着け、しばし香ばしさを感じながら、まもなくしてみたらし団子をいただいた。

きけば、100年以上歴史のある団子やさんとのこと  食べて納得。

きっと本当のみたらしってこんな味だったんだ~ と酒好き男三人を唸らせた、香ばしいみたらし団子   

次から次へと地元の人が買いに訪れる。

もっと観光客にアピールすればいいのに・・・ とさえ思った。

 

私は、土産に黄粉もちを買って帰ったが、これもまた美味しかった。

「おくた」 奈良でまた、寄りたい店がひとつ増えた。

(寅)

 

 


日本酒三昧の〆は、青丹彩ビル地下の酒空間「酒商・のより」を選んだ。  7/2

2011年07月03日 22時15分35秒 | 私が行く「奈良」こんな店

( Shop&Bar 酒商「のより」  奈良市下三条) 2011/7/2

(つづき) 酒蔵「ささや」で日本酒と大吟醸酒粕アイスを頂いて、情報収集して店を出ると午後3時頃。 子供だとおやつの時間、照り付ける太陽の日射しが、痛いほど強く、三条通りを下って行くと汗の流れを感じた。 それだけ午前中から水分(酒)をとっている一日だけに仕方ないことだろう。

午後3時という時間は、帰るには早すぎる。 今日の最後は、三条通りを少し下ったもう一つの奈良酒の酒空間 「酒商・のより」へ 立ち寄った。

なら青丹彩ビル地下一階の割合広いスペースに 奈良県の11蔵+αの酒がずらり。カウンターの中の女性は、のより社長の奥さんで、こちらの店舗を専任担当している。

驚くのが、この奥さんの日本酒に対する知識の豊富さだ。 そしてさらに驚かされたのが 「実は私お酒飲めないんです。 それこそ一滴だけ」の言葉。

「飲めないのになぜそこまでお酒の酒質や味の事を言い当てれるのですか? それにおすすめの酒まですぐに提供できたりして・・・」 と私は尋ねた。

「香りですね~ ひろがり感とか それからお客さんの反応・感想 そして一滴舐めてみることかな~」

まず私に奨められたのが、萬穣の「ハッカにごり」 初めて見た酒で、なんだか甘くないカルピスみたい。写真は、久保本家の「睡龍」  一緒に奥さんがカウンターに並べたのは「久保本家の新聞記事」とその酒の名前が出て来た まんが「蔵人」

お酒そのものに加え酒蔵の特徴や知識も豊富だし、私ですら知らないことを整然と話してくれ、久々に日本酒で凄い!と感じる人に会った感じだ。

私の横で、まだ新婚に近い夫婦が来店、日本酒をテースティングして夫婦相談しながら気に入って買って帰って行った。その銘柄は、鷹長「生酒」だった。

ここは、奈良の酒をしっかり味わえる、奈良でもう一つの日本酒空間だ。 「閑古鳥」状態(←奥さんはそうおっしゃった)にしておくのは、勿体ないスポット。

清酒発祥の地、奈良の都で奈良酒堪能!  ・・・奈良の日本酒の魅力を他県の人にも是非味わってもらいたいな

奈良の都での日本酒三昧、これにて一件落着~  それにしても今日は、いったい何銘柄飲んだことだろう。 

(寅)

 

 

 


扉を開くと珠玉の銘酒たち 「仙禽・雄町」を手にした奈良の夕べ  5/24

2011年05月25日 02時27分55秒 | 私が行く「奈良」こんな店

( 銘酒ラベルが貼られたガラス扉  奈良市「福森酒店」 ) 2011/5/24

■2011/5/24(火)  夕晴れ

大和郡山での打ち合わせ(仕事)を終え、JR奈良駅前でバスを降りると陽はかなり傾き、自分の影が長くなっていた。 今度は、先日土曜日のコースを逆に歩いてみた。 近鉄で帰ろうとJR奈良駅と太陽を背に三条通りを猿沢の池の方に向かって歩き始めた。

途中、先週土曜日に閉まって気になっていた酒店を覗いてみると 開いていたので入ってみた。 その扉の先には、珠玉の銘酒たちがズラ~リ。これには、正直驚いた。  「久保田」・「山間」・「遊穂」はじめ 埼玉の「神亀」や福岡の「黒兜」 信州の酒も その他 今まで聞いたことはあっても間近に見たこともない日本酒が、壁面に沢山冷やされていた。

お兄さんにオモテに飾ってある「仙禽(せんきん)」は置いてるんですか? 」と聞くと「はい ありますよ。」と冷やしてある冷蔵ストッカーを教えてくれた。 亀の尾・雄町・栃木米に18BY古酒まで仙禽が4種類も揃っているのにびっくり。

「凄~い! なんで奈良のお店でここまで仙禽がそろっているんですか?」と尋ねると「とても個性的な酒なんですよ」と私の認識と同じ返事が返ってきた。 「たぶん仙禽を置いたのは、奈良ではうちが一番最初のはずです。」とも付け加えられた。

先日、ここの店先のショーウィンド゜ウで「仙禽」のボトルを見つけたので、仕事帰りに一度寄ってみようと思っていたことを告げると とても感激されていた。 

「ブログにもオモテのウィンドウの写真載せたんですよ。 でも お店の名前は出しませんでしたけど・・・」と言うと 「それは残念」との感想だったので、今日は店名を出させて頂いた。 明治時代から続いている酒屋さんとのことだが、ここのお兄さん(たぶん息子さん)と少し話すだけで、「仙禽」の酒蔵の煙突が倒れたことも知っていたし、関東から東北にかけての酒を推奨して、この人とても日本酒が好きだというのがわかった。

「旭菊」や「大那」は置いてないのか尋ねると「置いてないですね。 えらくマニアックな酒が好みなんですね」 と言われてしまったが、決してそんなことは無くて、美味い酒を探すと自然とその名前が出てくるだけのこと。気が付けば、45分ほど店に居て そこそこ質問をして話を聞くこことができた。 私が、買ったのは「仙禽」の雄町 「この出来でこの価格は安すぎますよ~」と言われながら瓶は包まれたが、お酒にとってこのセリフこそ最高の褒め言葉だと私は思っている。

今日買ったこの酒は、来月の楽しみ(封切り)しよう!

会話の中で私のお酒の好みのタイプを話したところ 「次回は、是非同じ栃木県の酒「姿」 これはとてもいい酒ですよ~ または山形の「秀鳳」を是非飲んでみてください」と言われた。 

お兄さんは、 「姿」「秀鳳」「仙禽」「山間」が特におすすめだと私に教えてくれた。 次回私が来た時には、お兄さん一押しの「姿」を買うことを約束して店を出ると 夜の三条通りはすっかり暗くなっていた。

写真は、ガラス戸に貼られたラペルたち。 「撮るんだったらこっちの扉の方がいいですよ」とブログ掲載を快諾いただいた「福森酒店」  奈良で私が立ち寄る店が、またひとつ増えた。

(寅)

 

 


私が行く奈良こんな店 (5)  「カフェ Flaska」

2010年06月20日 23時35分50秒 | 私が行く「奈良」こんな店

(「カフェFlaska」 グリーンカレー) 2010/6/4撮影

 

(2010年6月4日 追想録) 

奈良・猿沢の池の先、サンルートホテルからほんの少し歩いたところにある

「カフェ Flaska」

北欧の家具・雑貨・小物販売店と併設した感じでコーヒーに軽食・

夜はアルコールまで頂けるお店。

私が寄った時は、19時だったが、まだ外は充分に明るさを残していた。

20歳くらいの女子大生同士が、先客。 

バイトのことや彼氏の話が聞こえてきた。 この光景、昔も今もあまり変わらない。

 

「口にすると颯爽とした風を感じる。」

そんな感想を私に書かせるここのグリーンカレーはおすすめだ。 

(寅)

 


私が行く奈良こんなお店 (4) 『蔵』

2010年04月19日 22時07分10秒 | 私が行く「奈良」こんな店
(居酒屋『蔵』 奈良市) 2010.4.19(月) 曇


奈良で立ち(飲み)じゃなくて、座って居酒屋気分に浸ってみたい時は、
私はここを薦めるだろう。 居酒屋『蔵』

名前の通り蔵を改造して居酒屋にしているようだ。

店内は、コの字。 TV「深夜食堂」のようにコの字カウンターは
昭和の雰囲気がかなり漂っている。
カウンターの中に小林薫のような渋い男性がいれば言うことなしだが。

蓋がのって湯気が立つおでん鍋。 陶器の徳利で出されるお酒。
そしてちょっぴりワイルドな鳥の串焼き。

綾瀬はるかと玉木宏がかつて出演したTVドラマ「鹿男おをによし」の中で
二人がお酒を飲んでたのが、実はこのお店。

お酒にこだわる人には物足りないかもしれないが、TVの撮影セットに
はまりそうな居酒屋の雰囲気を 一度、その目と舌で味わうだけでも
行ってみる価値があるかもしれない。

「はじまりの奈良 めぐる感動」のキャッチフレーズは、奈良の路地を
歩いてもあてはまることを伝えたい。
(寅)

私が行く奈良こんなお店(3) 「カフェ たまき」

2010年04月10日 21時51分17秒 | 私が行く「奈良」こんな店
( カフェたまき 「奈良市」) 2010.4.10(土) 晴~曇


近頃、自身を振り返ってみて気づいたこと。

私が旅先でも近場でも街を歩く時に共通する心境があるということ。
それは、心の中に「昭和」という時代の面影を探している気持ちが
あるんだということ。

無理に作られた(演出されたような)セッティングなどではなく
昭和時代が染み込んだまま現在(「平成」の時代)に至っていると
いうのを無意識に探している自分がいることに最近気がついた。

奈良市のもちいどの通りや奈良町は良く散策するコースだが、
もちいどの時計屋さんあたりを左に折れたところに
独特の雰囲気を出している喫茶店がある。
この店「カフェたまき」は、外観から昭和を香らせている。
老夫婦が営むこのお店、
奈良市で指折りに古い喫茶店だと聞いた。3番目だとか。

ぴり辛のチキンカレーとオリジナルプリンをセットで頼む。
プリンだけの注文は受け付けてくれない。

ぴり辛カレーの後に食べるプリンで、カレーとプリン一対の味が
完結すると言ったらよかろうか。 まさに「昭和ビンテージ」である。

小さな子供連れには、合わないが
奈良でレトロな気分に浸りたいという他の地域から来られた
お客さんがいたら この店もお奨めしたい一店である。
(寅)





私が行く『奈良』こんなお店 (2)  「酒蔵ささや」

2010年04月02日 23時58分45秒 | 私が行く「奈良」こんな店
( 酒蔵ささや 「奈良市西寺林町」)


日本酒発祥の地が奈良県だということを知っている人は、
酒飲みの人でも少ない。

私が、ヒアリングした限りでもたいていの人が、東北の県を
挙げ、奈良県だと言うと「ほんとう?」と疑いの問いかけが
返ってくるありさまだ。

よく芸能人なども口にしているのを耳にするが、本当に
奈良県の人って奈良のことアピールしなさすぎだと思う。
そういった感情すら、持ってないのも問題だと思う。

私のように元々奈良県で生まれ育ってない人間の方が
よほどその勿体無さに敏感なのかもしれない。

話はそれてしまったが、そんな思いを晴らしてくれるような店が
昨年末にオープンしたここ「酒蔵ささや」である。
日本酒党なら喜ばない人は、まずいないような店である。

奈良県38蔵元 108種の酒が立ちで飲める店
春鹿・梅乃宿はもとより百楽門・山鶴・談山と奈良の酒なら
なんでもござれである。奈良県酒造組合が、出しているお店
なのだそうだ。

アテはあまりアテにしないでほしいが、
日本酒発祥の地で、奈良の酒に触れてみたいという真の酒好きには
私は、ここを自信を持って紹介する。
そんな自慢できるお店なのである。
(寅)

私が行く『奈良』こんなお店 (1)  「竹乃館」②

2010年04月01日 23時32分56秒 | 私が行く「奈良」こんな店
( 竹乃館 おでん鍋 )


これが、竹乃館さんのおでん鍋。
店の外は別にいいと思うが、店内では撮影の許可をもらった。
というか おばちゃんには「この鍋を撮らないと~!」とまで
言われた。つまり自慢の鍋ということなんだ。
遠慮なく撮らせていただいたのがこの鍋。

20種近いネタがこの二つの鍋にぎっしり。
この左横には、大きなお釜が二つ湯気を立てていた。
いつでも「うどん・そば」を湯がけるように
スタンバイしている。

このお店どれくらいになります?
「40年!」と返って来た。
お~でんひとすじ40年~♪ 店を出た時、そんな替え歌を歌っていた。
(寅)

私が行く『奈良』こんなお店 (1)   「竹乃館」①

2010年04月01日 23時32分30秒 | 私が行く「奈良」こんな店
( 竹乃館 「奈良市」) 


四月新年度に突入。
今月24日から、いよいよ「平城遷都1300年祭」の実質スタート。
その研修会も10日後に迫ってきた。

そんなこともあって、会場にいらしたお客さんに
ちょっと奈良のいい店を紹介する機会も出てくると勝手に思っている。

新カテゴリー「私が行く『奈良』こんなお店」を立てた。
記念すべき第一回目のお店は、おでんの「竹乃館」さん。
掲載の許可は、もらった。

奈良の中心部、「高天」の交差点から南に向かって歩くこと7~8分
私はカウンター党。大根・厚揚げ・こんにゃく・がんも・
ロールキャベツ・シューマイ・ごぼう天 全部で20種はあるだろうか。
ここのおでんは、旨~い。

竹を張った店内は何とも昭和を感じさせる。
店の雰囲気が、そのままおでんの味付けにもなっているのでは?!と
思えるほど私好み。
結構、女性同士で入って来たりなんかして、人をひきつける
おでんやさんだ。

家が近けりゃ、何度でも足を運んでいるはずのお店。
今年冷たい秋風が、吹き始める頃から関東や東北からいらした
酒好きのお客様たちにどこか美味しいところ教えてと聞かれたら
遷都の会場で私はこの店を猛アピールしてると思う。

まだまだ花冷えの日もあるし、四月になっても暫くはおすすめ!だよ。
(寅)