一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

師走突入! カレンダー最終章 そして私の手帳も最終章   12/1

2011年12月01日 23時33分30秒 | 「所感」もろっもろ~

( 今年の手帳と雑誌「DIME」)

■2011/12/1(木) 曇 ~夜雨

いよいよ師走に突入。 自分にとって一番好きな月の到来だ。 暦と歩調を合わせるように今日は、グーッと気温も冷え込んで、今週の前半まではそうでもなかった地元・二上山(にじょうさん)の「ふたこぶラクダ山」も一気に万葉の色づきを見せていた。 「きっと今週末が、最高の見ごろ・撮影のしごろかもしれない。」と通勤時の車窓からは、そんな風に思えた。

カレンダーもとうとうあと1枚。 そして11ケ月使い続けた今年の私の手帳もご覧の通り、共に最終章を迎えることになる。

今年スタートした時には、この厚さの1/3ほどの薄さだったものが、いつしか挟み込む物が増え、専用バンドもいつのまにか無くなって輪ゴムに変わっている。 こんな変化にも時間の流れを見ることができる。 人からたまに 「それ、文庫本? ん手帳か?なんて聞かれ方するるのも無理ないか。

残すところあと1ケ月。 土曜・日曜はじめ12月も、飲むこと・食べる予定でかなりのマスが埋まりつつある。 手帳を見返すと仕事のことだけでなく、地元で開催のイベント、昼に何を食べたか、その店に何度行ったか、どんな酒を購入したかなど、一瞬のうちに振り返ることができる。

ざっと 手帳をめくるだけでも・・・  無いようで今年もいろいろあった。

今年の最初に立てた「質実冒険」の境地に至るには、まだまだほど遠いが、思えば大晦日から新年を日本酒バーでカウントダウンして迎えた今年だった。 家に帰りついた元旦の葛城は雪景色だったことを思い出す。 弥富の「義侠」蔵に行ったのも遠い昔と思っていたら今年の二月の事だし、「千代酒造」で鴨鍋と24種類の銘柄を味わったのも今年春のことだった。 地元の酒販店「エポック」にもイベントには良くお誘い頂き、楽しませてもらった。

王寺の駅前「KIBUN」で、思わず「義侠」を見つけ、夏には「あたごのまつ・ひと夏の恋」を飲んだこと。 長居のスタンディングバーhanaでは、今年の第一号の客だったこと。 秋には、開店以来応援していた「カレーハウスCocotte」さんがまさかの閉店。ほぼ時を同じくして入れ替わるように開店した「まるしげ」の店主しげちゃんに純米酒の良さを紹介したこと。 

でも何よりも今年一番印象的な出来事は、新幹線で博多駅に着いてまもなくあの東日本大震災で、新幹線がSTOP。 私が乗った新幹線が、その日九州に入った新幹線のLASTだったこと。 11.3.11九州新幹線の前夜祭・翌日の開通式典が無くなり、私にとっても忘れられないショッキングな日となり、このブログもしばらく休んだことを思い出した。

ルミナリエの灯がともった今夜、東北ならびに奈良県南部の復興はもちろん、世界中の人々が争いなく、平穏に無事新年を迎えられることを祈りたい。

さて、最終章どんな印象的な出来事が加わることだろう。 未来がわからないのが人生、人生こそ冒険なのだ。 『人生万事酒盃の中』

(寅)