一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

知っとらすか~?鏡餅の上には橙置くんです!

2009年11月30日 21時30分15秒 | Weblog
( 収穫した橙(ダイダイ))2009.11.29

いよいよ霜月も最終日を迎えましたね。
写真は知り合いのところで、昨日収穫した橙なんです。

この樹の持ち主が、ご高齢ということで、ここ3年ばかり
私が収穫のお手伝いをしているのです。

高さ4~5mの樹。
脚立に乗って立ってチョッキン、乗り換えてまた背伸びしてチョッキン
1本の樹ですが、剪定ばさみで収穫に1時間ほどかかりました。

収穫する前までは70個ぐらいかな~と思っていましたが、
葉の色と果実の色が同じ緑という理由からでしょうか
いざ収穫を終えて、数えてみると1本の樹から野球の硬式球
くらいの果実が、150個ばかり収穫できていました。
みかん箱2箱半の量になりました。

橙(だいだい)とは、本当に不思議な果実です。 収穫時は緑、
それがやがてだんだんと黄みを帯びて行き、しまいに名の通り
橙色(だいだいいろ)になるのです。で、取り残した果実は
そのまま再び橙色から緑色に戻るのです。

残り続ける。だから「だいだい(代々)」
落下しやすい果実に比べとても縁起が良い果実とされています。
そして正月には緑から丁度「だいだい色」に変わっています。

だから正月の鏡餅に乗せるのは、コレと決まっているんです。
だいだい家が栄えますように、家族が健康でありますようにと。

「えっ みかんじゃだめなんですか?」とある女性が聞いてきましたが、
「正月早々、未完(みかん)成というのもいやでしょう。」と返しました。

今年は手伝った御礼に1割の15個ほどを頂いて(遠慮しなくていいと
言われましたが)、その中の1個が、来年の鏡餅に乗ることになります。

昨日は、大和肉鶏・豆腐・きのこを買ってきて、私の菜園で引いた
壬生菜・水菜を加え、鶏鍋にしました。お酒は、前述の「美和桜」純米。
この橙が、早速活躍したのは言うまでもありません。
絞った後、お風呂にも入れて有効活用しました。

「橙(ダイダイ)のこと英語で『シトラス』って言うこと知っとらすか~?」
また、橙の皮は、漢方の橙皮で健胃薬でもあるのです。
まさにシトラス効果を味覚だけでなく肌まで感じた夜でありました。
(寅)

司馬遼太郎こそ「照一隅」の作家なのかも・・・

2009年11月29日 21時45分30秒 | Weblog
(「街道を行く」 司馬遼太郎) 2009.11.29


今日からNHKで、これから3年にわたるドラマ「坂の上の雲」
の放送がスタートしました。
正直、楽しみにしているテレビドラマのひとつです。

司馬遼太郎(先生)は、子供時代この葛城市の母親の実家に
里子として預けられたというのは、地元ではかなり知られていて、
その家は、日本最初の聖徳太子が行き来した街道(竹之内街道)
沿いにあり、それが、先々エッセイ「街道を行く」を書く契機に
なったと聞いたことがあります。

昨年秋、東大阪の司馬遼太郎記念館に行きましたが、その
とてつもなく膨大な書籍・資料の量に驚かされたものでした。

坂本龍馬って今なら、ほとんど誰もが知っていますが、もし
司馬遼太郎が歴史にうずもれていた彼に光を当てていなかったら、
今皆が持つ「坂本龍馬」のイメージは存在していないはずです。

「竜馬が行く」とあえて龍を竜の字に変え使ったのは、
「司馬遼太郎が解釈する坂本龍馬」の気持ちの表れだったのかも
しれません。

幕末~明治にスポットを当てていることが多い司馬遼太郎の歴史小説、
今は失われて、新鮮かつダイナミックに思える明治の息吹(エネルギー)を
存分に味わいたいと思います。

司馬遼太郎も松本清張も私にとっては、とても思いもよらないところに
光を当て、導きを感じる一隅を照らす「照一隅(ショウイチグウ)」の輝きを
持った巨星なんです。

朝から酒の箱に書いてあった「照一隅」が、気になっている今日の私
なのでありました。
(寅)

観光列車「旅万葉」のお披露目会でした。

2009年11月29日 17時20分30秒 | これが男の「鉄の道」
(観光列車「旅万葉」 JR御所駅)2009.11.29


本日は、万葉歌人と歌をラッピングしたJR観光列車「旅万葉」
のお披露目会でJR御所駅に行ってきました。

昨日は、JR京都駅とJR大阪駅で披露。そして本日が
万葉のふるさと「桜井駅~御所駅~吉野口駅~五条駅」での
お披露目でした。
このルートは、今、卑弥呼で話題沸騰の「まきむく駅」も通り、
宮殿の跡地を見ることができます。

午前10時半、いつもは閑散としている御所駅ですが、
今日は様相を一変させていました。
JR西日本の関係者、地元議員さん、そして地元近隣の人たちに加え、
カメラをぶら下げた多くの鉄道ファンで、ごったがえしていました。

駅前では、歓迎セレモニーとして御所和太鼓が鳴り響いて
いたのでした。

私も久々に一眼レフをぶら下げて、万葉列車の撮影に参加。
どこを向けても人だかり、おまけに今日は「せんとくん」が乗っていて
記念写真するファミリーの人だかりで、車両より人ばかりがファインダー
にとびこんでくる始末。

写真は、11時27分。次の停車駅・吉野口駅に向けてチャイムが鳴り響き
ドアが閉まる直前に撮ったもの。
隙をついて撮った本日のゲスト「せんとくん」の写真です。

平城京に都が移った710年から丁度1300年となる来年まで
あと1ケ月と少しとなりました。
この観光列車「旅万葉」平城遷都1300年祭で奈良を訪れる人たちに
万葉歌人たちの思いにも触れていただければ、古都への深まりもきっと
一段と増すかもしれませんね。
(寅)








 

照一隅 葛城の朝日に桜咲く 「美和桜」

2009年11月29日 09時15分45秒 | みんな~愛『酒』てるかい
(美和桜 「風菜園」)2009.11.29朝



先日までの天気予報とは違って、明けてみれば青空に朝日が
降り注ぐ葛城山麓でした。

1月以上前、印刷会社のS君が奥さんの実家(広島県庄原市)に
行くと聞いたので、頼んで買ってきてもらったのがこの「美和桜」
純米酒(4合瓶)なんです。

以前Mさんからのお土産「にごり酒」でこの銘柄を知ることに
なりました。
八反錦という割とレアな酒米で作った純米酒。それを本日、
開封することに決めました。

「そのうち僕のブログに載せるから」と言ってから1月以上が経ち
いったいいつ紹介されるんだろうと思っていたかもしれませんが、
彼とはこのブログで紹介した「人見酒店」以来ご無沙汰中なんです。
ご無沙汰ついでにこの掲載もご無沙汰となったというわけです。

今日の朝日を見て、私の育てている野菜たちと一緒に
写真を撮ってみようと思いました。

というのもこの「美和桜」を庄原市の酒屋で買った時、入れる箱が
ないからということで「照一隅」という別の銘柄の酒箱に入っていた
からなんです。
そこには、「一隅を照らす者は、国宝なり」となんだか難しい一文が
書かれていました。

だから この箱を開けるのは、今朝のような朝日きらめく日にした
のかもしれません。

今夜、このお酒を開封します。同じ写真に納まった菜園の壬生菜や
水菜と一緒に頂こうかと考えています。

「照一隅 葛城の麓に 桜咲く」 
そんな句が自然と出てくる霜月最後の日曜朝でした。
(寅)

「天狗になるなよ」と一度は言われてみたい?!

2009年11月28日 22時00分11秒 | Weblog
(大天狗 叡電「鞍馬駅」横)2009.11.28


昨日に比べて雲が多くひんやりとした天気でした。
久しぶりに京都・出町柳から叡電に乗り換え、
電車は40分待ちの「きらら」は諦めて普通の電車で
紅葉のトンネルをくぐり鞍馬へ行ってきました。

鞍馬駅を降りると更に空気はひんやりしていました。
駅前にはシャレた移動販売車が停まり、バウムクーヘンや
スウィーツを若い女の子が売っていて、何となく鞍馬には
似つかわしくないな~と思いながらも その向かい側には
真っ赤な顔した「大天狗」がドンと据えられています。

それにしてもいつ見てもこの「大天狗」鼻が高いよな~
鼻高々というのは、こんな鼻のことを言うんだろうな。

さすがに昔みたいに鞍馬寺の多宝塔から本殿そして貴船神社と
歩いて巡る元気はありませんが、仁王門に控える二匹の虎に
挨拶して「栗ういろう」や「ぜんざい」をしっかり食べて
戻ってまいりました。

義経が少年時代、牛若丸として過ごしたという雰囲気が
このあたりにはそのまま残っているような気がします。

「天狗になるなよ~」酒を飲んで真っ赤な顔した大天狗はそんなことを
言いだしそうな感じですが、「人生一度くらいは天狗になってみたい?!
・・・かも」と思った鞍馬・秋の夕暮れ時でありました。
(寅)


たまには「ゆーずー」利かせる酒も悪くない。

2009年11月27日 23時59分53秒 | みんな~愛『酒』てるかい
( ゆず酒 「梅乃宿」) 2009.11.27


面を明かしてブログを書いている関係で、近頃では会社の中でもブログで
書いたことに反応した問いかけを受けることが増えてきました。

「湯布院へは、新幹線と九州の特急が、3日間乗り放題の
JR西日本パスを使ったんでしょう?」
とか「最近、食べ物ネタが少し途絶えてますが、読む人がお腹を
すかすといけないから気を使っているんですか?」みたいな半分
挨拶がわりみたいな質問です。

どちらにしても罪の無いレベルで、一種の会話の潤滑油になっている
のかもしれません。

昨晩「亀山房代さんを偲ぶ」と夜中に「シベリアトースト試食」を
続けて書いたせいか、今年の元旦ブログを対外的にオープンして
11ケ月目で、初めてランクイン(10,000位以内 それ以下は順位無し)
しました。

gooブログの総数は133万ブログもあるんですが、その中で7486位。
これをわかりやすく約分すれば13,000人中75番目みたいなものです。
シベリアトーストの味と共に記念に憶えておくことにします。

もっとも私は、順位は一切関係ない派で、おかげでブログが未だに
荒らされていませんし、真に気に入った人にだけ立ち寄って読んで
もらえればいいわけで、従来からのスタイルを何ら変えるつもりも
ありません。


そんな今日は、金曜日、本来なら立ち(飲み)の日なんですが、
昨日から地元の梅乃宿酒造が、近鉄百貨店の日本酒コーナーに
出張してきていることを一昨日知り、立ち(飲み)を止めて
その代金で、四合瓶程度のお酒を買うことにしました。

5年も続けて蔵開きに行ったせいで、ここの蔵の社員の何人かの
顔と名前を憶えてしまった私。

地下1階で法被(はっぴ)を着ていたOさんに
「どう? 売れてる?」と聞くと彼女から「売れましたよー」
と即座に返ってきました。

私が、話をしているとまた別のお客さんが寄ってきて、
「ここの梅酒おいしいよね」なんて言葉もかけられました。

で、本日私が買って帰ったのが、これも人気の「ゆず酒」
当然、ベースは焼酎ではなく清酒なんです。
これは、女性にもおすすめできるお酒です。

今晩は、妻が作った揚げだし豆腐といわしの梅肉揚げをあてに
コレを空けて TV深夜食堂「ソース焼きそば」を観ることにします。
私が作るソースやきそばのように そばの上に目玉焼きがのるのかな?

ちなみにもうひとつ大きなニュースは、そのTV番組「深夜食堂」が
11月度のギャラクシー賞を受賞したというニュース。
プロ野球で言う「月間MVP」受賞のようなものです。

やっぱりな~ 私が目を付ける物(但し 食べること飲むこと限定ですが)
って、不思議とヒットするんだよな・・なんて自惚れも 酔いが廻って
きている証拠でしょう。

今夜は、立ち飲みを止め、その代金で「ゆず酒」買いに切り替えたの
ですが、たまにはそんな融通(ゆーずー)の利かせ方も悪くないよな・・・
と思った金曜の夜でした。
(寅)

 










冬メニュー「シベリアトースト」試食

2009年11月27日 01時06分05秒 | 向こう見ずな「食べ物」?
( シベリアトースト 「カフェJOY」) 2009.11.26


和洋折衷デザート「シベリア」。その普及プロジェクトが、いよいよ
始動しはじめるという連絡を頂き、カフエJOYに立ち寄り、試作した
という「シベリアトースト」を味見してまいりした。

前回秋メニューで提案した「小倉トースト」(愛称おぐら君)は、
今ではここの人気メニューになって継続メニューに決定とのことで
提案者の私も満足、いよいよ提案力が試される今回が第二弾なんです。

「シベリアトースト」とは・・・
羊羹とホワイトクリームをトーストパンで挟んた゛羊羹トースト、
美味しさを板ばさみにし味わってもらうものです。

午前中から試食してもらった人たちの感想もナカナカ良かったらしく
「意外」と言われましたが、私の思ったとおり
今回の冬メニューのレギュラーメニューとして名を連ねそうな感じです。

白い食パン状態に挟むのならネーミングを「アラスカ」としたのですが、
トーストにした方が評価が高く、関西初登場の羊羹トーストサンドは
「シベリアトースト」という名前でデビューするかもしれません。
結局、色々考えましたが、既存の「シベリア」の存在もあり、この名前が
汎用的にも納まりが良さそうに私は感じます。

12月からの新メニュー「シベリアトースト」
日常の生活で、プレッシャーやストレスを感じることが多い中、
板ばさみの美味しさを実感してみたい方は、是非「カフェJOY」に
寄ってENJOY! してみてください。

新メニューの震源地、大阪市阿倍野区「カフェJOY」にあり!
いずれTV局が取材に来るかもしれません。(てなことはないか・・・)
これはちょっと宣伝しすぎてしまいました・・・ネ

でも「人に良い(=食)プロジェクト」そんな仕掛けや提案なら 
私はいつでも大歓迎です。
(寅)

亀山房代さんのご逝去を悼み,謹んで哀悼の意を表します。

2009年11月26日 21時45分45秒 | Weblog
(亀山房代さん) 


昨日の会社帰りの夕刊紙の見出しに「えっ」と驚かされた私でした。
『亀山房代 逝去』の見出しです。 「うっそ~」

関西ではNHKのお昼の番組で司会を務めるなど、上方漫才で大賞を
とっただけでなく、芸人離れした頭の回転の良さとイヤミが無く愛嬌を
感じるキャラクターは、主婦やご年配の人から「亀ちゃ~ん」と呼ばれ
「関西のお昼の顔、お茶の間の顔」とも言える存在でした。

昨日書いた蓮舫議員があさって28日で42歳ですから くしくも同じ年
なんです。まだ若い。これから働きざかりと言うのに・・心臓の病気だ
とのことです。

実は、私ごとになりますが今から15年ほど前、私は宣伝の仕事で、
イベントを担当し、各地の放送局と現地販社とタイアップして
『放送局で会いましょう』という名の合展の仕事に携わっていました。

高松市の西日本放送でのイベントで、当日のステージゲストとして
お願いしたのがコンビ結成まもない吉本の「里見まさと&亀山房代」さん
でした。
私も出演前に広告代理店Dの担当者と共に楽屋に挨拶に行き、名詞交換を
したのでした。

里見まさとさんは「ざ・ぼんち」のおさむさんの相方で、亀山房代さんは
売り出して間もない頃でした。

当日のステージで亀山房代さんが、東海道本線の東京駅から京都駅迄の
各駅停車の駅を早口で暗唱し、会場の人から拍手喝采を浴びたシーンを
今書きながらも思い出してしまいます。

この時私は、彼女は将来きっと大物になるはず・と感じましたが、
それから数年後、漫才で大賞をとった時は、私も嬉しくて仕方ありません
でした。

彼女の話のテーマは、環境保護や男女共同参画など社会派の話ですが、
聞いてためになることを漫才という技法を使って、老若男女にわかり易く
教えてくれるものでした。

彼女が亡くなったのは、私がちょうどお湯でほっこりしていた頃(11/23)
家族で、密葬を済ませてしまって、25日になって公表したようです。

彼女のブログ「かめブック」はそのままです。
もしかしたら ブログだけは永遠に残るかもしれませんね。
彼女が作ったお弁当の数々、無性にワインとフランスパンを
食べたくなったこと そして・・・
11/9 歯医者に行った というところで、ブログは終わっていました。

これから10年は仕事も子育ても油がのって きっと50代にさしかかる
頃には、全国区の顔になっていると期待していただけに残念でなりません。

「亀ちゃん、これからは天国に舞台を移して、皆を楽しませてください。」
(寅)


蓮舫さん、「 一番じゃないとダメなんですよ。!!」

2009年11月25日 23時05分13秒 | Weblog
(大分県・久住高原LED花畑 「金川雄策氏撮影」) 2009.11.25


ブログで政治について語るのは本意ではありませんが、久々に書きたく
なってしまいました。

事業仕分けが後半戦に入りましたね。連日、仕分け作業をする議員の
奮闘振りと要領を得ない発言をする官僚たちの姿が、TVのニュース等で
公開されています。

これはこれで、国民の税金がどんなところに有効に使われるか
ということで、政権が変わってからの大変良い側面だと評価できます。

それにしても民間の会社なら(私もそうですが)、次の期の計画書を
提出させられて、一件一件の案件に対し「こんな施策やる必要が
あるのか?」 と説明を求められ、金額を詰められるのに、とても優秀で
あるはずの官僚の説明力の無さには、失望させられるとともに
呆れさえしてしまいます。

彼らに国家ビジョンを委ねっぱなしで、果たして大丈夫なのか!?と。

元県知事の片山氏が言ったように「説明のつかない事業に血税を
使っている」という一言もまんざらハズレていないようにも思います。
今までの政府は、ここに何もメスを入れてこなかったんだ・・・
何にもやってこなかったんだと改めて気づかされた人も多いはずです。

さて、今回の仕分け作業でひときわ目立っているのが、蓮舫議員でしょう。

今から1年ほど前、TVの国会中継を見ていました。自民党政権時代の
国会質問で、質問に立った蓮舫議員の攻勢に現職大臣もタジタジでした。
その時、彼女って凄い論客だと強烈なイメージがつきました。

大臣を相手にそうなのですから 書面を読んでいるような又書いてある
こと以外応えられない官僚などは、中身が無いようにさえ映ってしまいます。
官僚サイドももっと説明能力のある人を出すべきです。

蓮舫は確か1988年のクラリオンガールです。
当時、水着姿のポスターもうっすら思い出してしまいます。
ちなみに1985年が宮崎ますみで、初代は、あのアグネスラムでした。

私は、この蓮舫議員に対して「必殺仕分け人」と勝手に呼んでいます。

その蓮舫議員の仕分けのシーンで、「1番じゃなくて2番・3番だったら
なぜダメなのでしょう?」という問いかけがありました。
私はテレビ画面の蓮舫議員に即応えました。
「科学技術は1番を標榜しないとダメなんです。」と・・・

文系思想で解釈していくばかりが、正しいとは言えません。
科学技術は、先頭になって目標にいち早く達した者が、
以降数年間スタンダードという規格を作れるのです。

要は、誰が一番にスタンダードを手にするかなんです。

南極点に1番に到達したアムンゼンのごとく、悲劇の2番手スコットは
別にしても3番手以降が語られることがないのと似ています。

ノーベル賞受賞の先生方ばかりでなく、一サラリーマンの私でさえ
今回の削減の裁定には、不満です。
環境技術しかり工業技術しかり、常に技術で立国してきたこの国から
その予算を削減することに私は憂(ウレ)いを感じてしまいます。

青色LEDを開発した中村教授が、アメリカに場所を移動したことも
国内での研究開発環境の悪さだと聞きました。

日本の生きる道は、あくまで他の国より一歩先行く技術だと信じて
「蓮舫議員、子供の成績ならいざしらず、科学技術は2番3番じゃ
ダメなんですよ。あくまで1番じゃないと。」

1番を目指す執念があったからこそ 青色LEDが生まれ、それによって
全色表現が可能になり、近年のクリスマスツリーもこの写真のような
花畑も電気を多く消費せず、美しく点灯することができたわけですから・・・

科学技術の明かりは暗くしないで欲しい、そこには日本の未来そして
国民の夢がかかっていると私は思います。
(寅)

イブまで丁度1ケ月。私は写真を頂きました。     「Xmasリース」の写真でした。

2009年11月24日 21時15分10秒 | Weblog
(Yさん手作りの「Xmasリース」) 2009.11.24


会社の前の信号待ち合わせで珍しく一緒になったYさんに
「たまには、ブログ読んでる?」と尋ねると Yさんの応(コタ)えは
「たまにですね・・・ だってあまり見てるとお腹がすいてきますから。」

この応えって奥ゆかしいな~ って感じました。
「はい」とか「いいえ」だけで質問へのこたえを終わらせてないところが、
さすがというか、いいですよね。

平安の言葉で言えば、これが「いとおかし」にあたるんでしょうね。
おかしは、おくゆかしい趣きがあると考えたら近いでしょう。

そんなYさんに3連休前に私のブログに何か提供してくれる物ないかな~?と
半ば催促して、休み明けの今日提供してもらったのが、Yさんがこの休みに
「フラワーアレンジメント教室」で作った『Xmasリース』の写真なんです。
携帯で撮った写真とのことでしたが、ナイスな出来ばえだと思います。

Xmasイブの丁度1ケ月前というのもなかなかいいタイミングではありませんか。


◇リースは、「花の環」
常緑樹のヒイラギ、もみ、スギなどを使うのは、永遠の生命を表し、
聖なる場所に飾ります。緑・赤・白・茶を使うというのも意味があると
聞きます。

和の風習では、「花をいける」なのですが、西洋では、そして現代の日本
(正月など)でも歓迎の気持ちを表す際、リースを飾るケースが増えてきた
ように感じます。

写真の提供をいただいたYさんには、改めて御礼申し上げます。
1ケ月後は、このリースのかかる扉に 素敵な訪問者が、
幸せを運んできてくれるのでは・・・
と考えたりもします。 そう思わせるだけのパワーがあるということ。

これに懲りず、「お腹がすかない程度に 読みに寄ってください。」
そしてまたの素材提供も期待してますよ。
(寅)








朝霧と湯けむりの中、色づく紅葉に「山頭火」を偲ぶ

2009年11月23日 22時50分45秒 | Weblog
(朝霧の紅葉 「湯布院」)


昭和5年、山頭火もここを訪れたのか・・・
今の湯布院の街の姿を見たら 彼はきっと素通りしているだろうな。

交通の便が良くなり、多くの人に知られるのも良し悪しである。
食堂などもそうだが、これが観光地・温泉地なんかになると
その変貌のスピードは早いのである。
画一的に統一されて、軽薄な観光地となり果てる。

そういう意味で、行くのに不便さを感じさせるところにこそ
昔のままの時間が流れていて、実はこれが魅力にもなってくる。

山頭火は、同じ湯布院でも湯平温泉の方にも訪れていて、
ここはまだ昔の面持ちが今も残っていて、後者の方になるだろうか。
「山頭火ミュージアム」も併設されているここは
石畳の階段を下駄で歩くだけで本来の温泉気分を味わえる。

朝霧煙る湯の郷を山頭火は、いったいどんな気持ちで歩いたことだろう。
季節の深まりを感じる今となっても、なかなか想像しがたいものである。
(寅)






金曜日、昼は引越し、夜は立ちでパラダイス。

2009年11月20日 23時59分33秒 | みんな~愛『酒』てるかい
(「三好屋」 堺市) 2009.11.20


朝、喫茶PALでコーヒーを飲みながら、昨晩のボジョレ・ヌーボー
の話を切り出すと
「今年のボ-ジョレは、50年に一度の良い味らしいですね~」と
しっかりこんなコメントが返ってきました。

ぬぬ、おぬし出来るな・・・ の朝の始まりでした。が
今日は、仕事になりません、出来ませんでした。
ほぼ一日かけて全体席替えの大移動。
まぁ、距離の近い「引越し」と考えて頂いた方が、近いかも。

こんな金曜日だってたまにあります。組織ですから・・・

席替えすると見える事務所の景色も変わってくるものです。
それにしても大丈夫かな・・・ バイパス通路を無くしてしまって。
まっ、それは成るように成るでしょう。

そんな金曜日でしたから、仕事を終えると心に残る不完全燃焼の
部分を燃やすべく、解放された週末の私は、気分だけでも
パラダイスへ突入なのです。

突入先は、いつもの私のフランチャイズ(天王寺)とは違って、堺市。
ここ堺にうちの会社は、大きな工場を建てましたが、
その付け根の堺東駅前の銀座通りの路地が、今夜のターゲットゾーン
でした。

それにしても知らなかったな、こんなに私好みのディープな立ち飲み屋が
たくさんあったなんて。
お客のほとんどは、すぐ近くの堺市役所の方たちでは? ! みたいな
テリトリーに今日は、探索を兼ねておじゃましたのでした。

「虎屋」に「三好屋」「カツ丼のまるは」、ビールのハーフ&ハーフに
酒は剣菱、おでんに どてに出し巻き卵 などなど・・

いゃ~ 満喫満喫。堺の一端を知ることができたみたいです。
まさに「勉強しました 引越しのサカイ~♪ 」な夜なのでした。


PS.
明日から3日間、勤労感謝の日が近いからでもありませんが、
風に吹かれてゆ~ゆ~ しようかなとも思ってます。
よってまたパソコンを触れない数日となりますので、ブログは
書くことができず、休ませていただきます。

まもなく始まる今晩のTV 深夜食堂「たまごサンド」を見たら
明日はまた風に吹かれて山頭火しよう・・・
(寅)

待ってました ! 「ボジョレ・ヌーボー解禁日」

2009年11月19日 22時22分22秒 | みんな~愛『酒』てるかい
(ラブレロワ・ボージョレ) 2009.11.19 木曜日


13日の金曜日の次は・・・

「今後11月の第三木曜日」と解禁日と決めたのが、丁度25年前のこと
でした。 あの頃は、私も若かったよな~
当然、今よりずーっと飲んでいました。まさに浴びるほどという頃。
今日は、待ちに待った「ボジョレ・ヌーボー」の世界解禁日なんです。
(「広辞苑」では、ボージョレと書いてますが、私は、ボジョレ呼称派です。)

早速会社帰りに買いました。
ボジョレ・ヌーボーは、フランス・ブルゴーニュの収穫を祝う祝い酒です。

祝い酒といえば、今日は朝から気分良くさせられました。
日本経済新聞・朝刊に踊る今年話題の「(S社)LED電球販売独走」の
見出し。

LED電球は、消費電力が豆電球ほど、寿命が4万時間。熱くならないし
紫外線を出さないから仏像などの国宝展示に使える。虫が寄ってこない。
医療に使える等 数々のメリットを持つこれからの電球です。

当社の電球は、性能・価格・デザインと全てにまとまっている評価
のようでした。
特に軽い明かりの空気感を大事にしたパッケージデザインが、
(T社のように複雑で重くなく) 主婦にも手にとってもらえやすい
そんな評価もわが事のように嬉しいものでした。

電球は、新規参入ですが、ことLEDに関しては、長い歴史と実績を
持つ我が社の実力の一端を褒められたようにも感じました。
また朝刊一面の春秋欄には、偶然にも会長のせりふ「経営トップというのは、
罪深い仕事だと思う」が、紹介されていました。

獅子座流星群を見れるかと冷え切った朝4時に起きた今日の私でした。
(結局、見れずじまいで風邪をひきかけたものの)
朝の朝刊、夜のボジョレ・ヌーボーで、2009年の11月の第3木曜日は、
私にとって心温かい一日となりました。

ガメイ種の葡萄から作られ渋さ少なく、フレッシュで優しい口当たり。
このブログを書きながら 十勝のカマンベールチーズをアテに
既に3/4を飲んでしまいました。たぶん30分後には空瓶になっているはず。

日本語の「ぬーぼーとした人」のぬーぼーとは、大きく意味が異なります。
「ぬーっとして ぼーっとしてたらあかんぞよ!!」 私の仰ぐ坂本龍馬なら
きっとこう言って多くの現代人に喝を入れているはずです。

「初心忘れるべからず!! 」そんなあと味を感じさせてくれるのが、
この時季のボジョレ・ヌーボーだと思います。

明日はきっと・・・「初心の 大切さを 思い知らされる 二日酔い」
なのかな・・・
(寅)

この寒さになんちゅうか・・・  「カレー中華」

2009年11月18日 23時57分12秒 | 『麺』食い人間なんだよな
(カレー中華 「つげや」)


けだるくシュール 今夜のSONGSは井上陽水特集2回目でしたね。

「所詮」とか「いっそ」だとか、諦観を肯定した詞と心の底から
湧き出すような熱いリフレインが多くの聴く人を惹き付ける。確かに・・
飲み物に例えるなら、「焼酎」(=スピリッツ)となりましょうか。

さて昨日の氷水のような雨、今日の足元を冷やす寒風。
いよいよ冬の到来を感じさせます。
でもまだまだ陽水がリフレインした「毎日 ふぶき、ふぶき、氷の世界」
とまでは遥かに及ぶはずも無く。

寒い時のお昼は、たいてい熱々の麺類を食べたくなってきます。
これが金曜の夜ならば、当然「熱燗!」ということになりますが。

ごく太の熱々うどんも好きだけど 今日は趣を変えて「カレー中華」
(まぁ、カレーラーメンのような でもラーメンの麺というより
チャンポン麺のような、だからこのネーミングなんでしょうね、きっと。)

「いっそカレーラーメン」でもいいのにな。
今日の寒さになんちゅうかカレーちゅうか、カレー中華なのでありました。

寒さに背筋もシューっと。
気温は、食べたくなる物を変えてしまう、生き物のようです。
(寅)





13日の金曜日は私にとって「幸」多い日でした。(2)

2009年11月17日 20時45分15秒 | 『食』べる門には福来たる
( ぜんざい 「幸(サチ)」) 2009.11.13


<前日よりつづく>

おでん定食を食べる前に実は、2種類の梅酒をそれぞれ
盃でごちそうしてもらったことを書き忘れていました。

1本は清酒ベースの「梅乃宿あらごし梅酒」
そしてもう1本は、芋焼酎ベースの「山元酒造にごり梅酒」

「さぁ、どっちがどの銘柄か当ててくださ~い。」
一瞬、間違いそうになりかけたくらい、にごり梅酒との差は、
甘みとあっさり感の差くらいしかありません。
共に美味しい梅酒だと実感しました。

初めてのお客さんである私ごときにこういったサービスをして
いただけるなんて、粋な計らいだと思いました。
ただ、私の場合、食べ歩く回数が多いこともありますが、結構
こういうサービスにありつくことが多いのも事実なんです。

おでん定食を食べ終えた頃、常連とおぼしきママさんが
入ってこられて、このあたりに伝わる松本清張の昔の話をされ
聞くことができました。

「まさかあの給仕さんが、大小説家になるなんて予想した人は
いなかったのではなかったか・・・」というもの。
「そうだったんですか・・・ 」と裏話に浸ることしきりでした。

再び、メニュー表に目をやって見つけたのが「ぜんざい(善哉)」
思わず頼んでしまいました。
「梅酒」-「おでん」-「コーヒー」-「ぜんざい」のリレーも
私ならでは?・・・・か。

ぜんざいやきんつばで、日本酒を飲(ヤ)ることも珍しくない私、
この世からお酒とあずきを取り上げられたら 生きる楽しみを
無くしたに等しいようなもの(たぶん生きていけないかも)なんです。

で、また提案してしまいました「小倉トーストやってみませんか?」
「えっ、おぐらトースト?どんなの?」
「たとえばこんな感じ」と撮りだめたデジカメから画像を奥さんに
見せると 「おもしろいかも・・このぜんざいをのせたらいいわけね」
といった好反応だったのでした。そう、そのノリが大事なんです。

なんだか、今日の自分「食の伝道師」していないか? 自問自答の中、
13日金曜日って自分には、本当に悪いことがおこった試しがないよな~

6年前のひな祭りの日に 花巻の宮沢賢治記念館をあとに
氷点下の青森県八戸で飛び込んだ開業間もない屋台が、
最近店舗を出して、地元のマスコミで結構話題の人気店になっている
ことを知りました。
私に「せんべい汁」を教えてくれた(このお店に関しては、いずれまた
詳しく書きましょう。)

このお店にも似た共通点を実は感じていました。
こじんまり、こぎれい、奥さんの感じの良さ。
それともうひとつの共通点は、(私は、けっこう経験するのですが、)
初めての客である私にいろんな話をされた後、名詞を渡されたこと
でしょうか。

2003年3月3日の八戸の名詞も大事に保管していますが、
2009年11月13日金曜日の名詞も大事にしますね。

「ここも八戸のお店に負けないくらいきっと繁盛するはず!です。」
というセリフをこのお店への置き土産にしました。
豪華リレーしめて650円なり。

「是れ善哉!(=すばらしいこと) 本日、幸 多かりし」と
私の手帳にしたためたのでした。
(寅)