一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

そろそろ 夏の終わりのハーモニーが聴こえてきそうだ。

2018年08月30日 18時30分45秒 | その他 
 
ほろ酔い気分で夜空を彷徨えたらどんなに幸せだろう・・・ 8/30
 夏の終わりのハーモニーを聴きながら・・・ 「ハッピーバースデー ! 陽水」 8/30( 「井上陽水」 ) ■2016/8/30(火) 晴この時季になると聴きたい唄......
 

 


「スーパーホテル」 1号店がどこだか あなたは知ってますか? (4)

2018年08月25日 01時45分30秒 | Weblog

( 博多千年門 )

 つづき (第4話)

 

「う ー ん ・・・」と唸った後、斜め上に視線を向け しばし無言になった。

やがて視線をゆっくりと彼女に下ろし口を開いた 「感想言わせてもらっていいかな」

「えぇ、是非お願いします」

「はっきり言って、嬉しくないと思うな~ このマップ。 

 おすすめのラーメン屋が中洲の『一蘭』って一番に目に飛び込んでくるけど 

 こんなの市販のガイドブックに載ってる店だし、一蘭なんて東京にも大阪にも

 あるんだよ。 そのほかの店もガイドブックの焼き直し、グルメ目的で博多に

 足を運んだ食通は、たぶん 喜ばないんじやないかな」

「それよりも 地図に書かれているすぐ近くのお寺 ここ(承天寺を指で押さえた)」 

「しょうてんじって読むんですか?」

「(首を横に振り)んーん 違うな。ここにうどん発祥の碑があることを知ってる? 」

「えっ!!  博多ってうどん発祥の地なんですか!?」

「だめだよ 君がそんなに驚いてちゃ 福岡は、あのタモリが言うとおり

 ラーメン屋よりうどん屋の多い うどん文化圏ってわかってないな 

 ちょっとしたグルメ通にすぐに見透かされるよ」

「それに東は貝塚あたりから西は赤坂あたりの広いエリアのこの地図だけど

 もっと足元に目を向けた方がいいと思うけどな・・・」

「それから・・・このお寺 (聖福寺を指で押さえた)」

「せいふくじ? ですかね 」 「んーん それも違ってる」

「菊のご紋のこのお寺のおかげで、この一帯を空襲から救ってくれたと

 地元の人は口々に言ってること知ってる?」

「いぇ、知りませんでした」 「まずは、この呉服町・御供所町の通に

 なることが大事じゃないかと思うよ。  もしかして、Kさん

 福岡の人じゃないだろ?」

「実は、周南市出身なんです」以前の徳山市だよね」「なんで知ってるんです?」

「そんなの新幹線で通るし ・・・  とにかくこのグルメマップ、他県の私が

 言うのも何だけど まずは、足元から固めていかないかい。ねっ! 」

「たくさんの貴重なご意見ありがとうございました。」

 思いのほか長く受付にいただろうか。 そんな会話をしてホテルを出た。 

 夕暮れの博多・御供所町 日本酒目当てに「鎌田製作所」に向かった。

 

 つづく・・・

 

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(寅)

 


「スーパーホテル」 1号店がどこだか あなたは知ってますか? (3)

2018年08月20日 02時15分15秒 | Weblog

(受付横 セレクトまくらコーナー) 

 つづき   (第3話)

 

ホテルの扉が開くと正面受付に 微笑んで迎えてくれたのが受付の女性Kさん

まぁここまでは普通なのだが、(とはいえ普通の域に徹してないビジネスホテルが

意外と多いことも事実)

このホテルが初めての私は、彼女から一通りの説明を聞いて、チェックインを

済ませた。

バジャマと希望すれば枕までも持って上がるというのは、新鮮な疑問と驚き。

エレベーターで上層階の部屋に。キーでなく、受付で渡された暗証番号で解錠。

まぁ、過去にも東京で似た造りのビジネスホテルに泊まったことが何度かあるが、

こちらの方が、スッキリ(シンプル)な印象を受けた。

まずはシャワーを浴び一段落ついて着替え、外出(食事)の為、(行先は、既に

鎌田製作所と決めていたが)1Fに降り受付のKさんにどんな店名が挙がるか!?

オススメの店を聞いてみた。

 

「今から食事に出るんだけど どこかオススメの店があるなら教えてくれない」

と尋ねれば、彼女「充分ではないのですが・・・」と前置きし、脇から

『おすすめの店Map』を取り出し、カウンター越しに渡してくれた。

カウンターに拡げられたそのマップを見た私は、「うーん」と唸った後

暫く無言になった。

 

つづく・・・  

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(寅)

  


「スーパーホテル」 1号店がどこだか あなたは知ってますか? (2)

2018年08月19日 12時55分15秒 | Weblog

(イタリアン「鎌田製作所」 福岡・御供所町) 

つづき  (第2話)

 

この「スーパーホテル」に初めて泊まったのは今年の6月、蒸し暑い福岡だった。

福岡・御供所町にある日本酒が呑めるイタリアン「鎌田製作所」に寄るため来福。

この店舗を手掛けた方が、日本酒「福×福祭り」(福岡と福島の酒コラボイベント)を

企画されたプロデューサーさんであったこと。

それと大阪の親しい酒店(「酒屋へちかん」)からこの店に 割とレアな日本酒を

定期的に送っていて「寅さん、福岡に行かれた際は、是非寄ってみてください」

言われていたこともあって、以前から、一度は覗いておかないと思っていた店。

 

ということで、福岡市内では、博多駅か天神周辺でしか宿泊したことはないが、

呑んで5分以内で歩いて帰れそうな宿としてここを選んだ。

 

博多・呉服町は、その名の通り 江戸時代に呉服屋が立ち並んでいたから

その名がついたもの。40数年ほど前迄、大丸百貨店がここにあったのだが

天神に移転してからは、博多で静かそうな場所といううっすらな印象しか

持ち合わせていなかった。

(まだ路面電車が走っている昭和40年代の福岡市・呉服町 大丸百貨店界隈)

 

夕方、先にチェックインするため、この呉服町のスーパーホテルに向かった。

が、地下鉄の駅から地上に上がっては来たものの大通りに面しているわけでなく

筋を一本入ったところにあるため、見つけるのに少し時間がかかった。

建物前に行ってみると、小ぶりで間口は広くなく背の高い9階建て

「なんだかワンルームマンションみたいな感じだな・・・」という印象。

「ここが、126店舗にもなるスーパーホテルの1号店か」そう呟いて

開かれた自動ドア、正面の受付カウンターに向かった。

 

つづく・・・

  

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(寅)

 


「スーパーホテル」 1号店がどこだか あなたは知ってますか? (1)

2018年08月17日 00時25分25秒 | Weblog

(スーパーホテルINN博多(呉服町)) 写真はHPより転用 

 

■2018/8/13(月) 猛暑日 晴

 

「スーパーホテル」又は「LOHAS」というビジネスホテルをご存じだろうか?

現在、日本全国に120店舗以上もあるので、たとえ泊ったことはなくても

なんとなく見かけたことがあるみたい  という人はかなりいることだろう。

ここ数年の全業種の『顧客満足度調査』では、常にトップ10に入っている

(第9位)企業体でもある。

ちなみに顧客満足度 第一位は、あの宝塚歌劇団、第二位は劇団CATSだ・・・

ホテルとしては、帝国ホテル、リッチモンドが上に並んではいるが、

ビジネスホテルの価格帯で見れば、第一位を堅持しているのが

「スーパーホテル」なのである。

私の住む奈良県にもJR奈良駅前には、ロハスと共に2店舗、あと大和郡山店の

3店を知っている。

  

たぶん自身の人生で、ホテル・旅館には300泊以上はしてきたであろう私だが、

つい最近までこのスーパーホテルには1度も泊まったことがなかった。

それが、今年の6月に 大阪の親しい酒屋(酒屋へちかん)が、わざわざ福岡の

御供所町のイタリアン「鎌田製作所」に日本酒(富山湾・タクシードライバー・

風の森)を卸していると聞いてその店に行くためにすぐ近く呉服町(徒歩3分ばかり)に

宿をとったのがこの「スーパーホテル」とのご縁(初宿泊)となった。

 

126店舗とベトナムに2店舗 まもなく130店舗に迫ろうとしているこのホテルだが、

何を隠そう

その第一号店が1996年に開業した 私がこの日泊まった呉服町店なのである。

(私は、既に知っていたが)

大抵の人が驚く、本社が大阪だから大阪だとばかり思ってたとか 

えっ 首都圏じゃなかったの?

「スーパーホテル第一号店はどこだか知ってる?」

この盲点をつくような質問と正解への反応に 時としてにんまりしてしまう。

まさか福岡だったとは・・・思いもよらなかったという反応をする人がほとんどなのである。

 

つづく・・・

  

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(寅)

 


北の維新の街「はこだて」 帰路についた ~ぶらり函館(15)

2018年08月12日 20時25分25秒 | Weblog

( ロイズチョコレート)

 

五稜郭でお酒を愉しんだ夜から一夜明け 今日は帰路に就く一日 

天気は曇り 特急の乗車時間まで函館駅で土産選び

結局 函館に来ても土産はロイズになった。 

駅ホームの感じは、漂う始発感が

長崎駅のそれに似てる。

始発終着駅、0地点

 

 

維新150年 維新北の街 はこだてから 列車は、来たコースを引き返す

函館~室蘭~苫小牧~南千歳

往路では気づかなかったが大沼公園が結構広いことに気が付いた。

 

 

長万部(おしゃまんべ)に差し掛かる頃には眩しい太陽の日差し。

 

 

千歳空港 待合い

 

新千歳空港

およそ2時間

関西空港

 

関西空港からJR阪和線で天王寺へ向かう 

大阪・西田辺を通り過ぎる頃には、夕陽

天王寺の手前 西田辺 (車窓より)

 

帰路は結局一日仕事 朝函館を経ち、自宅に着いたのは午後8時を過ぎていた。

 

次回の北海道(いつになるかはわからないが)は、夏でも鍋を食べる 伝説の夏鍋グルメの地

夏の「釧路」が いいかも と思っている。

本州以南が猛暑でうだっているのをよそ目に 涼しい顔して

真夏に暑い鍋で一杯なんて最高

北海道って、イマジネーションを拡げてくれる大地でもあるんだ。

 

おしまい

 

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(寅)

 


山のふもとに名酒あり 「山の日」は、ある意味 日本酒に想いを馳せる日でもある  8/11

2018年08月11日 18時45分15秒 | みんな~愛『酒』てるかい
 
LOVE MOUNTAIN !! 「山の日」に乾杯 《百十郎 キュベ・ジャポン》 8/11
( 「百十郎」キュベ・ジャポン ) ■2017/8/11(金)祝日 「山の日」本日は、「山の日」祝日としてはまだ2年目のニューフェース。先日の新聞には、今一つの知名......
 

 

2018/8/11(土) 祝日「山の日」

8月11日が、国民の祝日「山の日」となったのは割と最近のこと

「海の日」があるのだから「山の日」があって当然だろう。

日本酒を飲み始めていつしか 山のふもとにきっと

美味しい酒造りをしている酒蔵があるはず

と思うようになった。

 

なにしろ 山のふもとには、美味しい伏流水が地下を流れている

山のふもとに名水あり 名水の郷に名酒ありの連想

いつしか列車の窓から山の連なりを見つけると

日本酒に想いを馳せてしまうのは

「きっと 私だけではないはず」

と思ったりする。

 

 

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 (寅)

 


小雨が降り始めた五稜郭でしっとり日本酒Night  ~ぶらり函館(14) 

2018年08月06日 01時01分30秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 函館・五稜郭「びんごや」にて)

 

 

藤田商店で函館のソウルアルコール 「ガラナビール」を飲んで

ほろ酔い気分で、店を出ると 外は、しっぽりと小雨混じり

五稜郭交差点に向かって南へと歩き始めた。

 

 ゛

 

当初は、その名も「地元家」という北海道の地酒ばかりが揃っている店へ行く

目星をつけていたが、

藤田商店にも行けたし、交差点に近く賑やかそうな店の雰囲気を感じ回避した。

そぼ降る雨、もっと静かなところで日本酒を味わいたいという思いが湧いていた。

 

そして少し南へ歩いて竹垣にメニューを出している「びんごや」という店を覗いた。 

お客さんは、まだ誰もいなかったが、落ち着いて呑めそうだと感じて

「すみませ~ん。特に予約はしてないんですけど大丈夫ですか?」と尋ねると奥から

「どうぞ。大丈夫ですよ」という声に誘われて暗い空間へと入って

カウンター前に腰を下ろした。

 

(「びんごや」入口 )

 

 

「何になさいますか?」と聞かれ

「とりあえず 日本酒。 ラベルが見えたAKABUを注文。

北海道だけどもう北海道の酒にこだわらず、東北の酒を頼んだ。

 

 

アテは、付け出しだけでは足りないので、刺身を頼んだ。 

 

 

まずまずのスタートかな・・・

 

日本酒に関しては、一部北海道の地酒を覗けば、

関西・ウラ難波あたりでも呑めそうな銘柄を揃えているなという印象を

店のマスターに投げてみると

 

実は、本店が別個所にあってそこでは、結構マニアックな日本酒客が

集まるんだけど、こちらは、名の知れた 例えば十四代・獺祭・田酒・久保田みたいな

日本酒を注文するお客さんがほとんどとのことだった。

 

嬉しかったのが、津軽海峡の先 函館の地で、

私の地元の酒「梅乃宿」のゆず酒を冷蔵庫に見つけたこと

またメニュー表には、奈良の「春鹿」が定番として載っていたことに

奈良の日本酒が思いのほか北の地で健闘してるなと感じた。

 

最下段 左から4番目に奈良「梅乃宿・ゆず酒」を発見

 

二番目に呑んだのは、私が北海道の地酒では、一番おいしいと感じてる

旭川の「男山」を頼んだ。

「男山」という名の酒は、たくさんあれど、一押しは旭川の「男山」だと思ってる。

歌舞伎浮世絵団十郎ラベルを過去に何度か呑んだが、実にいい感じの味わいの酒だ。

 

 

三酒目は、秋田の人気酒「ゆきの美人」のオリジナルタンクバージョン

THEE ACE OF STARS

昨夜見た臥牛山からの函館の夜景を思い出していた。

刺身もなくなったので、アテに鶏を追加で頼んで戴いた。 

 

1時間半ばかり対応してくれた女のコは、一人が地元函館のコだったが、

もう一人は、札幌のコで、札幌と函館はいろいろ違って生活に戸惑っていると言っていた。

関西から見れば、札幌と函館は同じように捉えているが、前述したように

実のところ九州に当てはめれば福岡と鹿児島ほどの物理的距離。

正直、福岡で通じる言葉が鹿児島ではまるで通じなかった

体験を自身したことがあるだけに その距離は

違いがあって当然のようにも感じた。

 

 

最後に会計をしようと店の出口に向かえば、二階へ上がる階段の踊り場に

奈良の酒「篠峯」の前掛けが飾られているのを見かけ、

正直こんなところで出会ったことに驚いた。

私を誘っていたのは実はこれだったのか・・・そして見送ってくれてるようでもあり

北の大地で、数々の奈良の日本酒が頑張っている姿がとても印象に残った。

 

 

 

 時計の針は、午後10時を廻り、電停に向かえば建物の合間から五稜郭タワーが見えた。

 

 暫くして やって来た電車に乗り、ホテルへの帰路についた。

 電車の揺れなのか 酔っているせいなのか どっちでもいいやと思いながら

電車は雨上がりの夜の函館を函館駅前へと向かって行った。

 

 つづく

 

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(寅)

 


「今年は青空がまぶしすぎるぜ おてんとうさん」と多分言ってるかも・・・

2018年08月04日 20時25分25秒 | その他 
 
夏空に見る夢の続き。 今日(8月4日)は、渥美清さんの命日です。 8/4
( 渥美 清 )  ■2017/8/4(金) 晴強い日射しの太陽 蝉の声 そしい入道雲 まだまだ暑い日が続きますね。今日も体温近い気温になるのかな・・・ これぞ......
 

 


函館憧れの立ち呑み店は、なんと野菜直売所でもあった。 ~ぶらり函館(13)

2018年08月01日 23時50分50秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「藤田商店」  函館・五稜郭 )

 

五稜郭「あじさい」で塩ラーメンを食べ終えた後 一旦函館駅前のホテルに戻り汗を流した。

部屋のTVをつけるとどこも北海道のローカルニュース ニュースの内容は印象にないが

先日の福岡でも目にした佐々木 希の出ている「ピエトロドレッシング」のTVCM

「ばしこくでね~」の秋田弁CMが北海道でも流れていることには驚いた。

福岡発祥のドレッシング会社が「日本で一番になりたい」という

だけあってこの北海道でもスポットを流しているんだ。

 

 

午後6時 さっぱりした気分で、再び五稜郭に向けて電車に乗った。

目指した「藤田商店」は、北海道の酒蔵の地酒が数多く飲める立ち呑み店として

一度行ってみたかった店 ただ、実際に行くと想定外の店の前と片側壁面を見て驚いた。

どうも昼は、野菜直売所をメインにしているらしく、夕方から立ち呑みコーナーがスタートするも

野菜を買いもとに来られたお客さんには、引き続き販売もしているといった変則的な店だとわかってきた。

 

壁面に貼られた30近いパターンの中から選んだのがこの三酒

函館までの特急電車で北海道新聞を読んでいたら

そこに復活蔵として新聞に掲載されていた

「北の勝」(キタノカツ)が入った

関西では私が見たことがない

北海道三酒を頂くことにした。

なんと言ってもスタートに頂いたホヤ酢が最高のアテになった。

 

つづいて 北海道ならでは、ジンギスカンで味わう日本酒も実現。

 

もう三酒行くかどうか迷ったが、次第に常連さんたちで狭い店内一杯になり

函館で有名なカレーパンにガラナビールという函館のソウルフード&ドリンクで〆た。

 

さて、もう一軒、 次は、少しばかり落ち着いて呑んでみようと店を出た。

丁度、傘を開かないといけないかな・・・ というくらいの小雨が降り始めた。

 

つづく

 

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