知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

個について。

2010年04月02日 | 自分の未来を組み立てる。
個が、最小の単位。
個人。
集まると、家族。
町内会。市町村。県。国。アジア。世界。
と広がっていきます。

会社や組合、クラブ、団体に加入すると、
 特別な集団
が形成されます。

憲法では、結社の自由というのがあります。
 結社に入るのもやめるのも自由。
という意味です。


集団は、特別な目的の実現のために存在することになります。
会社は、
 利益の追求、
宗教団体は、
 教えの実現
労働組合は、
 労働条件の改善。

そして、その目的の実現に共感するものが集まる。
特性として、
 構成員の変動によっても、集団の同一性が保たれる。

これは、国でも同じです。
建国以来生きている人はいません。
新たな命が生まれ、年老いて死ぬ。新陳代謝が起こる。
しかし、国家は同一性をもって、存在し続けている。


人が集まり集団ができると、権力が生まれます。
長が、構成員に命令する。
お金を集めて使い方を決める。

そして、権力は必ず腐敗する。

真摯な思いで始まった、宗教的な集まりが、
 教団化し、金儲けへと腐敗していく
事例は数多くあります。

そのため、腐敗しないように、
 権力を握るものをチェックしたり、防止したりするシステムが必要
となるわけです。

会社の場合には、取締役の解任権を株主に認めたり、
国の場合には、衆議院の解散権を総理大臣に認めたりしています。


会社に入る人は、
 会社がこういった集団
であることを意識しておくとよいと思います。


日本人は、
 個の意識が薄い
ので、
 会社のために尽くしすぎる
傾向が強かったわけです。

 会社にあれほど尽くしたのに、リストラされた。
と恨み節。

この場合は、個と会社が一心同体になっていると考えたのに、
その会社はそれほど、個を重視していなかった。
そのため、
 利益の追求という目的にとって、
 その人が必要ないと判断し、解雇した
わけです。

これは、利益の追求という目的達成を第一に考える会社からすれば当然です。

会社の目的は、従業員の生活を守るということではないからです。
それは、国が福祉主義の一環としてやること。
従業員の生活を守ることで、
 よりよいサービスが提供でき、利益につながる
という流れがあれば、守るでしょうが、
 その場合には、利益につながる社員になっている必要がある
わけです。

このあたりは、クールに割り切っておいた方が、
 精神的に楽です。

個がやることは、
 会社の利益になる人材と判断されるように知的に成長しておく
ということです。

うまくやり、自分の市場価値を高めれば、
 昇給や転職による収入アップが見込まれる
と思います。

個を充実させるわけです。
広い目で見れば、個の充実が、集団の充実につながります。

集団は、腐敗するので、
 充実した個が集団を立て直したり、新たな集団に移転する
ことになります。

カトリックからプロテスタントが生まれたのも
 新たな集団
に移転したと考えることができます。

カトリックは、今、聖職者の性的虐待問題で揺れています。
教皇が黙認していた疑惑も生まれ、バチカンは大変なことになっています。

集団が大きくなれば、大きなことができるようになりますが、
問題の数も多くなります。

経営者の人は思い当たることがあると思います。
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