知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

人材論。

2010年03月30日 | 自分の未来を組み立てる。
知的戦国時代は、企業も同じだと思います。

知的に成長した社員を集めて、
 知的な戦略を練って、国際舞台で戦っていかないと
 企業は利益を上げることすらできなくなる。


日本という国家に期待しても無駄です。

企業も自分たちの力で何とかしなければならない。
しかし、企業には、資源がない。
そこで、金になる人材を集めて、
 知力をお金に換える
しかない。

そのような人材になることが、知的成長戦略です。

本来は、
 大学がその役割を果たす
必要があるわけです。

しかし、今の既得権益でがんじがらめの大学には期待することは難しい。
そのため、自分で本を読んで成長するか、
海外の大学に行くか、
今後、生まれてくるアメリカ型の国内の大学に行く必要があるわけです。

アメリカ型の大学は入りやすいため、偏差値は高くない。
しかし、卒業できない人がきちんと排除されるということになると、
 卒業するときの偏差値は、異常に高くなる
はずです。これが、アメリカ型。
今後、学歴がブランドになるとしたら、優秀でないと卒業できないので、
 採用してもらっても大丈夫ですよ
というものに変わってくると思います。
 入学のときは、偏差値が高ったですよ。
というのが、今の学歴社会。
でも、4年前だから、4年間きちんとスキルアップを果たしてきたかはわからないわけです。
遊びっぱなしの学生であれば、企業はトレーニングをし直さなければならないからです。

企業は、入った際のレベルよりも、出る際のレベルの方が、
本当は知りたいわけですが、今までは、知りようがなかった。
そこで、テストや面接で選別しようとするものの、なかなか短い時間で判断できない。
そのため、負債となるような社員を採って後悔していた。
そんな中、ビジネスモデルを大きく変えた大学が登場する。
卒業したものは、一定のレベル以上であることが確かな大学。
英語でコミュニケーションを取れるので、国際畑に送り出せる人物。
会社で英会話教室への補助をしなくてもよいというメリットがある。

それが、就職率100%の秘密。

おそらく、10年前だったら、卒業しにくい大学、入ったら厳しい大学は不人気だったはずです。
しかし、今の学生は危機感が大きい。
就職できなければ、大学に行く意味がないと気がついたからです。
何十社と回って、断られるという嫌な経験をして、何のために大学受験を頑張ったのかと自己否定に陥るシナリオを見せられ続けている。
だったら、知的に成長して、
 向こうから来てくださいというような人材になった方が
 幸せになれるはず。
と思考がシフトした。

大学は楽しむ場から、
人生を楽しむための修練の場に切り替わる。

4年間楽しんで、不満なその後を送るか、
4年間真剣に学んで、自分でその後の人生を切り開くか。

どっちが得かを、若い世代は考えざるを得ない状況にあるということです。
そして、時代の流れに敏感な学生は、
 アメリカ型の大学に行ったり、海外の大学に行ったり
学歴を気にせずに、スキルアップが果たせるところを選びだしている。
ブレークスルー大学もそういう大学になりそうです。


こういった大学の誕生は、地方の活性化につながります。
地方の活性化のためには、
 秋田国際教養大学のようなあらたなタイプの大学を誘致し、
 全国から学生を呼ぶ。
学歴神話を信じている人たちは、東京に行くことになりますが、
ソフトで勝負する学生は、土地はどこでもかまわないというスタイルになるからです。
当然、光ファイバーは必要ですが。

秋田に、知的成長の場を求めて、全国から集まっているというのは、
 地方分権を学んだことのある者
としては、わくわくしてくる事実です。

これが意味していることは、
 魅力ある大学を作れば、過疎の自治体の人口を増やすことができる
ということだからです。
人が増えれば、生活必需品を中心に売れることにあります。

これが、東京であれば、それほど驚かないわけですが、
秋田という東北地方の最北端というところが面白い。

こういった事実は、
 日本の再生には、国民の教育が一番。人材育成が一番。
という証になると思います。

知的成長戦略論の核は、
 稼げる人材になる
ということ。

稼げる人材がどんな人材であるかは、
 カンブリア宮殿の人材特集第2段で、ユニクロの柳井氏が語ってくれるはずです。
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