北陸道の今庄インターで降りてR365を南進すること約6.5km、大門バス停を過ぎて最初の信号を左折、県道231を道なりに約15km、ここで広野ダムに突き当たるがダム湖沿いに右折、直ぐに谷川沿いに右折して林道に入っていく、ここから又約5km、谷川沿いに遡上して行くとやがて道路は終点、かなり大きく開けた駐車場に突き当たる。
ここが、かの「伝説夜叉が池」への福井県側登山道入り口駐車場で、正面には夜叉龍神社の石鳥居が登山道の入り口に建っている。
という事はこの登山道は夜叉龍神社への参道で、僕が逢いに来たこの桂の大木は、夜叉龍神社の神木ということなのかな???
駐車場左手斜面の裾にカツラの巨木が立っていて、主幹は2股になっていて勢い良く梢を突き上げている。
絵に描いたような桂らしい桂で主幹の周りを何十本もの「ひこばえ」が取囲んでいる様は、なんとも初夏の匂いのする景観です。
注連縄に吊下げられた表示板に寄ると、幹回り6.4m、樹高 約32 m 樹齢 約400年と成って居ますが、取囲む「ひこばえ」共々の目通りでは優に10mは越えなかなかの巨樹ぶりです。
樹齢も程々、まだまだ元気いっぱいの桂で、斜面からはみ出した根回りも元気良く暴れているのが嬉しい。
写真で見るように駐車場には夜叉が池への登山者はいっぱい居るのですがこの桂の木に目を留める人のなんと少ない事か・・・・。
この少し下流域で廃村になった岩谷の集落が夏草に埋もれていたのが切ない・・・。
撮影2008.7.5