前回紹介のおおい町、岡安集落の程近く、一寸不思議な読みの父子(ちちし)集落、その鎮守社の神木として立つスダジイの巨木です。
集落のどん突き、一番奥手に集落を見守るかの様に静志(シズシ)神社の杜がある。
どん突き集落と言うのは何処でもそうで有るように、この集落でも地元民の怪訝そうな目が突き刺さるのを感じるので出来るだけ出会う人ごとに声を掛ける。
村の鎮守と言うのが似つかわしい様な、鎮守の杜の小さな境内、拝殿の傍らには見事な根上り株を持つスダジイの巨木。
スダジイの巨木は脈打つような襞に樹瘤を付け、見事に根上り下株元は腐食、空洞も相当に目立つ。
スダジイの巨木にしては珍しくチンチクリンのチビデブじゃなく高く背を伸ばし、大きく枝を張っている。
根上り株に絡まり共生しているブナだろうか??。
これだけ根上りしても、これだけ腐朽がが進んでも樹勢は至って盛んのように見える。
樹齢約300年、目通り約6.7m、さしずめ鎮守の杜のスダ爺さん・・・、地元民から愛されているのが良く解る。
集落、在所道端でも大きなスダジイが2本並び立つのを見かけたりして・・・・、この集落は樹を大切にする村なのだと思ったりした
撮影2009.10.11