YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

今年最後?

2009-10-20 19:09:38 | ゴルフ
昨日、テネシーでゴルフしました。日没で最後の2ホールプレー出来ず、結局ノースコアー。1ラウンドのためにわざわざゴルフバックを担いで張り切っていたのですが、情けないこととなりました。16ホールまでのスコアもめちゃくちゃでした。

地元の人の話だと、ここ1,2週ずっと雨だったそうで、コースはグチョグチョでした。コースの水捌けが悪そうでした。場所によってはゼリーの上を歩いているような感じでした。

未だ未練はあるのですが、取り敢えずシーズン終了宣言です。来年の4月まで5ヶ月。いつも来シーズンこそはと思いながら迎えるシーズンオフです。

ウォルマートのアマゾンアタック

2009-10-20 11:40:57 | アメリカ経済
クリスマス商戦を前に、ウォルマートが本、それもベストセラーの安売りを始めるとアナウンスした。数年前、同じ時期におもちゃで同じ事をしており、自社で扱う商品でセグメントNo.1の会社を狙い打つ戦略であろう。今回注目されているのは、本の小売はNo.1はアマゾンでネット販売である事、よっておもちゃの様な店舗主体の商品ではなく、ネット上の小売を攻略する始めての試みという点である。

本に限らず、安くなることは消費者としてはよろこばしいことではあるのですが、アマゾンファンとしては複雑な心境でもある。

ウォルマートは店舗販売が主であるので、ベストセラーのみを対象にするのは非常に賢いやり方であろう。限られたスペースで最大効率となりそうである。出版社にしてもベストセラーは数が勝負であるので、ある数量が確定されているその上に大量購入してくれるウォルマートは魅力的であろう。

アマゾンの販売が拡大した事で、従来の店舗型書店は業績が悪化してきているが、今回のウォルマートの動きでさらに拍車を掛けるだろう。既に独立系の小型書店はなくなってきており、アメリカは大手チェーン2社、ボーダーズとバーンズ&ノベルスだけになっている感じがする。これらのチェーンは店内にカフェを設置してそこでの立ち読み(座り読み?)も大歓迎、ネット接続も出来るようになっており、従来の書店モデルから脱皮して生き残りをはかっている。

しかし、書籍販売においてアマゾンの優位は変わらないと思う。全米数箇所の倉庫を持つ事で仮想店舗でありながら膨大な実在庫を持っているので本当に探しているものは何でもある感じである。但し、出版社などはベストセラー限定でもウォルマートに価格の譲歩をしているので、今後絡め取られると思われる。一度ガードを甘くすると必ず同じようにつけ込まれるからである。

アメリカでの消費者商品メーカーの人たちはの間の言葉として聞いたものに次のようなものがある。

「業界で最悪なのはウォルマートと取引出来ない事である。次に悪いことはウォルマートと取引する事である。」