暘州通信

日本の山車

◆00051 植物分布区系1

2006年09月30日 | 岐阜県植物誌
◆00051 植物分布区系1
四国の石鎚山、剣山、近畿の和泉山系から中部鈴鹿山系、岐阜県恵那山、木曾の御嶽山。中央アルプスから南下して南アルプスを光岳まで。ここから北に向かい群馬県鳴神山、さらに北上して東北早池峰山まで。
このラインを結ぶ日本の脊梁線上には固有の植物群がみられる。
サクラソウ科、サクラソウ属の、
シコクカッコソウ、カッコソウ。
ラン科、エビネ属の、
イシヅチエビネ、キソエビネ。
ケシ科、オサバグサ属の、
オサバグサ。
キク科、アザミ属の、
スズカアザミ、ワタムキアザミ、イブキアザミ、コイブキアザミ、トネアザミ(タイアザミ)、ナンブアザミ。
などがあげられる。
中央アルプス・木曾駒ケ岳のハハコヨモギ、南アルプス・北岳のキタダケソウは特産種。ホウオウシャジン、イワシャジンは南アルプス山系に産するが自生地でも変異が多く種としては固定しない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿