暘州通信

日本の山車

◆左甚五郎 引接寺山門の龍

2006年01月29日 | 日本の山車 左甚五郎
◆左甚五郎 引接寺山門の龍
山口県下関市中之町

寺の前は海で、山陽道から九州へわたる交通の要所で船番所もあり、江戸時代には宿場町としてたいへん賑わった。深夜夫が急病で医者を呼びに向かっていた妻女は、いきなり闇からきりつけられたが、横から飛び出してきたものがあって危うく危難を避けることができた。あくる日引接寺の山門から地が滴っており、龍が二つに切られ手いるのが目撃されて、妻女を救ったのは、水を飲みに出かけた龍だということがわかった。
昭和20年7月2日、下関大空襲でここでも龍は神通力を発揮し、山門を守ったので
、引接寺は焼けたが、山門は被害を免れたのだという。
この山門は、昭和58年下関市の文化財に指定された。

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