暘州通信

日本の山車

◆加賀萬歳と飛騨番匠

2018年10月13日 | 日本山車論
◆加賀萬歳と飛騨番匠

加賀 金沢の新年を寿ぐ加賀万歳は、奉祝の「三番叟」
として行われる。起源は、藩主 前田利公の時代に

、越前の府中(福井県武生市)

を統治していたころ、
地方の年頭行事としておこなわれていた「越前万歳」が起源とされ、

 御萬歳とや
 徳若に御萬歳とや
 屋形榮えてましませば
 天より寶が降り來り
 地より草木出生すれば
 昔より物の上手は誰れ誰れじゃ
 飛騨の工匠か
 竹田の番匠は
 物が上手に候ひける
 ……

 の詞章が各家に奉納される。

◆美作國 高野神社

2018年10月13日 | 日本山車論
◆美作國 高野神社

岡山県岡山県津山市二宮に鎮座し、『延喜式神名帳』に記載される古社で、
祭神は、
主神 
ウガヤフキアエズノミコト 鵜草葺不合尊
相殿
カガミツクリノミコト 鏡作命
中山神社
オオナムチノミコト 大己貴命

末社
御先神社  
祭神
專女神
八幡神社
祭神
オウジンテンノウ 応神天皇
ジングウコウゴウ 神功皇后
ほか。
龍神社 
淡島神社
このほか、末社殿には、
広瀬神社
荒神社
徳王神社
不開神社
漆若神社
の五社が祀られる。

安閑天皇二年の勧請。寛文三年(一六六三)、森藩二代藩主 長継みより再建されたと伝わる。
美作國 二宮として知られる。

建造物は、拝殿、釣殿、社務所、装束殿、末社殿、神楽殿、籠殿
のほか、隋神門
がある。建久二年 源頼朝の命により、島津采女を奉行として、
【飛騨番匠】に命じて建立されたと伝わる。


◆飛騨番匠 甚兵衛

2018年10月13日 | 日本山車論
◆飛騨番匠 甚兵衛

古四王神社(こしおうじんじゃ)は、産土祭神として、
オオヒコノミコト 大彦命
ほかが祀られる、秋田県大仙市大曲字古四王際に鎮座する神社。
創祀は、元亀元年(一五七〇)に、領主だった、戸沢六郎(兵部)が冨樫左衛門太郎勝家を奉行として建立したと伝わる。

入母屋柿葺。千鳥破風、妻入。軒は二重繁垂木。三方椽の一間社造りで、工匠は、ながらく「斐太ノ工」と伝えられてきたが、昭和五年、文部省による解体修理のとき、、「古川村 大工 甚兵衛」の墨書がみつかり、室町期に、【飛騨番匠 甚兵衛(現、飛騨市古川町)の手になる建造物である伝承が裏付けられた。