暘州通信

日本の山車

◆00830 三河内曳山祭

2007年03月02日 | 日本の山車
00830 三河内曳山祭(みごちひきやままつり、みごうちひきやままつり)
京都府与謝郡与謝野町(旧野田川町)三河内
倭文神社
□祭は五月上旬。
山車、子供屋臺を曳く。三日は宵宮、四日は大幟を先頭に神楽殿、四臺の山屋臺、五臺の子供屋臺を曳く。見送幕などは丹後縮緬の里にふさわしい見事なものである。

□山車
・梅谷
大幟と子供太鼓臺
・下地
神楽臺と子供太鼓臺
・上地
浦島山、藝屋臺、太鼓臺、子供太鼓臺
・大道
春日山、藝屋臺、太鼓臺、子供太鼓臺
・奥地
倭文山、藝屋臺、太鼓臺、子供太鼓臺
・中坪
八幡山、藝屋臺、太鼓臺、子供太鼓臺

 祭は、大幟を先頭に山屋臺や太鼓臺が御旅所に集まり、賑やかに囃しながら町中を神社まで巡行する。途中で神招きの儀礼も行われる。三河内祭とよぶ祭礼は、古くは旧暦の八月朔日(ついたち)に行われる八朔祭であったが、明治時代に春祭となり、近年になって五月三日に宵宮、四日に祭礼がおこなわれている。
 華やかな屋臺囃子を奏する。なお、かっては近江長浜の影響を受けた藝屋臺を曳き、子供歌舞伎の上演もあったが近年は巡行していない。
 この日、村境の御旅所に集結し、二輪の臺車に大きな幟を立てた大幟を先頭に、神楽臺、山屋臺がにぎやかに、神社へと神幸する。途中神招きの儀式もおこなわれる。祭にかかる人々は、各町内の法被を着用して屋臺を曳く。
 ちりめんの産地らしい祭であり、豪華絢爛な丹後の誇る祭である。山町の記録によると、江戸時代の末期にはこうした屋臺が出揃っていたことが知られる。


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