行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ハゴロモルコウソウ、マルバルコウソウ

2023-11-19 20:00:00 | 花,植物
雨上がりの里道散歩、
花びらに水玉を蓄え、ハゴロモルコウソウがたくさん咲いていました(9/9)。


畑の畦が真っ赤に彩られていました。
ハゴロモルコウソウの花が一面に咲いているようです。
近づいて見ると、花弁に球状になって水玉がたくさんついていました。
まだ咲いたばかりの花、水の弾きがよいようです。


マルバルコウソウはヒルガオ科サツマイモ属のつる性草本。
園芸植物のルコウソウと
いまは野生化しているマルバルコウソウとの交雑種といわれています。


ルコウソウ、マルバルコウソウともに熱帯アメリカ原産、
両者とも日本には江戸時代後期に観賞用として持ち込まれたとのことです。
ルコウソウはいまも園芸植物として栽培されてていますが、
一方、マルバルコウソウは逸出、
繁殖力が強いこともあり、いまは空き地や荒地、畑地などに雑草化して増えています。


ハゴロモルコウソウ、
マルバルコウソウの遺伝子を受け継いで繁殖力が強いようで、
少しずつ野生化が進んでいるように思えます。


ハゴロモルコウソウの中にマルバルコウソウが混じって咲いていました。
ルコウソウ(縷紅草)の縷は細い糸という意味、
葉が細い糸のようであり、紅い花をつけるのでこの名が付けられたそうです。
ハゴロモルコウソウの葉もルコウソウほどではありませんが、
切れ込みがあり細葉といえます。


山の畑の柵にマルバルコウソウ(丸葉縷紅草)の花と葉、
ルコウソウやハゴロモルコウソウとは大きく異なる丸葉、そして花は朱色です。


フェンスに蔓を絡ませ、
マルバルコウソウが花をたくさんつけていました。
毎年、9月の声を聞くと、野や畑地のあちらこちらにこの花が目を引きます。
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魔が時の空

2023-11-18 20:00:58 | 風景
9月7日の夕刻、
玄関を出ると、東南の空の雲がピンク色に染まっていました。


カメラを持って、学校前の広場に。
WBを白色蛍光灯にして、学校の時計台と雲にレンズを向けて見ました。
18時ちょうど、クラブ活動を終えた子供たちの帰宅時間のようです。


日が落ちた西の空も雲が夕焼け色になっていました。


見通しの良い道路に出て西方にレンズを向けると、
ピンク色の夕焼けに街灯の灯と車のヘッドライトがいい雰囲気です。
なにかが起こり、始まりそうな妖しい時間です。


18時10分、見る間に夕焼け色が濃くなってきました。
WBを曇天に換えて、夕焼け空、
夕焼け色が一段と紅く映りました。


翌々日、9日の雨上がりの散歩道、
レンズはマクロレンズ、WB は白色蛍光灯に設定して、
紅色のゲンノショウコの花を。


コムラサキの果実がもう紫色になっていました。
これもWB を白色蛍光灯にして、
どこか妖しい雰囲気の色合に映ります。
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シュレーゲルアオガエルとヒカゲチョウ

2023-11-17 20:00:20 | 昆虫
9月7日の丘陵の散歩道で生物、
久しぶりに シュレーゲルアオガエルを見つけました。
そして、秋のナミヒカゲやヒメジャノメなど、
新鮮な個体が発生していました。


林縁道、葉につかまり、じっとしているアオガエルを発見。
全身が緑色、アマガエルではなく、シュレーゲルアオガエルのようです。
東京では絶滅危惧II類、23区内ではほとんど見られないとのことです。


名はオランダ人のヘルマン・シュレーゲルに由来するとのこと。
日本固有種で、本州・四国・九州とその周囲の島に分布し、
同じく日本に分布し、個体数を減らしているモリアオガエルの姉妹種になるそうです。


アマガエルを探して見ました。
正しくはニホンアマガエル、
シュレーゲルアオガエルより小型で、鼻腔から目を通り黒い模様があります。


水辺の草原の中をゆっくり移動する緑色バッタにレンズを向けました。
クビキリギリスかと思いましたが、
口が赤くなく、また時期から考えて、よく似たクサキリかヒメクサキリです。


林縁の草原にヒカゲチョウ(別名、ナミヒカゲ)の
発生間もないと思われる新鮮な個体を見つけました。
蛇の目模様に淡褐色のシックな体色の蝶です。
調べてみると、ヒカゲチョウは暖地では年2回の発生、
第1化は5月中旬頃、第2化は8月下旬頃から発生します。


ヒカゲチョウは日本固有種、
東北地方から本州にかけて広く分布しますが,
生息地が限られ、よく似たクロヒカゲに比べて、数は多くはありません。


ヒメジャノメにも新鮮なものがいました。
こちらも草原や林の周辺で見られる淡茶色の蛇の目模様のある蝶です。


林縁の草原にサトキマダラヒカゲも出てきました。
この蝶もタテハチョウ科、淡茶色で蛇の目模様のある蝶です。
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ツリガネニンジンとナンテンハギ

2023-11-16 20:00:58 | 花,植物
望遠マクロを片手に丘陵道を散歩、
ツリガネニンジン、ナンテンハギ、ワレモコウ、カガイモの花を写しました(9/6)。


ツリガネニンジン(釣鐘人参)が花をつけていました。
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草、
初秋の野草の花、自生環境の減少でしょうか、最近は見ることが少なくなりました。


花期は夏から初秋(8 - 10月)、
分枝した茎の頂部に円錐状の花序を形成し、淡紫色の鐘形の花を下向きに咲かせます。
名の由来は、花が釣鐘形で、根の形がチョウセンニンジンに似ることから。


白花のツリガネニンジンがありました。
シロバナツリガネニンジンと呼ばれ、数が少ない種です。
花色以外の形状などはツリガネニンジンと同じとのことです。
花は茎に段になって多数付き、少数ずつ輪生しています。


同じ丘陵道に、
ナンテンハギ(南天萩)の淡赤紫色の花を見つけました。
雑木林の縁や山野の草地に見られるマメ科ソラマメ属の多年草です。
葉がナンテン、花がハギに似ることからナンテンハギの名だそうです。


夏の初めから秋まで花が見られ、花期は6〜10月。
別名はフタバハギ(双葉萩)、
マメ科植物には珍しく小葉が2個です。


上の2つに比べて濃色、赤紫色の花も咲いていました。
花は総状に集まってつき、蝶形花、典型的なマメ科の花です。


草全体をうまく撮るのが難しいワレモコウ(吾亦紅)、
赤い花が咲いている花穂の一つを大写しにして見ました。
花穂(花序)には小さな花が密集してつき、上から下へと咲き下がっているのが分かります。
このように、花が花軸の頂部から下方へ、
または中心から外側へと順次咲いていく花序を有限花序というそうです。


キョウチクトウ科カガイモの花を葉とともに写しました。
花の中心からひょろひょろと伸びているのが雌蕊と思っていましたが、
これ、雌蕊の付属体なのだそうです。
本当の雌しべは付属体の下に5個の雄しべと合着して隠れているそうです。
どういう戦略があるのか、花の仕組みにはいろいろあるようです。
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夕焼け空

2023-11-15 20:00:15 | 風景
昨日に続き、9月3日の夕刻の空、
18時から15分ほど、西の空から北の空が夕焼け雲で染まりました。


徐々に夕焼け空になる様相に
しばらくクジラ橋に留まることにしました。
WBを曇天にして、17時58分の撮影。
子供の頃、家路を急いだことを思い出す黄昏色です。


尾根幹線に帰路をいそぐ車の列、
その上を夕焼け雲が低く垂れこめていました。
18時5分。


北方の高層住宅の上にも夕焼け雲が伸びてきました。
18時8分。


18時8分の最初に染まりはじめた辺り、
焼け色が濃色になってきました。
染まっているのは下の方の雲だけのようです。


18時11分。
さらに色濃く、赤黒くなってきました。
焼けている部分の面積もだんだん少なくなってきています。


18時15分。
この日の夕焼けショウもフィナーレのようです。
この後、赤色がだんだんと消えていきました。
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夕刻の花と空

2023-11-14 20:00:50 | 風景
9月3日、
まだ日も長く、昼間は厳しい残暑でした。
夕刻になってから、カメラを持って散歩に出かけました。


上谷戸親水公園の遊歩道、
紅白のボケの花が咲いていました。
多分、四季咲きのボケです。


藪の中にヒヨドリジョウゴの花を見つけました。
レンズは望遠マクロで
夕方なのでWBを白色蛍光灯にして見ました。
雄しべが紫色に映り、花の雰囲気が少し変わります。


水辺にイラクサ科カラムシ属アカソが花をつけていました。
道端や草原に生える多年草、
茎や花序の軸が赤味を帯び、花も淡いピンク色です。


公園の橋の下のサルスベリ(百日紅)、
その名のように9月になっても盛りです。
WBが白色蛍光灯、花色がより鮮やかに映りました。


帰り道のクジラ橋で17時50分、
西の空がほんのり染まり始めていました。
雲が光り輝き、美しい夕空です。


少し南に振って、高圧鉄塔の列と淡紅色に輝く雲を。
レンズは標準ズームに換え、WBはオートにしています。


17時55分、空がだんだんと夕焼け色になってきました。


WBを白色蛍光灯にして、東の空も写して見ました。
魔が時の空です。
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ショウジョウトンボの若いオス

2023-11-13 20:00:16 | 昆虫
9月2日、
望遠マクロを持っての散歩道
ショウジョウトンボとマユタテアカネを写しました。


赤と黄褐色のまだら模様のショウジョウトンボを見つけました。
異常種ではなく、幼体から成熟になる途中過程の若いオスです。
成熟すると真っ赤になるショウジョウトンボのオスもトンボになりたては黄褐色、メスと同色です。


全身真っ赤、完全に成熟したショウジョウトンボのオス、
水辺の枯れ茎で得意の逆立ちポーズをしていました。


さすがにあまり近づくと飛んで逃げます。
トンボはピンボケになってしまいましたが玉ボケかたくさん入りました。


水辺で縄張りを張ってメスが来るのを待つショウジョウトンボのオス。
奥にもう一匹、すぐ近くに2匹がいます。
普通は縄張りに入ると追い払うのですが、
境界地域なのか、抗争なしで共存しています。


ショウジョウトンボのメス、
体色、翅の傷みなどから老熟個体と思われます。


水辺近くにマユタテアカネもいました。
オスの顔を大写し。
マユタテアカネの名の由来である眉斑といわれる2つの丸い黒斑が見られます。


マユタテアカネのメス。
オスに比べて少し小さいのですがメスにも眉斑があります。
また、マユタテのメスには翅端に褐色斑があるものと透明なものがいます。
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ガガイモ、ツルボ、ヤマハッカ、センニンソウ

2023-11-12 20:00:59 | 花,植物
9月2日、丘陵の野道を散歩、初秋の野花を撮りました。
花色をより印象的に映すべく、
カメラのWBを白色蛍光灯にして見ました。


里道の道辺にカガイモの淡紫色の花を見つけました。
いくつかが群れて、3mほどに渡って、たくさんの花をつけています。


カガイモはキョウチクトウ科ガガイモ属のつる性多年草、
花期は8~9月、葉腋から花柄を伸ばし、
花柄の先端に集散花序をつけ、
淡紫色から白色の花を10 ~20個ほど咲かせます。
花冠は5深裂して星型に反り返り、花冠の内側に毛が密生します。


葉は対生し、長さ5 - 10cmの心臓形で全縁です。
葉脈が目立ち、葉身の表面は濃い緑色、裏面は白緑色をしています。


ヤマハッカ(山薄荷)の青色の小さな花が咲き始めていました。
シソ科ヤマハッカ属、山野に見られる多年草です。
ハッカ(薄荷)の名がつきますが、シソ科ハッカ属のハッカとは属が違い、
葉をもんでもハツカ類の香気はありません。


花期は9〜10月、これから本格的に花がつきます。
枝先に細長い花穂をだし、青紫色の小さな唇形花を疎らに咲かせます。
花は長さ7〜9mmと小さくて疎ら、
望遠マクロを使って見ましたが、
屈んだ姿勢でピントを合わせるのはたいへんです。


ツルボ(蔓穂)のピンク色が咲いていました。
キジカクシ科ツルボ属の草本、
夏の終わりから秋の初めに細長い花茎(穂)を伸ばし、
ピンク色の花を穂の下から開花させます。


野道のところどころにセンニンソウ(仙人草)も咲き始めていました。
キンポウゲ科センニンソウ属の性の半低木、
8月の終わり頃、枝の先端と葉腋に集散状の花序をつけ、
直径2~3 cmほどの白色の花をたくさんつけます。
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長池公園の散歩道で花と虫

2023-11-11 20:00:35 | 花と虫
8月31日の公園散歩で写した花と虫を掲載。


公園の自然館前にメハジキに似た草の花が咲いていました。
キセワタ(着せ綿)、シソ科メハジキ属の多年草です。
花期は8月~9月、北海道~九州と広く分布し、
山地や丘陵の草地に自生しますが、数は多くないようです。


若葉の中心がきれいな赤紫色、子供の頃く見てた草です。
写真を撮って調べてみるとアカザ、ヒユ科アカザ属の1年草です。


ヒオウギ(檜扇)が咲いていました。
アヤメ科アヤメ属、山野の草地や海岸に自生する多年草です。
8月ごろ、オレンジ色で赤い斑点のある花を開きます。
花に趣があるところから、栽培もされ、生け花などにもよく利用されます。


比較的新鮮なオオチャバネセセリを見つけました。
第2化の個体と思われます。
年2回、第1化が6~7月、第2化が8~9月に発生します。


キツネノマゴの花にダイミョウセセリが吸蜜していました。
こちらも翅に大きな傷みがなく、比較的新鮮に見えます。
第1化が4月、第2化が6月、第3化が8月頃とのこと、
こちらは第3化のようです。


同じくキツネノマゴに新鮮なキマダラセセリがいました。
8月下旬に発生する第2化の個体です。
8月末には、いろいろなセセリチョウが発生しています。


なんの葉でしょうか、
おもしろい形の草の葉にエサキモンキツノカメムシがいました。
背中のハート形の黄色紋が特徴的です。


ツクツクホウシ。
蝉の中では遅い発生、8月~9月、
オーシンツクツク、オーシンツクツクと特徴的な鳴き声を上げます。
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8月の満月と13夜月

2023-11-10 20:00:37 | 風景
2023年8月31日は満月、8月になって2回目の満月です。
ブルームーンのスーパームーンでした。
その年の満月のうちで、最も地球に近づき、
大きく見えるものをスーパームーンと呼び、
同じ月で2回目の満月をブルームーンと呼ぶそうです。


8月31日は予報通りの曇り空、
夕刻の大きな月は雲に隠れて見られませんでした。
しかし、19時過ぎになって、雲の隙間にスーパームーンが現れました。
ちょうどカメラについていた70-300mmのズームを持ち出して庭に。
WBは曇天にして、マニュアル露出で満月にピントを合わせました。


やがて、また雲に隠れ始めました。
その雲のかかる月を樹木の隙間に置いて、
樹木の枝や月の周囲の月灯かりも写る露出を選択して見ました。


ここからは8月29日、
黄昏時、18時過ぎの東方の空に、雲がピンク色に染まっていました。
WBを白色蛍光灯にして、その雲と空を。


雲のピンク色が徐々に淡くなり消えていきます。
その淡いピンク色の雲の近くに13夜の白い月が出ていました。


18時30分、
13夜の月が民家の切妻屋根を明るく照らしています。


暗さが増し、月灯かりの中の白雲だけがきれいに写っています。
露出を大きくマイナス補正、
SSも月がボケない程度に低くしていますが、
気が付いたらオートに調整したISOがいつのまにか25600に上がっていました。
撮りはじめの雲はISOが320でした。


帰りの街路から西の空、まだ明るさが残っていました。
WBは白色蛍光灯、露出は大きくアンダーとカメラの設定は変えていませんが、
ISOは4000、ノイズもあまり気になりません。
街灯と車のヘッドライトが印象的に映りました。
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