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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

蛇目草(ジャノメソウ)

2011-07-21 22:31:05 | 花,植物
ハルシャギク(波斯菊)とも呼ばれる蛇目草(ジャノメソウ),
ハルシャギクの名前のとおりキク科の一年生草本です。
ハルシャとはペルシャのことですが,
なぜか北アメリカ原産の植物です。
明治の時代に観賞用に導入されましたか,
今は野生化しているものも多く,
野原や河原などに黄色の群生がよくみられます。


この花もコスモスと同じく群生して咲くところに見所があるようです。
畑畦から畑の中まで,黄色に染まっていました。


黄色の舌状花の基部が大きな褐色の円形模様になっています。
これが蛇の目模様のようなので蛇目草の名があります
写真,蛇の目模様の放列,たくさんの蛇の目傘を並べたようです。


咲きたての花弁はまっすぐですが,開花して時が経つと,
花弁が下がり,反ったようになります。
より蛇の目傘のようです。


雑草が生い茂るのを防止するために造成地に敷かれたシート,
その裂け目に種が落ちたのでしょう,
こんなところにもハルシャギクが花がと思いましたが,
よくみるとこの花,蛇の目模様がありません。
蛇の目草ではないようです。
ルドベキアの一つでしょうか。
いずれにしても繁殖力の強い丈夫な草です。

花反つて蛇の目の傘や波斯菊
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ひまわり

2011-07-20 20:51:03 | 花,植物
18日の早朝,なでしこjapanがやりました。快挙です。
女子サッカー,ワールドカップに優勝してしまいました。
試合内容は終始,世界ランク一位のアメリカに押され,
延長線で点をとられたときには,やはり準優勝かと思いましたが,
選手たちはあきらめていなかったようです。
延長後半もう残り時間もわずか,コーナーキックのチャンスから,
宮間選手と澤選手の間での多分サインプレイでしょう,見事な得点が生まれました。
まるで手品かと思うような澤選手の右足アウトキックでの得点です。

PK戦になれば,五分五分,
むしろプレッシャーの少ない日本に有利かも知れません。
そう思い,早朝のテレビに食い入っていましたが,
まさしくそのとおりになりました。
アメリカ選手が3人連続はずしたのに対し,
日本選手は落ち着いて3人がゴールを決め,4人目で決まりました。

なかなか明るいニュースのなかった日本ですが,
久しぶりに日本中が沸き,歓声が響いた2011年7月18日の海の日でした。
やはり日本は海にかかわりの深い国のようです。


例年より早い梅雨明けとともに,
例年より早い本格的な夏が始まった今年です。
梅雨明けとともにひまわりの花があちらこちらに咲き出していました。
青空とマンション群を見上げるように咲いた一輪のひまわりです。


ひまわりだけが植えられた道端の小さな花壇ですが,
大きなひまわり畑のように見えます。
ひまわりは放射性物質を吸収する能力があるそうです。
福島第一原発の周辺の地域では少しでも放射性物質を除去しようと,
今年はたくさんのひまわりが植えられたとのことです。


家前の野菜畑に植えられたひまわり,
なにか子供のころの田舎での夏を思い出させるようなひまわりでした。

「なでしこ」に列島燃ゆる海の日かな
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合歓(ねむ)の花

2011-07-18 22:15:28 | 花,植物
7月の初旬,緑の葉にピンクのかんざしをつけるように,
あちらこちらに合歓の花が咲いていました。






なかなか他に類を見ない形の変わった花です。
オジギソウに似た葉も変わっています。
オジギソウは触ると葉が閉じ,お辞儀をしますが,
合歓の葉は夜になると眠るように閉じるので「眠りの木」から
「ねむの木」そして「合歓の木」になったそうです。

合歓(ごうかん)は男女が共寝をすること,喜びを共にする意の言葉,
葉が閉じ,ピッタリとくっついた姿が共寝する姿を連想させるところから,
合歓の字が当てられ,ねむと読ませたようです。


川岸に生えていた合歓の木,
橋から,川水の上に花を観察できます。


花の中にもぞもぞ動いているものがいました。
出てきたのはミツバチのようです。

合歓の葉は灯りのもとに眠りけり
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群れ咲く花たち

2011-07-17 21:18:28 | 花,植物
夏の暑さに負けず,どれも茎をまっすぐに伸ばし,
茎頂に同じような花を同じ形に咲かせていた花壇の花たちです。。
みんな若さにあふれ,同じようなルックス,同じ衣装,
話題のAKB48メンバーを連想してしまいます。


ルドベキア(オオハンゴンソウ)のように花弁を下げ,
ピンク色の花が群れていました。
エキナケアと呼ばれるキク科の花です。
花の垂れる姿から紫馬簾菊の名があります。


エキナケアの白花です。
これは白馬簾菊と呼ぶのでしょうか。


鮮やかな赤紫の花です。
花弁を少し下げ,エキナケアに似ているようにも思えます。
花名不詳です。


こちらも赤紫色が群れて咲いていました。
アザミに似ているように思いますが,葉に棘はありません。
花名はこれも不詳です。

少女たち競う舞台に汗・涙
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涼しげな色アガパンサス

2011-07-16 23:13:27 | 花,植物
暑い日が続きます。
予想では今年は7月と9月が暑く,
8月は例年並みということです。
総じてしまえばとても暑い夏ということになります。









そんな7月の空に咲く,アガパンサスの涼しげな水色,
暑さを和らげてくれるすがすがしい花です。

風吹かばアガパンサスの花の色
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藪萱草(ヤブカンゾウ)

2011-07-15 22:06:59 | 花,植物
7月の声を聞くと畑の畦,野の隅などに
濃いオレンジ色の百合に似た花が咲きだします。
萱草の花です。


萱草は低地の野に咲く,ニッコウキスゲと同じキスゲの仲間です。
藪萱草が八重咲きに対し,野萱草は一重咲き,
普通によく見るのは藪萱草,
野萱草はかなり少なくなっているように思います。
7月3日,3時間ほどの田舎道の散歩で藪萱草には何回も出会いましたが,
野萱草は見ることができませんでした。


7月11日の朝日新聞朝刊の多摩版でしょうか,
小金井付近の玉川上水の岸に野萱草が咲いていると載っていました。
新聞記事になるほど,このあたりでは野萱草が少なくなっているのかも知れません。
大きな木を伐採して,日当たりをよくしたことが復活の要因のようです。


藪萱草,野萱草ともユリ科ヘメロカリス属(ワスレグサ属)の野の花です。
ワスレグサのいわれは,一度見ると忘れられないほど美しいということのようです。




日本や中国原産のユウスゲやノカンゾウ,ヤブカンゾウが
ヨーロッパに持ち込まれ,品種改良されてできた園芸品種を
一般にヘメロカリスと呼びます。
そのヘメロカリスも野生化しているようで,
濃いえんじ色と山吹色のヘメロカリス,
それぞれ雑草の中に花を咲かせていました。

草々に絡み纏われ藪萱草
草原に紅ただ一つ藪萱草
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チコリの花

2011-07-14 20:38:51 | 花,植物

我が家の軒下の狭い空き地,
雨があたらないせいか,なかなか植物が育たない場所でした。
昨年の秋,そこに妻がハーブの苗を何種類か植えたようです。
ラベンダーはもう一つ育ちが悪かったようですが,
イタリアンパセリ,スイスチャードなどはよく育ち,
この春食卓によく並び,家計を助けてくれたたとのこと。


チコリもよく育ちましたが苦いとか,
食べ方がよくわからないということで大きくなるままに放置していました。
そのチコリが2mほどの高さになり,
蕾をつけ,6月の中ごろからつぎつぎと花を咲かせています。


薄い青色の花びら,そして雄蕊の造形が美しい,きれいな花です。
朝のうちだけ開き,夕方には閉じてしまう半日花なのですが,
いまだに毎日涼しげな花をたくさんつけます。
チコリはヨーロッパ北部原産のキク科キクニガナ属の多年生草本,
和名はキクニガナだそうです。


この花,どこかで見たような姿と思っていましたが,
そうでした,春に黄色の花をつける野の花,
ニガナやその仲間のジシバリに似ているのです。
写真はニガナ(上)とジシバリ(下)


毎日,地下駅を使って通勤しています。
昔に比べると地下駅はずいぶん涼しくなりました。
特に日照りの強い日中は地下駅に入るとほっとします。

地下鉄の涼風よせて駅に入り
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夏の小鳥(ウグイス,エナガ,コゲラ)

2011-07-13 22:26:38 | 
夏の小鳥は木の葉に隠れ,また元気に動きなかなか写真になりません。
それでも6月の散歩途中,どうにか撮れたウグイス,エナガ,コゲラです。


竹藪の中で澄んだ声で鳴いていたウグイス,
鳴くのをやめて,バサッバサッと竹の葉を揺らし,藪の外に出てきました。
夏まで鳴いているウグイスを老鶯というそうですが,
実際は老いた鶯だけが夏に鳴くわけではありません。
これはまだ若いウグイスのように思います。
竹の枝に留まり,次はどこで囀ろうかあたりを見回し,
次の場所を決めたのでしょう,すぐに飛んでいきました。


公園の木から木へと,
例により,せわしく動きまわるエナガ,
なかなかレンズにおさまってくれません。
あまりよく写っていませんが夏のモミジの中のエナガ,
どうにか撮れた一枚です。
冬に撮ったエナガはもう少し淡い毛色,そしてもっと可愛い印象でしたが----,
冬毛,夏毛があるのかも知れません。
それでもくりくりとした眼がとても愛らしいところは変わりません。


眼下の道路の並木にコゲラが来ているようです。
ギーギーと鳴く声が聞こえます。
上から観察してみると,木を上りそして下り,
次の木に移り飛ぶ2,3羽のコゲラが確認できました。
コゲラらしからぬ,かわいいポーズの一枚です。


ねらいではありませんでしたが,
逆光でシルエットとなったコゲラです。

無事生きることの幸せ夕立晴れ
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翡翠の欠伸

2011-07-12 22:21:37 | 
三沢川の橋を渡っていると,
橋の下を翡翠が川を滑るように飛んできて,
橋から20mほど先の石壁にとまりました。


いつもは岸辺の藪の中に消え,
姿がわからなくなってしまう夏の翡翠ですが,
石壁であれば姿が十分に確認できます。
コンクリートの上の鳥,
あまり積極的に撮りたい対象ではありませんが,
せっかくの翡翠です。
レンズを向けて見ることにしました。


場所は駅近くの人通りの多いところですが,
人が近づけないロケーションを察知しているのか,
この翡翠,リラックスしていると見えます。
大きな口をいっぱいに広げ,欠伸をしました。
それにしても大きな口がよく開きます。体の奥まで覗けそうです。
実は翡翠のこの欠伸,
食事の後,消化できない魚の骨や鱗を吐き出す行為だそうです。
ということは,今しがたこの近くで漁をしてきて,
今は食後の一休みをしているということでしょうか。




対岸ではハクセキレイが二羽,遊んでいました。
傾斜が70度から80度はあろうかと思える石壁ですが,
そこを曲芸のように横に歩いたり,上下に歩いたりしています。
吸盤つきの足裏でも持っているようです。

翡翠や昼飯あとの大欠伸
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突抜忍冬(ツキヌキニンドウ)

2011-07-11 21:35:24 | 花,植物
姿,形のとても面白い花を見つけました。






スイカズラ科スイカズラ属の突抜忍冬(ツキヌキニンドウ)です。
北米原産の蔓性常緑植物,5月~9月と長い間花を咲かせ続けます。

花はスイカズラ(忍冬)よりやや大きいがよく似ています。
花序のすぐ下の葉の基部が相合わさり一つの楕円形の葉となり,
この葉を突き抜けて花序が出ているので,突抜忍冬の名がつけられています。
花の形もですが,この葉とそこを突き抜ける花序とてもユニークです。


別な場所での同じよう花です。
これもツキヌキニンドウかと思いましたが,
少し違うようにも感じます。
葉の基部が合体していません。したがって突抜になっていません。
スイカズラ科には間違いないとは思うのですが------

梅雨が明け,厳しいたいへんな暑さこの夏は暑さを耐え忍ぶ,忍冬ならず忍夏になりそうです。
私もクールシャツ,クール靴下,クールズボン
それに冷媒襟巻きを買ってみました。

節電や素足うちわの涼探し
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