行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

蝶のような蛾

2019-07-10 20:00:26 | 昆虫
6月下旬の山野の散歩道に写した
アゲハモドキ、ホタルガ、カノコガそしてトンボエダジャク、
蝶のような蛾たちを掲載します。


アゲハモドキ科アゲハモドキ。
灰黒色で、後翅の赤い紋、
ジャコウアゲハに酷似していますがアゲハモドキという蛾です。
体内に毒を蓄積しているジャコウアゲハに擬態して、
天敵から身を守っているのです。


マダラガ科ホタルガ。
赤い頭部に黒い翅、黒い翅には白い帯、
オシャレな容姿をしています。
林の周辺などの薄暗いところをヒラヒラと蝶のように舞います。
そのとき、翅の白帯がよく目立ち、印象的です。
昼行性の蛾です。


触角は雌雄共に鳥の羽のような両櫛歯状、
この触角、雄が太く、雌が細い。
つまり櫛歯が雄の方が長いのです。
上写真の個体は雄、その上の写真は雌の個体です。


ヒトリガ科カノコガ。
昼間に活動し、いろいろな花で吸蜜しますが、
葉の下に隠れていることが多いカノコガです。
翅が細く、蝶というより蜂に似ているかもしれません。


黒地に白紋が散りばめられた細い翅、
白紋の部分は半透明です。
このは白紋がカノコガ(鹿子蛾)の名の由来となっています。


シャクガ科トンボエダジャク。
栗の花のまわりなどをひらひらと優雅に飛んでいます。
名は姿がトンボに似ているからと書かれていますが
やはり蝶の方に似ているように思います。

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