行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

トモエソウ、ナミキソウ、コウホネの花

2024-09-09 20:00:10 | 花と虫
6月26日、
公園の散歩道にトモエソウ、ナミキソウ、コウホネの花を写ました。
いずれもそこに自生していたものではありませんが、
きれいに咲いていました。


長池公園の観察地にトモエソウ(巴草)が花をつけていました。
オトギリソウ科オトギリソウ属、
山地や河川敷の日当たりのよい草地に自生する多年草です。
かつてこの辺りにも自生しており、それが移植され受け継がれているそうです。


7~9月、5弁の大きな黄色の花を茎や枝の先につけます。
花弁が巴形のゆがんだ形をしているのが名の由来。
花柱の先が5裂して反り返り、その周囲に多数の雄蕊が見られます。


長池公園から薬師池公園へ。
長池公園の萬葉草花苑にナミキソウ(浪来草)の青色の花が咲いていました。
シソ科タツナミソウ属の多年草、
北海道から九州までの海岸の砂地にはえる海浜植物です。


したがって多摩丘陵には自生はなく、また似合わない植物と言えます。
しかし、普段は目にすることのない花を見られて名を知ることができました。
花期は6~9月、
上部の葉腋に1個ずつ、2個が並んで同じ方向を向いて花をつけます。
花冠は長さ2cm大の青紫色の唇形で筒部は長く、
タツナミソウに似た美しい花です。


大樽の水槽にコウホネ(河骨)の黄色の花が3つ、4つと咲いていました。
スイレン科コウホネ属に属する多年生水草です。
花期は6~10月、長い花柄を地下茎から水上へ伸ばし、
先端に直径 3~5 cm の黄色いカップ状の花を1個つけます。


北海道 (南西部)、本州、四国、九州とほぼ全国に分布、
日本固有種ともされています。
河川改修、圃場整理などによって全国的に激減しており、
一部の県では絶滅危惧種に指定されています。


オミナエシ(女郎花)が早くも咲いていました。
オミナエシ科オミナエシ属の多年生植物、
秋の七草の一つ、日本では古くから親しまれている植物です。
茎の上部で分枝した花茎の先端に、
黄色い3~4mmほどの小花を散房状に多数つけます。
秋の七草には、オミナエシの他にキキョウ、ハギ、ナデシコなど、
6月から花が見られるものがあります。
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