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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ツリフネソウ(釣船草)

2024-12-21 20:00:15 | 花と虫
9月26日、
散歩道の湿地に今年もツリフネソウが花をつけていました。


山の谷戸地にツリフネソウ(釣船草)が群生して咲いていました(9/26)。
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の1年草です。


花期は山地では 8月頃から、低地では 9~10月、
茎の先端部から細長い花序が伸ばし、
赤紫色の3~4 cmほどの横長の花を釣り下げるように多数つけます。
低地にあたるこの場所ですが、今年は少し開花が遅いようです。


野の花としては大輪、花色は赤紫色、よく目立ちます。
葉は鋸歯が大きい楕円形から広披針形です。
キツリフネより緑色が淡く、広披針形に近い形です。


ツリフネソウの花は
萼片と花弁がともに紅紫色で3枚づつあり、
計6枚の花弁があるように見えます。
雄しべは5個で花糸が短く、葯が合着して雌しべを包み込むようにあります。
そして、萼片の1個は大きく袋状となります。
その先端が細長い距であり、くるりと丸まるのが特徴です。


花弁は下の2個が大きく、黄色の斑点があります。
また花筒の内面は赤色の斑点が敷き詰められています。
ハナバチなどの虫がこの美しい斑点模様に誘導され、花の中に入ります。


咲きたてのツリフネソウにホシホウジャクが来ました。
他の花では、ホバリングしながら花の上から口吻を長く伸ばして吸蜜するホシホウジャクですが、
蜜源が長い花筒の最奥の距にあるツリフネソウでは、
ほぼ花弁にとまり、そこから口吻を長く直線状に伸ばして吸蜜するようですす。


ツリフネソウの群生にキタテハの秋型。
夏型と違って、翅色が鮮やかなオレンジ色となっていました。
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