行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ムギワラトンボはシオカラトンボ

2018-08-06 20:00:03 | 昆虫
シオカラトンボ、
最も普通に見られるトンボです。
小さい頃、トンボといえばこのトンボでした。
そして、ムギワラトンボとシオカラトンボが同じ種とは知らず、
捕虫網を片手にシオカラトンボだ、ムギワラトンボだと追いかけていました。
塩辛色をしているのでシオカラトンボ、
麦藁色をしているのでムギワラトンボなのですが、
シオカラトンボの雌と若い個体が麦藁色、ムギワラトンボと呼ばれることを
だいぶ後になって知ったように思います。


2匹とも麦藁色のカップルを見つけました。
交尾していますので雌雄のカップルです。
雄はまだ塩辛色になる前の若い個体、
雌も複眼の色から若い個体と思われます。


稲葉にとまっていたこの個体、
若い雄です。
腹部の第2,3節の下に副性器が見られます。
腹部末端に交尾の時に雌の頭を押さえて連結するための器官、
上付属器(じょうふぞくき)と下付属器(かふぞくき)が確認できます。


腹部は塩辛色に変わっていますが
胸部はまだ麦藁色、
いわば青年のシオカラトンボです。


塩辛色の成熟した雄のシオカラトンボ、
複眼が美しい青色です。
副性器と上付属器と下付属器が確認できます。



まだ産毛が目立つ、羽化したばかりの個体、
副性器の出っ張りが見えないので雌のようです。


この個体も若い雌、
複眼は薄茶色で、
腹部末端は尾毛(びもう)という器官、
雄の上付属器に比べて少し短いようです。


成熟した雌、
いわゆるムギワラトンボです。
複眼が緑色になるようです。


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