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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キブシとヒカサキそしてヤブサンザシの花

2022-04-01 20:00:31 | 花,植物
3月下旬の里山道、
キブシの独特の花が目をひき、
ヒサカキの花がなんとも言えない匂いを放ち、鼻を刺激します(3/23)。


キブシ科キブシ属キブシ。
春早く、葉が出る前に穂状花序を長く垂らし、
花序一面に小さな黄色の花をたくさんつけます。


花は淡黄色で長さ7-9mmの鐘形になります。


雌雄異株、
雌花、雄花とも雄蕊は8個で雌蕊は1個ありますが、
雌花の雄蕊は小さく退化しています。
写真は雄花、雌花より雄花の方が花序が長く、
見るのはたいてい雄花か両性花、雌花にはなかなかお目にかかりません。


ヒサカキはサカキ科ヒサカキ属の常緑の小高木。
3月、枝下に下向きに釣鐘形の花をつけます。
ヒサカキも雌雄異株、雄花の方が花が大きく、存在数も多いようです。
花は独特の匂いを発し、ヒサカキの花が近くにあることがすぐわかります。
この匂い、ガスの臭いとか、くせのあるラーメンの匂いとか言われますが、
私は田舎の田園の匂い、あえて言うと肥溜めの匂いを思い出します。


ヒサカキの花を下から写して見ました。
普通に見ればキブシの花とは全く違いますが、
こうしてみるとキブシに似て見えます。
花の大きさも同じ程度です。
上写真はたくさんの雄蕊が目立ち、雄花です。
雌花は雄蕊が退化し、花の真ん中に柱頭が3裂した大きな雌蕊があります。


ヤブサンザシの小さな花がたくさん咲いていました。
スグリ科スグリ属の落葉低木
本州〜九州の山野にまれに自生するとありますので
多分、植栽されたものと思われます。
ヤブサンザシも雌雄異株、
この花、雄しべがあるにはありますが、退化して小さく、雌花です。


そのヤブサンザシに虻が吸蜜していたので、
マクロレンズでねらって見ました。
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