行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

オカトラノオとヤブレガサ

2021-07-08 20:00:45 | 花,植物
6月初中旬、
丘陵の里山道にオカトラノオとヤブレガサの花を写しました。


自宅近くの公園の林間、
オカトラノオの花が咲き出していました(6/9)


オカトラノオ(丘虎の尾)、
サクラソウ科オカトラノオ属の多年草です。
花期は6月から7月、
茎の先に総状花序をつけ、白色の小さな花を下方から開花していきます。
花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がります。


オカトラノオのすぐ近く、
ヤブレガサも花を咲かせていました。
キク科ヤブレガサ属の多年草、
芽出しの頃の若い葉の様子が破れた傘のようであり、
花よりがこの若い葉がおもしろみ、馴染みがあり、名の由来でもあります。


ヤブレガサの蕾、上と同じ株を一週前(7/2)に写していました。
花は6~7月、茎の先に白色から淡紅色の頭花をつけます。
頭花は複数の筒状の小花からなり、
花冠は5裂し、花柱の先は2つに分かれ反り返ります。
また、若い個体は花茎を出さずに、古株になり栄養が蓄積されると花茎を出します。


長池公園でもオカトラノオを写しました(6/14)。
草丈は50~100cmほど、葉は互生し、長楕円形で全縁です。


なにか昆虫が来ないかなと思っていたら、
スジクロシロチョウが吸蜜にやってきました。
珍しい蝶ではありませんが、蝶がとまると花が生きます。


花付きのよい個体を選び、アップにして見ました。
直径1cmほど、花冠が深く5裂した白い小さな花が花序にびっしりと咲き見事です。
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