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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

フジとニセアカシアの花

2025-07-02 20:00:58 | 花,植物
多摩川の河川敷、
フジの花とニセアカシアが垂れ下がって咲いていました(4/24)。


4月24日、多摩川の右岸へ。
河川敷の雑木に絡まり、
フジ(藤)の薄紫の花がたくさんぶら下がっていました。


若葉の黄緑と薄紫色の花そして青い空、
春のパステルカラーに心躍ります。


フジ(藤)はマメ科フジ属のつる性落葉木本で日本固有種。
春、公園などの「藤棚」に垂れさがって一斉に咲く花も美しく見事ですが、
こうして山野に自生して咲く花には別の趣を覚えます。
別名はノダフジ(野田藤)、
藤棚の花も野に咲く花も同じ種です。


藤にはノダフジともう一つヤマフジ(山藤)があるそうです。
ノダフジは本州、四国、九州に見られ、蔓の巻き方が右巻き(時計回り)、
ヤマフジは兵庫県以西の本州、四国、九州に見られ、蔓は左巻きになるそうです。
また花房が長くなるのはノダフジの方のようです。
花期は春から初夏(4 ~6月)、普通は20 - 50 cm、長いものでは100 cmにもなるようです。


河川敷の土手道に垂れ下がっていたノダフジの花。
背景に武蔵野南線の鉄橋と多摩川を入れて見ました。


ノダフジの横にニセアカシアが咲き出していました。
北米原産のマメ科ハリエンジュ属の落葉高木、
標準和名はハリエンジュ(針槐)、枝には棘があります。


花期は初夏(5 - 6月)、フジより若干遅いようですが、
ほぼ同じ、そして同じマメ科で花が垂れ下がります。
ノダフジと並んでいたので、一瞬、白藤かと思いました。


ニセアカシア、葉腋から総状花序を出して白色の蝶形花が垂れ下がります。
花序の長さは10~15cmとノダフジに比べて短く、
一般にアカシアと呼ばれているのはこの花のことです。
甘い芳香のあり、アブ、ハナバチ、ミツバチが集まり、
ハチミツの重要な蜜源となっています。


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