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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

タチツボスミレとナカバスミレサイシン

2019-03-25 20:00:21 | 花,植物
3月、彼岸が過ぎ、
野にタチツボスミレの花があちらこちらに咲きだしていました。
そして、ナガバノスミレサイシンが花茎を伸ばし、
一輪ずつの花を咲かせていました。


タチツボスミレ。
ほぼ日本全土の平地から低山に分布し、
日当たりのよい道端や草原、森林などにごく普通に見られる代表的なスミレです。


タチツボスミレは有茎種。
数本から10本程度の茎を伸ばして咲きますが、
春早い花のころには茎はまだ短く、
花も葉も根元から直接出ているように見えます。
無茎のスミレとの見極めが難しい要因となっています。


花期は3~5月で花色は薄紫色、
花茎は葉の間から出て立ち上がります。
葉は丸っこいハート形です。


山斜面の階段横に花が一輪だけついたスミレを数個体見つけました。
タチツボスミレに花が似ていますが
じっくり見ると花に違いがあります。
ナカバスミレサイシンです。


ナガハスミレサイシン、
早春に咲きだすスミレで、
まず花茎が伸び、少し遅れて葉が出芽する特徴があります。
花色は白あるいは淡い紫色です。


出芽したばかりの葉はまだ未発達で花より小さく、
やがて長三角形、5cmほどに成長します。
これがナガバ(長葉)の名の由来。
タチツボスミレと違い地上茎がない無茎種のスミレで、太平洋側に多く分布します。
葉が短いスミレサイシンは日本海側に多く分布します。

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