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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ゲンノショウコの果実、種実

2021-11-09 20:00:03 | 花,植物
ゲンノショウコなどフウロソウ属植物の果実は蒴果(さくか)、
熟すと果実の下部から裂開し、その反り返る勢いで種子を散布します。


緑色から少し色づきはじめたゲンノショウコの若い果実、
長さ1.5~2cmほどの槍状、その下部には種実が育ち始めています(10/4)。


上のものより少し成熟が進行した果実、
果実は黒褐色となり、
果実の下部に位置する5個の種実も膨らみ、黒褐色に変わっています(10/9)。


まだ花がある中、
その横には開裂し始めている果実が見られました(10/9)。
花期が長いゲンノショウコ、
この時期にはいろいろなステージのものがあるようです。


右側の果実は開裂が終わり、種実を飛ばした後です。
開裂は5筋、縦に裂けます。その裂ける時の勢いで種を飛ばします。
左側は開裂前の果実です。


左は開裂後、右はもう間もなく開裂が始まりそうです。
ゲンノショウコの果実をいくつか写して見ると、
どれも1茎に2つが対になっています。
そして、その2つ、成熟のステージが異っているようです(10/18)。


10月下旬、ほとんどの果実が種子を飛ばした後でした。
種子を飛ばした後のこの形がお神輿の屋根の飾りを連想させるので、
神輿草(ミコシグサ)の別名があるゲンノショウコです。


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