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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

春のアゲハチョウ科3種

2021-05-26 20:00:23 | 花と虫
4月から5月に発生が始まるアゲハチョウ科の蝶、
なかなかとまってくれず、
飛んでいるところを見送ることが多いのですが、
5月初旬の散歩にて、
とまっているところに出くわしたアゲハチョウ科3種を並べました。


胴体や翅に鮮明な赤色の斑があるジャコウアゲハの雄が
ハルジオンに吸蜜していました。
黄色の斑である個体が多く、
こんなに鮮赤色ものは少ないように思います。


ジャコウアゲハ、
黒いアゲハチョウの一つ、
雄の翅色はクロアゲハと同じように黒色ですが、
雌の翅色は黄灰色です。


まだ若い個体でしようか、
翅色が黄灰色に成りきっていませんが
近くにジャコウアゲハ♀の姿がありました。
まだ葉が出たばかりの小さなウマノスズクサに産卵していました。
ウマノスズクサは幼虫の食草であり、
アリストロキア酸という毒性物質を持ちます。
幼虫はこの草だけを食べ、体内に毒を蓄積。
この毒は成虫になっても体内に残り、鳥などの天敵から身を守ります。


太い空色の斑列が美しいアオスジアゲハ、
この蝶もハルジオンに吸蜜していました。
どこにでも見られるハルジオンですが、
蜜量が多いようです。


もともとは南方系のアオスジアゲハ、
北限は東北地方、北海道にはいないようです。
昔は関東でも少ない蝶でしたが
今は最もよく見られるアゲハチョウになっています。
食草はクスノキ。


雨上がりの砂地で吸水している黒いアゲハを見つけました。
カラスアゲハであることを期待しましたがクロアゲハです。


蝶が湿地や地面で吸水しているのをときどき見ますが、
吸水活動をするのは雄であり、
雌がするのは極めて稀なことだそうです。
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