秋の七草の一つフジバカマによく似ていて,
花もほぼ同時期,秋の花のイメージがあるヒヨドリバナですが,
山道の斜面に早くも花をつけていました(7/30)。
キク科の多年草,
1mほどの高さまで伸び,葉は細長く,深い緑色の鋸葉
白色の小さな筒状花を茎頂にたくさんつける姿は
古くから同じ地に育ち続け,いかにも強情そうな夏の野の花です。
今は,ヒヨドリは一年中鳴いていますが,
ヒヨドリが鳴き出すころに咲くのでヒヨドリバナとつけられたようです。
このヒヨドリバナやフジバカマ,
アサギマダラ蝶が好んでとまる花としても知られています。
電柱の天辺で「ピーピュロピュロ」,
口を大きく開け,大きな鳴き声をあげていたヒヨドリです。
ヒヨドリはいろいろな鳴き声をあげるようですが,
こんなきれいな鳴き方もできるようです。
しかし,曇天の空が背景,
背景が白くなってしまい露出がうまくいきません。
昔は,東京近郊では,秋になると北から渡り,
春にはまた北へ戻るヒヨドリでしたが,
今は一年中留まり,夏にも見られるヒヨドリです。
ヒヨドリバナが夏に咲き出すのは
夏でもヒヨドリの鳴き声が聞かれるせいでしょうか。
数々の生命育み夏の雨