行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

蜻蛉1(アカトンボでない真っ赤なとんぼ)

2012-08-06 22:20:15 | 昆虫
蜻蛉や蝶,よく見るとどれも美しい造形を持ち,
景色,背景がそれぞれに異なり,
夏の野道の散歩での被写体としては楽しいものです。
貴重種や珍種ではありませんが,
7月に撮ったそんな蜻蛉たちを紹介します。


全身真っ赤なショウジョウトンボ(猩猩蜻蛉)の♂です。
真夏の草緑がその赤さをより際立たせています。


枯れた紅いスイバにとまっていたショウジョウトンボ,
こんなにも全身が赤いのに,
アカトンボ(アカネ属)ではないのだそうです。
アカトンボでないトンボがアカトンボより赤いトンボなのです。


初夏から秋まで,池や水田などに普通によく見られ,
都市部周辺にも観察されるショウジョウトンボですが,
こんなにも赤くなるのは雄だけ,
写真はは異なる個体ですが,
両者ともほんとうに真っ赤です。


こちらは正真正銘のアカネ属のアカトンボ,
ミヤマアカネです。
ショウジョウトンボより一回り小ぶり,
これがアカトンボの標準サイズでしょうか。


この日は戻り梅雨,前日から十数度も温度が下がり,
寒いとさえ感じられる日でした。
そのせいでしょうか,細い草茎にじっととまっていてくれました。
翅の先端より少し内側にある太い茶色の帯が,
ここでミヤマアカネと判別ができる
他のアカトンホにはない特徴です。
体色が橙色で,縁紋が白色なので写真はメスの個体です。
雄はもっと赤くなり,縁紋も紅色になるそうです。

梅雨戻り草に動かず赤蜻蛉
コメント
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