野道,山道の枯落葉のなかに,
薄紫色のスミレがあちらこちらに咲いています。
いずれもタチツボスミレのようです。
日本で最も一般的に見られるスミレ,
道端や山斜面を観察して見つかるのは
たいがいこのスミレです。
スミレの花は一見やさしく,ひ弱そうに感じます。
しかし,けっこうたくましく生命力も強いのです。
石段の石の隙間に根を下ろし,
たくさんの花を咲かせていました。
野を歩き,足元のスミレを見つけるのは,
春の散歩の楽しみの一つです。
こんな石の間にもスミレが咲いていました。
これもタチツボスミレと思われますが,
花色が少し濃めの紫色です。
薄紫色が多いタチツボスミレですが,濃い紫もあるようです。
こちらも,同じような濃い紫の花のスミレです。
タチツボスミレに混じり,2,3株咲いていました。
しかし,葉がタチツボスミレとは違います。
何も冠がつかない,これはただのスミレです。
春の野を覗けばそこにすみれ花