春の日をいっぱいに浴びて,
ムラサキハナナの紫色があちらこちらに咲き,
明るい春野を演出しています。
ショカッサイ,ハナダイコン,オオアラセイトウ,
いろいろな名で呼ばれるこの花,
菜の花に似ていて紫色の花なのでムラサキハナナです。
もともとは栽培されていたものと思われますが,
いまや野に飛び出し,
あちらこちらに群生して咲いています。
咲き出したばかりの花に雨が降ってきました。
若い花はワックス塗りたての車のように
水玉をつくっています。
そんなムラサキハナナの花を眺めていると,
蜜蜂が何匹かきて,
次から次へと花を巡り,さかんに蜜を集めだしました。
よくみると,蜜蜂の後ろ脚に黄色の塊が認められます。
いわゆる花粉だんごといわれるもので,
蜜蜂は花を巡り,蜜を集めるとともに,
ここに花粉をだんごにして貯め,巣に持ち帰るのです。
蜜蜂にとって花蜜はカロリー,
花粉はタンパクそしてビタミン,ミネラルとして
重要な栄養源のようです。
蜜蜂や花粉かごには春一杯