クレオメの名,そしてその姿はなにか妖しさ,妖艶さを感じさせます。
長く伸びた雄蘂とたくさんの細長いピンク色の蕾がその要因でしょうか。
クレオメは南アフリカ原産のフウチョウ科の草本,
西洋風蝶草,酔蝶花の別名が付けられています。
花びらを蝶の羽,長い雄蘂を触角や脚に見立てたものと思われます。
酔蝶花の酔はこの花が,蕾から咲き立ての頃はピンク色で,
段々と花が開いてくると白くなるところから付けられています。
酔芙蓉からの発想と思われます。
酔芙蓉は朝方が白の花色で時間が経つに連れて赤味を増し,
夕方には赤色に変わる芙蓉の一種,
段々と赤くなっていく様子を酔っていく姿に見立てて,
酔芙蓉と粋な名前が付けられています。
酔蝶花は朝方が赤(ピンク)で,段々と白色になっていくそうです。
酔芙蓉とは逆です。覚酔蝶花が正しい名になるでしようか。
バブル世の今より善かれ酔蝶花