

1月ごろでしょうか,時々通る道路の脇,
葉がすっかり落ちた裸木に薄茶色の実らしきものがたくさんついている樹がありました。
そのときはなんの樹だろうといましたが,
5月15日,その樹に,薄紫の花が咲き,おおきな桐の葉が出ていました(写真上)。
やはり桐の樹だったようです。きれいな花が咲くものです。
桐はゴマノハグサ科の落葉広葉樹,10~15mに成長する高木です。
質のよいタンス材になるところから,
昔は女子が生まれると庭に苗を植えたようです。
嫁に行く時にタンスを作り,嫁入り道具にするためです。
また,毎年,春になるときれいな花を咲かせます。
まさに一石二鳥になるわけです。
写真下は今年2月,鹿児島旅行で撮った桐の木です。
樹のりっぱさと,薄茶色の実らしきもののおもしろさに引かれ,写してみました。
今回花を見,花の咲き方を見るとその実らしきものは,
多くは蕾で,いくつか,少し大きめの粒が昨年の実の殻が残りのようです。
一時暑いと思える日が何日か続き,このまま夏に突入かと思いましたが,
先週は4月上旬の陽気に戻ってしまいました。
東北地方などではかなりの積雪もあり,冷害が心配されているようです。
夏服にいつに変えよか桐の花