MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

生田緑地公園・日本民家園散策

2024年05月16日 | まち歩き

生田緑地のバラ苑を散策の後、古民家の野外博物館(日本民家園)を見学してきました。

日本民家園には、東日本の各地から移築された古民家や水車小屋など国や県の文化財に指定されている代表的な建物が展示されており、時代を越えて日本の伝統の民家文化を見ることが出来ました。

日本民家の歴史や基本的な資料が展示されている「本館展示室」の入口から「宿場」・「信越の村」・「関東の村」・「神奈川の村」・「東北の村」に分かれたゾーンで25軒の民家が展示されています。

 

エントランスの「原家住宅」は、入母屋造りの2階建ての明治時代の木造建築で、多くの座敷や居間などがあり、格式高い豪壮な景観は圧巻の姿が見られます。

奥州街道から移設された馬宿だった「鈴木家住宅」

散策路沿いには、歴史観ある庚申塔が設置されています。

長野市郊外から移設された「水車小屋」は、直径3.6mの大型水車の回転によって製粉や精米を行う挽臼や石臼も揃っています。

水車小屋横の「地蔵観音・馬頭観音像」

越中五箇山から移設された急勾配の屋根の合掌造りの「江向家住宅」

白川郷から移築された「山下家住宅」も巨大な切妻屋根の壮大な合掌造りの外観が素晴らしく民家園の代表的な民家となっているようです。

越中五箇山の利賀集落から移設された「野原家住宅」

奄美諸島から移築された「沖永良部の高倉」は、太い四本柱に支えられた高倉で茅葺屋根裏は穀物を収納する倉として利用されていたようです。

山梨県から移築された「広瀬家住宅」は、軒の高さが低い切妻屋根で壁が多く閉鎖的な甲州民家で内部の屋根裏には、太い梁や飾りが見られる威風な光景も見られます。

茨城県笠間地区から移設された分棟型の民家の「太田家住宅」では、土間に多くの農機具などが保存され、周囲には貴重な庚申塔・石祠も見られます。

山形県の出羽三山から移築された「菅原家住宅」は、寄棟造りの茅葺屋根にハッポウ造と呼ばれる高窓があり、威風な景観が見られます。

「工藤家住宅」の馬屋には、当時の様子を想定した竹造りの馬が見られます。

奥の池の周辺には、樹々の姿が映り込む緑の池や高木のメタセコイアの林が拡がり、清涼感溢れる空間が造り出されています。

メタセコイアの林の奥の広場にある岡本太郎美術館前の広場には、記念の石造りのモニュメントや高さ30mのシンボルタワー「母の塔」が立ち、7本足の巨木の上に母と子供たちが天空に向かってバンザイする姿が見られますが、永遠の生命を表現してた空間が創られています。

生田緑地のバラ苑や緑豊かな森林の光景や民家園の歴史観溢れた景観を堪能していました。


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