MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

開国の街・浦賀寺社巡り

2021年05月07日 | まち歩き

くりはま花の国から開国の街の浦賀港周辺の寺社を巡ってきました。

久里浜駅近くの「尻こすり坂通り」を過ぎると、平作川に架かる夫婦橋を渡り210号線を行きます。

夫婦橋からの下流を望むと多くの吊り船が停泊していました。

夫婦橋は横須賀の風物百選に選ばれていますが、その由来は案内によると、何回も洪水があったそうで、愛娘が犠牲になりその人柱として橋の下に埋められました出来たという伝えられる橋だそうで、以前は中州に架けて二つの橋で出来ていた伝説の橋でした。

橋の先には、頭の上に犬?が乗る可愛い石仏が鎮座しています。

長い坂道を経て浦賀港の西叶神社に向かいます。

西叶神社は、京都神護寺の文覚上人が源氏の再興を祈願して石清水八幡宮を勧請して創建された古刹で、社殿には、無数の立派な彫刻が施されています。

階段上の二匹の狛犬の脇には、子狛犬も見守っています。

浦賀湾の対岸には、東叶神社もあり、300年の伝統ある浦賀の渡し船で東叶神社へ向かいます。

東叶神社は、裏山の明神山には、勝海舟が太平洋横断前に山頂で断食したと伝えられる歴史スポットとなっています。

西と東の2つの神社に参拝すると願いが叶うことから、古くから叶大明神とも呼ばれるパワースポットとなっているようです。

拝殿前から振り返ると、浦賀湾の入江が望めます。

拝殿前の狛犬は、それぞれ子供犬を抱きお乳を飲ませているのと背中におんぶしている珍しい狛犬が見られます。

参拝して裏山の明神山へ224段の急階段を上ります。

山頂の広場には、鬱蒼とした新緑の樹木が茂り、本殿の奥の院や勝海舟断食の跡、東照宮、慰霊塔などが保存されています。

勝海舟断食跡

本殿奥の院

山頂の展望台から東京湾を望む光景を見ながら一休みでした。

明神山を下り社務所の周辺には、身代わり弁天の厳島神社や勝海舟が断食修行の折に水垢離した井戸が残されています。

不動尊石刻碑

東叶神社から浦賀湾沿いの道の先には、東耀稲荷があり、社殿の屋根には珍しい大黒天や恵比寿の飾り瓦が見られます。

また拝殿の欄間や格天井などには、素晴らしい彫刻が飾れており、浦賀の貴重な歴史文化財が保存されています。

その先の乗誓寺は、曽我兄弟の子が開基したお寺で境内には曽我兄弟の銅像が見られます。

山門横には、親鸞聖人お手植えの大木の銀杏の木が聳えています。

浦賀の街の開国の歴史や伝統の寺社の歴史を学ぶ歴史散歩でした。


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