MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

ぶら散歩~柴又帝釈天

2018年06月23日 | まち歩き
堀切菖蒲園をぶらついてフーテン寅さんの故郷の柴又帝釈天を散策してきました。

柴又駅前には以前には、柴又のシンボルである「男はつらいよ」の旅に出る「フーテンの寅さん」が迎えてくれ、今回は更に寅さんを見送る「さくらさん」の銅像も増えてお別れのシーンが演出されています。



参道の入り口には、「帝釈天王安置」石碑の下に可愛いお猿像が何かを見上げていますが、何か訳ありの姿でした。




約200mの参道には、昔ながらの懐かしいお店が並び江戸の風情を感じます


参道の先には、「柴又帝釈天題経寺」の二天門に到着し、
二天門は、入母屋造りで創建120年の唐破風の素晴らしい楼門で、増長天と広目天が安置されています。


二天門の左手には、四手先の舛組と木彫を施した大鐘楼が見られ、昭和の名鐘と言われているようです


帝釈天のご本尊を祀る帝釈堂では、樹齢450年の大きく枝を伸ばした「瑞龍の松」との素晴らしい景観となっており、「瑞龍の松」は、東西南北に長く枝を延ばし龍が這うような姿が見られます。


彫刻の寺とも呼ばれる帝釈堂内陣の外壁には、素晴らしい木彫りの胴羽目彫刻の大作が飾られています。
これらの彫刻は、法華経の説話から選ばれた題材を元にして彫られたものだそうです。






「三車火宅の図」


「一雨等潤の図」


「多宝塔出現の図」


「法師守護の図」


また、帝釈堂下部の回廊には、素晴らしい龍の彫刻も施されていて、回廊を行きつ戻りつして観ていましたが流動感溢れる素晴らしい作品でした。
どの作品も一刀彫の細微な作品で国宝級の頂点を極めた作品でしたが、現在は東京都の重要文化財に指定されています。






彫刻ギャラリーを堪能して、「邃渓園(すいけいえん)」を巡り、「寅さん記念館」へと向かいました【続く】
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