昨秋以来の上野公園となりましたが、5年間に亘って改修工事が行われていた上野東照宮の工事が終了して一般公開されていると聞き、参拝訪問して透塀内を拝観してきました。
大石鳥居をくぐり参道入り口には水舎門がありますが、屋根や天井は実に豪華で由緒ある門で、上屋を移設したものだそうです。
参道を進むと、動物園側に五重塔が聳え立っており、参道の木々の落葉しているので今の時期ならの展望でした。
石灯籠や銅灯籠が並ぶ参道の脇には手水舎がありますが、何故か水は無く巨大な鈴がぶら下げてあります。説明によると、石工 石屋八右衛門が奉納したもので鈴の来歴は不明だそうで、珍しいので人目につくところにと水屋に付けられたそうです・・・(・.・;)
東照宮名物の銅灯篭が並びますが、諸大名が奉納したもので48基が並びます。
参道の先には、昨年までベールに覆われていた唐門が金色に光り輝いており、総金箔のようですね。改修前はもっと赤い門だったと記憶しているが、その奥の拝殿・本殿と合わせて素晴らしい輝きを為していました。
金色の扉の両側の登り龍の彫物も再現されたようですね~
拝観料を払って中に入ると真っ先に目にするのが、御神木の大楠でした。
樹齢約600年で、上野の祖木と言われており、幹の太さは約8Mもあるそうで、圧巻でしたね。
その先には、強運開祖のお狸様の「栄誉大権現」が鎮座しており、受験の神様としても信仰があり、今年は多くの受験生が訪れていたそうです。
透塀の門をくぐり本殿の周りに入ると、もう金ぴかの本殿・拝殿が言いようのない美しさを見せており、しばし近づけない程の圧倒されましたね。
拝殿前に回ると、金色と黒の色調で豪華な造りですが、軒下の極彩色の彫物も龍や狛犬も見られ素晴らしいの一言です。
拝殿の扉もピッカピカの金箔が張られているようで、これが正に豪華絢爛というのでしょうか?
また、唐門の裏側は、軒下には極彩色の透かし彫りの彫刻が装飾されており、門の両側には龍の彫物が飾られて、表側では想像すら出来ない豪華なものでした。
扉の透かし彫りも金色に輝き材料は何だろうと?興味が湧いてきますね~
拝殿や本殿の扉や壁も素晴らしいですが、軒下の極彩色の彫物や肘木・垂木などの色彩も出色ですね。
透塀の透かしや扉に施されている彫刻もウグイスや雀などの野鳥に、松や椿、梅、竹などの植物と合わせてその色などが荘厳な雰囲気を醸し出していましたね。
豪華な雰囲気に酔いしれて後にして参道へ戻ると、ぼたん苑では牡丹祭りが開かれており、牡丹は春の花と思っていたが、冬牡丹が満開だったようです。
境内を出ると、大石鳥居の脇には「お化け灯篭」がありますが、高さ6m、笠石の周囲3.6mとタワーのような巨大なもので日本三大灯篭になっているそうです。
この後、さらに上野駅から浅草へと足を延ばしてみました・・・【続く】