毎年初詣は地元の江ノ島神社から始まりますが、新年は「壬辰(ミズノエタツ)」年となり、江ノ島には辰(龍)に関する様々な伝説が伝わり、江ノ島といえば「龍」を連想するほど、龍の島である。
元旦には、江ノ島での初日の出を望むことが出来なかったが、この日は快晴の湘南海岸をポタリングで鵠沼海岸から江ノ島~鎌倉へと向かい冬の湘南の海の美しさを味わいました。
鵠沼海岸に着くと期待通りに霊峰富士山が実に美しき姿が見えており、駅伝の激戦が展開された箱根の山々や伊豆半島、伊豆大島がくっきりと見えるこの時期ならではの素晴らしい景色が望めていた。
この日の海岸は、風が強く波も高かったが、サーファーの姿は少なく、寄せては返し打ち砕ける白波は、何とも美しいアートを描いていた。
砂浜では、近くの高校生の初トレーニングが行われていたが、指導官の罵声が飛ぶ中で、「行くぞ~イケー・・・ハイ 」と元気な声が続き、思わず頑張れよ~と励ましの言葉を送っていた。
江ノ島弁天橋に着くと、竜神が殊の外大きな姿で迎えてくれて、記念写真を撮る客も多く、改めて龍(辰)の年であることを実感していた。
参道はそれ程混雑はなく石段を駆け上がり竜宮城のような「瑞心門」をくぐると、 「弁財天・童子像」に出会い、これも江ノ島縁起に基づいて創られたそうですが、白龍と童子が迎えてくれました。
江ノ島神社(辺津宮)には、丁度大安の日でもあり、地元の企業などの初詣の参拝客が多く見られて賑わっており、一緒に復興と健康を願って参拝後、弁財天の奉安殿と八坂神社を参拝して、児玉神社へと向かった。
児玉神社を訪れる参拝客は少ないが、江ノ島のパワースポットとも言われており、日露戦争の英雄である児玉源太郎を祀る社ですが、「坂の上の雲」の放映後にゆかりの地として訪れる人も増えて人気スポットにもなっているようです。
広くない境内ですが、後藤新平や謝介石の詩碑や激戦地だった203高地(爾霊山)の石碑が設置されており、児玉源太郎を偲ぶことが出来るものを見ることが出来ます。
また、神社の狛犬は台湾から送られた名狛犬ですが、その彫や姿は他では見られない造形美があり、さらに秘密のシンボルが隠されています。
弁天橋へ戻ると、えのすぱから鵠沼海岸や相模湾の先に見事な富士山が望めてまさに絶景が拡がっていました。
弁天橋を渡り片瀬東浜へ出てみると、ここでも高校陸上部のアスリートが駅伝ならぬバトンリレーのハードトレーニングに励んでいたが、聞けば冬休み恒例の交換トレーニングだそうで、額に汗してその厳しさが滲み出ていた。
この後、134号線を走り逗子マリーナから鎌倉へと向かった。
【明日に続きます】