冬の陽射しの温もりを感じる絶好のスケッチ日和となり、久し振りに横浜の開港広場周辺へスケッチに出かけてきました。
日本大通りエリアに着くと、横浜港は抜けるような青空が拡がっており、日本大通りから象の鼻パークへ通じるイチョウ並木は、やや見頃を過ぎていたが黄金色のイチョウの先に見える神奈川県庁(キング塔)や横浜地裁、開港記念会館など素晴らしい歴史的建築が光り輝いていました。
開港広場周辺までスケッチポイントを探しながら散策していたが、どちらを観ても素晴らしい光景ばかりで、スケッチのメッカと言われる由縁であり、日本大通りには多くのスケッチする画家?の姿が見られ、思いは誰も同じだったようだ。
迷いながら県庁(キング塔)脇から開港記念会館の朝の陽射しを受けた光景に惚れ込んで一枚目に挑戦してみたが、この会館は何度描いてもクラシックなスタイルと赤レンガに白帯の外観は見た目が余りに複雑で難しく 特に青い空へ突き抜けるような時計台タワーは、簡単に寄せ付けないような魅力があります。
通りすがりの通行人から声を掛けられながら描いていたが、その中には丁度この朝に大桟橋に入港した帆船の若いセーラー服姿の船員もあり、港町横浜の雰囲気が漂っていました。
午後からは、次のスポットを探しながら開港広場から象の鼻パークを散策していたが、みなとみらいエリアのランドマークやクイーンズタワーなど素晴らしい眺めがあり、大桟橋には珍しいロシアの帆船「ナデジェダ号」が入港しており、この日も多くの観光客でにぎわいを見せていた。
午後は、象の鼻パークから、象の鼻の防波堤を望みながら船溜まりにある「船のある風景」が何とも魅力的で、迷わずにスケッチブックを拡げていた。
船の溜まり場には、大小のカラフルなボートが多く停泊していましたが、ボートの形の表現や水面への映り込みを描くのはとにかく難業で、何度描いても不満足でこの日も筆を入れ過ぎてう~ん・・・・・
青い空と海の間に拡がる空間には、潮風の香りや温かみを感じる雰囲気があり、常に散歩を楽しむ人々が行き交っていた。
みなと横浜の開港の歴史と絶景を楽しみながらのスケッチ散歩の一日となった。