今年も、元旦以来好天に恵まれていたので、明治神宮の参拝客は320万人を超えていたそうである。
毎年、参拝しているが、混雑を避けて この日午後に明治神宮へ初詣に出かけてきました。
原宿駅を出ると、平日でもあり竹下通りへのギャル族も意外と少なく、スムースに神宮橋に出て、大鳥居をくぐり森の中に入り参道の砂利道を歩くと、外の喧騒が嘘のように静寂な雰囲気となり、別世界のようである。
砂利を踏む足音も心地よく聞こえて歩むステップも自然とリズミカルになってきます。
南参道には、フランスのブルゴーニュ地方より 献納されたワイン樽が並べられていたが、どうも正月だけではないそうだ。また、反対側には これも献納された日本酒の樽が積み上げられていた。
御苑の北門に着くと、入門のために約50人の長い行列が出来ており、今話題のパワースポットである『清正井』(きよまさのいど)に向かい写真を撮る人たちだろう。本殿への参拝を後にして、列に並んで御苑に入り「清正井」への整理券を受け取り、井戸へと走る。
御苑は広大な庭園で多くの池の周辺は美しいが、今の時期には、御苑内の菖蒲園も睡蓮も見どころもなく、「清正井」以外に見どころはないようだ。
花菖蒲田の散策道を進み、その先の奥へと進み、整理券を渡して行き止まりに、「清正井」がありますが、約50人近い列が出来ていて、整理員が速やかに後と交替するように、促していました。
狭い場所で、デジカメ・携帯に何枚も写真を撮るので、中々交替が進まず、すぐ前の外人のグループも、珍しそうに撮影に懸命でした。約30分待ってようやく写真を撮り退却したが、後ろの方も友人知人の代表で来られたそうだ。
引き返して、南神門から本殿に入ると境内は、今日も仕事帰りのビジネスマンなどの参拝客で埋まっており、御祈祷受付にも長い列が出来ていたが、心新たにお参りして、健やかな一年であるように祈願した。
お参りの後には、夫婦楠周辺や本殿前のパワースポットに、しばし立ち止まってパワーをいただいていた。
また、境内には、書き初めの展示会だろうか、素晴らしい子供達の作品が展示されていたが、そのコピーにも、新たな卯年の願いが込められていたようだ。
帰路は、西参道に回り参宮橋へと向かったが、ドコモタワーを望む北池周辺の静かな雰囲気にも、マイナスイオンが充満しているような空気を感じていた。
境内に掲げられていた明治天皇の御歌の「さしのぼる 朝日の光 くもりなく さかえむ国を わがいのるかな」 が、今年の明るい希望を詠んでいるようで非常に印象深かった。