新春の福を呼ぶ七福神めぐりが、各地で人気を呼んでいるようですが、先週の「藤沢・七福神めぐり」に続いて、この日は、「横浜瀬谷・八福神」めぐりのスタンプ帳を知人より入手し、ポタリングで出かけてきました。
瀬谷の八福神とは、七福神にダルマ大師を加えて八福神となっているようで、古くから全国的に珍しい「八福神」として信仰が広がっていると聞く。
藤沢湘南台から境川サイクリングロード(CR)へ出て北上し、宮久保橋から環状4号線(海軍道路)へ向かい、次の順路で8寺社と周辺の歴史スポットをポタリングしてきました。
①全通院勢至堂(寿老人)⇒②宗川寺(福禄寿)⇒③西福寺(布袋尊)⇒④寶蔵寺(弁財天)⇒⑤長天寺(ダルマ大師)⇒⑥徳善寺(毘沙門天)⇒⑦善昌寺(恵比寿神)⇒⑧妙光寺(大黒尊天)と、回りました。
最初に訪れた下瀬谷橋の、「全通院勢至堂(寿老人)」は、徳善寺(毘沙門天)の別院だそうで、藤の古木や富士山の展望が見どころと聞きましたが、この日は残念ながら富士山の姿は見えません・・・また、寿老人は、本堂の奥に鎮座されており、よく見えませんでした。
続いて、歴史の道「かまくら古道」を走り中原街道を渡り、「宗川寺(福禄寿)」へ。
「宗川寺」は、中原街道沿いにあり、大樹の夫婦銀杏としだれ桜が有名のようで、落葉していましたが、その威容が偲ばれました。また、「中原街道瀬谷問屋場跡」だったそうで、当時の面影は感じませんでした。
続いて古道をさらに北上して「西福寺(布袋尊)」へ。西福寺の境内は、大変広く大木のシイの木や見事な枝ぶりの紅梅が、見ごろになっていました。
また、境内には、珍しい布袋尊の石像や仏足石などが鎮座しており見どころが多く、参拝客も次々と訪れていた。
次に、厚木街道沿いに出て、「寶蔵寺(弁財天)」へ向かうと、約150人の八福神巡り参拝ツアーが訪れていた。聞けば、瀬谷区が休日に開催している「八福神めぐりウオーキング」イベントで、瀬谷駅を出発してきたそうだ。
小さな祠の弁財天を一行が取り巻きながら参拝されていたが、弁財天の周りには、「不動明王像」や「宝船」、「守り本尊」などが並び、それぞれが大変興味深いものでした。
次に、瀬谷駅から「長天寺(ダルマ大師)」へ向かうが、ここは元瀬谷村役場があった跡だそうで、境内にはダルマ大師がお迎えしています。境内の北側には、昔の横穴古墳群も発見された跡が残されていました。
ダルマは、七転び八起きの縁起がよいものとされていて、七福神に加えられたとか???
次のスポット「徳善寺(毘沙門天)」へと、海軍道路を横断して「かまくら古道」へ入ると、すぐ左手に、由緒ある美しい山門(平成門)が見えてきます。
平成門をくぐると阿吽の金剛力士像が迎えてくれ、 本堂、 鐘楼、 毘沙門天堂、へと続く広い境内が広がっていた。萩の寺としても有名で、秋には、 紅白の萩で賑わいを見せるそうです。また、親子?の石像の微笑みの顔が何とも福を呼びそうで嬉しいですね・・・・
ここからは、「かまくら古道」に入るが、もう少し古道としての昔の面影が見れるかと思っていたが、普通の狭い田舎道風?の道が続き、まもなく日枝神社に到着。
横浜市指定の名木100選に選ばれている樹齢300年のケヤキが聳えるが、その天に伸びる高さ40Mの樹形が素晴らしい。
さらに進むと、道路の両側の景観がすっかり変わって、大木のケヤキ並木や旧家の家並みが続いており、昔の面影が見え隠れして、長い歴史の重みが伝わってきます。