子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶいぶり校5月【あびら森たんけんと手打ちうどんde春を食べよう】

2014年05月14日 09時08分00秒 | いぶり校

新学期を迎え早1か月。

1年生も学校生活に慣れてきたころでしょうか。間もなく運動会の練習なんかも始まりますね。

イエティくらぶは5月から新学期がスタートです!

いぶり校も先日、今年度、最初の活動を行いました。

今年も1年胆振管内はもちろん、黒松内校とのコラボプログラムや、合同キャンプでは東川へとあっちへこっちへお出かけしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今年、最初の活動は春の山菜探しとうどん作りin安平町追分。

楽しく美味しい活動の様子をお届けします。

 

2014年5月11日(日)天気:おひさまピカピカ!気温高し!絶好のお出かけ日和☆

今月のイエティくらぶいぶり校は、苫小牧のお隣・安平町追分へお出かけです。

苫小牧・登別から10人の子どもたちが集結し、車に乗り込み、いざ出発!!

車で走ること約45分。追分にある農産物加工研究センターに到着しました。

おや、もうすでにお友達を発見した様子。さすがイエティっ子であります。

まずはスタッフ紹介と今日一日のスケジュールについてやまちゃんからのお話です。

さ~て、本日のスケジュールは…

その1>安平の森を探検し、山菜探しをする

その2>胆振産の小麦を使ってうどんを作る

その3>うどんを切ってゆでる&山菜天ぷらを揚げて特製・春うどんを作る

その4>みんなで美味しくいただく

の4本です!

今日は、安平町で食育活動などでご活躍されているNPO法人ココ・カラの内藤さん(ないちゃん)と赤坂さん(あかちゃん)にご協力をいただき、森の案内や山菜の見分け方、うどんづくりを指導していただくことに。

心強い助っ人です。

身支度を整え、さっそく森たんけんに出発です。

「ほら、ここにあるよ」とあかちゃんが指をさした先にボウナ(ヨブスマソウ)が。

三角の矢印みたいな葉っぱが特徴ですね。

その後も一歩進めば山菜に当たるという具合に次々と色々な山菜に出会いました。

あっという間に買い物袋いっぱいの山菜ゲットです。

うまいものにはトゲがある。そんなイラクサは必殺・ゴム手袋で摘みとります。

「あら、スドキももう出てるわ」と教えていただいたのは、葉っぱが手の形をしている可愛い山菜。

少年少女は高みを目指す。なぜならそこにはギョウジャニンニクがあるからだー!と急こう配な斜面にも果敢にチャレンジです。

お目当てのギョウジャニンニク。葉っぱが1枚の葉まだ若いから採らないでおいて、2枚出てるのから採るのが良いよと教えてもらいました。

近くを流れる小川にて、何やら動くものを発見!

「なになに?」「魚だ!」「うわ!いっぱいいる!!」

ヤツメウナギの群れがにょろりにょろりと泳いでいました。

「初めて見たわ!」と案内役のないちゃんが感動されていたのが印象的でした。

普段、良く来ている場所・目にしているものでも、色んな人と一緒に来ると違う視点ができるので、新しい発見があるのかもしれません。

山菜探しとおまけの魚探しは楽しかったね。

さて、戻ってお昼を食べたら今度はうどん作りが待ってます。

 

お昼ごはんのおにぎりを頬張り、雨がっぱ姿からエプロン姿にへ~んしん!

手打ちうどんの作り方をないちゃんから教わります。

まずは小麦粉が入った袋を開け、塩をまぜ、水を入れてこねていきます。

ないちゃんのデモンストレーションではあっという間に生地がまとまっていきます。

「粉が全部まとまって、これぐらいの硬さになればOKよ」とお師匠さん。

さぁ、みんなもレッツトライ☆

が、見るとやるとは大違い!簡単そうに見えた作業ですが、なかなか上手に生地がまとまりません。

悪戦苦闘しながらそれでも一生懸命こねて、こねて、こねて…

  

ふぅ!やっと生地がまとまりました。

お次はコメ袋に入れてぎゅっぎゅと足で踏みます。

これをすることでうどんにコシがでるのです。

 

 

さて、ここからはいよいよ春うどんの準備です。

高学年チームはうどん作り、低学年チームはとってきた山菜を天ぷらにする準備をしました。

高学年チーム、うどんの生地を伸ばして細く切り、茹でていきます。

職人さん顔負けの手さばきです。

切ったうどんはこんな感じ。

包丁なんかもうまく使ってフキの皮も剥いてくれました。

低学年チームはとってきた山菜を選別。キレイに水洗いします。

ボウナ、スドキ、イラクサ、アズキナ、ギョウジャニンニク、ヨモギ、タンポポ、フキ、イラクサ。

いろ~んな種類の春の山菜が採れました。

この山菜は天ぷらにします。

カラッと美味しく揚がりましたよ。

タンポポは水で洗うとしょんぼりしぼんでしまいますが、油の中にはなすと再びきれいに広がるから不思議。

こうしてみんなが力を合わせて春うどんが完成!

お味はいかがでしょうか?

  

春うどん、美味しい人は手ぇ挙げて!「ハーイ!!」

山菜を初めて口にした子もいましたが、美味しい!と言って食べていました。

「山菜食べたら、一瞬、三歳に戻るんだよ?」

「えー?!ほんと??」なんて冗談も言いながら食べるうどんは本当に美味しかったです。

ごちそうさまをしたあとは、みんなで後片付け。

洗物も床やテーブルの掃除もみんなでやるとあっという間に片付きます。

帰る準備が整い、外に出ると目の前にあったのは小麦畑。

今日のうどんのふるさとです。

お世話になったないちゃん、あかちゃんにみんなでお礼を言って帰路に着きました。

なんと今回はうどんと山菜のおみやげ付き。

あんなことがあった、こんなことをしたとおうちの人にお話ししながら食卓を囲んでもらえていたら幸いです。

 

春の山菜採り、森の恵みを少しおすそわけしてもらい、みんなで美味しくいただきました。

自分たちで採って、自分たちで調理をして、みんなで楽しく美味しくいただく。

このことが子どもたちの味覚を広げていくことにもつながっていくのだと思います。

ご協力いただいた内藤さん、赤坂さん、本当にありがとうございました。

ココ・カラさんでは定期的に地元の食材を活かした食育活動を実施しています。

興味・関心のある方はぜひ!ブログで色々な情報を発信されています。

NPO法人ココ・カラさんブログ http://ameblo.jp/npo-coco-kara/

 

さて、来月は黒松内にお出かけです。

また一緒に冒険に行きましょう☆

 

 

いぶり自然学校 山田由美子(やまちゃん)・上道和恵(うえちゃん)

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